銅メダル

私の長女は、卓球の愛ちゃんと同い年。
幼い頃は、愛ちゃんに顔が似てて、良く間違えられた(^^;;
今は、全然違う顔に成りましたけど(^^)
あんな小っちゃいのに、テレビに出て卓球やらされて、
負けると泣くって映像を何度も使われて可愛そうだった。

準決勝戦のドイツに負け、インタビューに答える前、
後ろの方で涙を拭ってる愛ちゃんを見て、こっちが、泣きたく成っちゃった。
なので、銅メダルを取ってくれて本当に良かったなと思います。

エリが、日本のメダル獲得数を放映してる番組を見ながら、
「日本の、銅メダルが多いって凄いよね」と言う。
すかさず、次女に「金が多い方が良いに決まってるだろう」と言われると、
「だってさ、銅メダルって、一度負けて、気持ち落ち込んでる所から
もう1回戦う気持ちに持って行くんだよ、それって凄くない？」だった。
エリにしちゃ、中々、良い事を言ったかな(^^;;;
気持ち切り替えてとか、次、次とかね、高校生達を見てて、
私も、良く声を掛けていますが、
何年も掛け、目指して来た物が絶たれて、再度、勝負に挑むメンタル？
金を掛けた勝負よりも、メンタル的にはキツい勝負だろう。

「這い上がる」と言う言葉が適切かどうかは分からないが、
五輪の3位と4位は、雲泥の差があるだろうしね、
気持ち切り替えてと言われても、敗戦したばかりだったりするケースもある。
落ち込んじゃった自分に、鞭打って気持ちを立て直す。
この辺が、日本の選手の素晴らしい所なんでしょう。
銅メダルとは、そのメンタルへのご褒美に成るのかな。
まあ、こう言う感覚を持つ事自体、日本人的発想なのかも知れない(^^;;;

陸上では、ボルト選手が活躍して大賑わい(^^)
凄いね、並じゃ無い選手を見ると、驚くだけですが、
ボルト選手に敗れた、アメリカのガトリン選手。
過去に過ちをした選手としても、報道されていますが、
良いね、アメリカには復活できる環境がある。

日本は？

絶対に許さないんだよね、日本は(^^;;;
悪い事しちゃった人を、二度と表舞台に立たせない。
それホントに、ダメなのかね？
過ちを犯しちゃ、スポーツをやる資格無いのだろうか？
一度負けて、そこから気持ちを切り替え、
銅メダルを取れるスピリッツを持ってるんだよ日本人は。
ガトリン選手だって、復帰したじゃん。

「示しが付かない」
そうやって、芽を摘んじゃう事が、正しい選択なのだろうか？
「示し」ってそう言う事なんだろうか。
過ちを犯してしまった選手を、色々な事を含め再度、復帰させる。
それを全部引っくるめて、指導者なんじゃないのかなって感じる。

過ちこそ犯してる訳じゃ無いけれど、色々な子供達がいてね、
辞めさせちゃう方が、チームの為に良かったりする場合があっても、
私の周りにいる指導者は、諦めず、辛抱強く、子供達に接してるけどね(^^;;
次元が違うかもしれんけどね、暖かい目と辛抱強くと言う点での比較です。