差し入れ

元差し入れおじさんとしては、手ぶらじゃ行きづらいので、
前日、北千住へ買い物に出掛けた。
その日、母ちゃんが「紅葉を見にいこうよう」と言うので、
水元公園へ、長女次女と一緒に4人で出かけた。
トップの写真は、その時撮った物。

それから、4人で北千住へ行き、私は、明日の差し入れを物色。
「お父さん、何個買うの？」と長女に聞かれ、「8人分だ」と答えた。
何にしようかなと探してる途中、見る物全部美味しそうに見えてきてね、
自分用に買ってると、「オイ、オヤジ。それ、誰に差し入れするんだ」と叱られた。

いよいよ、これにすんべと決め、店員さんにお願いした。
ああ言う時は、2年生から順番に顔を思い浮かべながら、
ひいふうみいと数を勘定し、数が足らなくならないようにする。
歴代葛総の子供達は、
差し入れ貰う時だけは、全力の笑顔で「ありがとうございます」が見られた。
明日も、そんな感じかなと思いながら買い物を済ませた。

試合当日。
まさかね、3年生達が手伝いに来てるとは思わなかったので、
「わりぃ、お前らの分考えてなかったワ(^^;;;」と謝った。
試合前の練習をギャラリーから見ていて、オヤ？と感じた。
何かがおかしいと思いながら見てて、気が付いた。
昨日、差し入れを買ってる時、2番目に思い浮かべた子の姿が無かった。
そのまま、3年の所へ戻り尋ねたが、明快な答えは、返って来なかった。

試合後、1年生と話した時に、それを聞いたが、
私が、聞きたかった答えを聞く事は出来なかった。
色々な理由があるのだろう、一番は本人だろうし、
仲間との事や後輩の事、全部引っくるめて出した結論なのだろう。

でも、おじさんは、寂しかったぞ。