しつけ [子供]
「悪さをした子供を置き去りにして」と言うニュース。
色々と言われてるが、今は、しつけ問題を問うより、
あの子が早く見つかる事を祈る。
私は、このニュースを見て、即、思い出した事があった。
それは、自分の事。
私は、幼小中まで足立区新田に住んでいた。
幼稚園はね、東京成徳幼稚園。
小学校は、新田小学校、中学は新田中学校。
成徳幼稚園はね、私が通っていた頃なので、
昭和30年代にも関わらず、バスがお迎えに来てた。
今思うと、ブルジュアな幼稚園だったな。
私は、とてもやんちゃな幼少期だったもんで、
色々と問題をね、振りまく子供でした（＾＾；；；
親達も、教育ママなんて言葉が流行する時代で、
自分達は、戦争で満足する教育を受けられなかったので、
せめて子供にはの世代です。
このまま小学校に上がったら、
大変な事に成ると、親が思ったかどうかは分からないが、
幼稚園の時、書道塾に入れられた。
自慢では無いが、小中高一貫して通信簿に書かれた文言が、
「根気が無い、落ち着きが無い」な、お子様だったので、
書道塾に行けば、少しは落ち着くと思ったのだろうが、
半端の無い、落ち着きの無さだったので、じっとしていられない。
多分、厭きちゃって友達と遊び始めて、それがエスカレートして、
私は、チューブタイプの練り墨を投げようとした。
が、運悪くそのチューブのキャップが外れていた。
当然なのですが、その練り墨から墨がね････周りにブン蒔かれる訳で、
周りにいる人達に墨が飛んで、服に墨が付く。
その時は、知りもしないが、その塾に年が明けたら自分の通う
小学校の教頭先生の娘。3人娘だった様な気がするが、
白いブラウスにサッと一筋、墨が付いたのを覚えてる。
それも、1人だけじゃなく複数人。
塾での、その後の事は覚えてないが、
家に、その娘さん達が怒って来たのを覚えてる。
そこから、鬼と化したお袋に、
「謝って来るまで、帰ってくるな！」と家をおっぽり出された。
そして僕は、途方に暮れた（＾＾；；；
謝ると行っても勇気が無いし、
かと言って謝らなければ、家にも帰れない。
で、この時、閃いたのが、おばあちゃんちに行こうだった。
お袋の実家。
当時私の、爺さん婆さんが板橋の志村にいて、
小さい時から良くバスで行っていた。
赤羽から小豆沢抜けて行くバスだった様な気がする。
バスの中から、景色を眺めていただけなのだが、
道を覚えていて、歩いて行けると思ったのだろう。
次に思い出すのは、周りは既に真っ暗だったが、
無事、婆さんちに着いて、玄関の扉をドンドン叩いた。
暫くすると、玄関の明かりが着いて、
おばあちゃんが出て来て、私を見てビックリした顔だ。
最初の言葉は「どうしたの？」だった様な気がする。
幼稚園の子供の説明を、爺さん婆さんは聞いたのだろうが、
あまり覚えてないけど、爺さんが言った
「お前は、今日から、ここの子供になれ」は覚えてる。
親父の勤めていた会社は、現在は、足立新田高校がある場所でね、
セロファンを作ってる製紙会社で、その工場があった。
幼稚園の子供が家に帰って来ないは、瞬く間に広がったらしく、
その少し前、吉展ちゃん事件もあったので、
警察なども出て、私の捜索が行われたらしい。
その時、親父の会社の人達も、全員で探してくれたと後から聞いた。
当時、お袋の弟。私の叔父も、親父と同じ会社で働いていて、
その叔父が「もしかして、板橋に行ったんじゃねえか？」と言い
すぐに電話を掛けたらしいのだが、
婆さんは「来てないよ」とウソを言ったがバレバレで、
叔父が、バイクですっ飛んで来た。
「ババアが嘘言いやがって（＾＾；；
こっちは、もう大変な騒ぎに成ってる最中だったからよ、
埒が開かねえから、行くからって電話切って、そのまま行ったよ。
そしたら、親父がさ、帰さねえって言うんだよ。
とりあえず、電話借りて、会社に、お前が居ましたって連絡したよ」
玄関先で、爺さんとオジキが口げんかしてるのも覚えてる。
帰す、帰さねえで揉めて、結局は、私は、その時帰らなかった。
後日、親父が1人で爺さんの所に来て、私を連れて一緒に帰った。
帰り際、池袋東武デパートでスケッチブックを買って貰った。
家に帰ってからの記憶は全くない。
何故、お袋の実家なのに、親父1人で来たのかも聞いた事が無い。
多分、爺さんが親父1人で来いとでも言ったのだろう。
私の爺さんは、とても厳しい人だったとオジキ達から聞いた事がある。
そして、私の親父も、とても厳しい人だった。
が、この件で、その後叱られた記憶は全くない。
自分の子供が、いたずらして帰って来て、家に怒って来られたら･･･・。
お袋が私にした事は、しごく当然だと思う。
今に成ってはね、お袋のその時の気持ちだったりが良く分かる。
親も神様じゃ無い、間違えちゃう事もある。
私の場合、運が良かったのは、婆さんちに無事たどり着いた事。
だからね、今騒ぎ成ってる事も、
親をどうのこうの言わないで上げて欲しい。
一番分かってるのは、その親御さん達だろう。
早く、無事に見つかって欲しいです。
色々と言われてるが、今は、しつけ問題を問うより、
あの子が早く見つかる事を祈る。
私は、このニュースを見て、即、思い出した事があった。
それは、自分の事。
私は、幼小中まで足立区新田に住んでいた。
幼稚園はね、東京成徳幼稚園。
小学校は、新田小学校、中学は新田中学校。
成徳幼稚園はね、私が通っていた頃なので、
昭和30年代にも関わらず、バスがお迎えに来てた。
今思うと、ブルジュアな幼稚園だったな。
私は、とてもやんちゃな幼少期だったもんで、
色々と問題をね、振りまく子供でした（＾＾；；；
親達も、教育ママなんて言葉が流行する時代で、
自分達は、戦争で満足する教育を受けられなかったので、
せめて子供にはの世代です。
このまま小学校に上がったら、
大変な事に成ると、親が思ったかどうかは分からないが、
幼稚園の時、書道塾に入れられた。
自慢では無いが、小中高一貫して通信簿に書かれた文言が、
「根気が無い、落ち着きが無い」な、お子様だったので、
書道塾に行けば、少しは落ち着くと思ったのだろうが、
半端の無い、落ち着きの無さだったので、じっとしていられない。
多分、厭きちゃって友達と遊び始めて、それがエスカレートして、
私は、チューブタイプの練り墨を投げようとした。
が、運悪くそのチューブのキャップが外れていた。
当然なのですが、その練り墨から墨がね････周りにブン蒔かれる訳で、
周りにいる人達に墨が飛んで、服に墨が付く。
その時は、知りもしないが、その塾に年が明けたら自分の通う
小学校の教頭先生の娘。3人娘だった様な気がするが、
白いブラウスにサッと一筋、墨が付いたのを覚えてる。
それも、1人だけじゃなく複数人。
塾での、その後の事は覚えてないが、
家に、その娘さん達が怒って来たのを覚えてる。
そこから、鬼と化したお袋に、
「謝って来るまで、帰ってくるな！」と家をおっぽり出された。
そして僕は、途方に暮れた（＾＾；；；
謝ると行っても勇気が無いし、
かと言って謝らなければ、家にも帰れない。
で、この時、閃いたのが、おばあちゃんちに行こうだった。
お袋の実家。
当時私の、爺さん婆さんが板橋の志村にいて、
小さい時から良くバスで行っていた。
赤羽から小豆沢抜けて行くバスだった様な気がする。
バスの中から、景色を眺めていただけなのだが、
道を覚えていて、歩いて行けると思ったのだろう。
次に思い出すのは、周りは既に真っ暗だったが、
無事、婆さんちに着いて、玄関の扉をドンドン叩いた。
暫くすると、玄関の明かりが着いて、
おばあちゃんが出て来て、私を見てビックリした顔だ。
最初の言葉は「どうしたの？」だった様な気がする。
幼稚園の子供の説明を、爺さん婆さんは聞いたのだろうが、
あまり覚えてないけど、爺さんが言った
「お前は、今日から、ここの子供になれ」は覚えてる。
親父の勤めていた会社は、現在は、足立新田高校がある場所でね、
セロファンを作ってる製紙会社で、その工場があった。
幼稚園の子供が家に帰って来ないは、瞬く間に広がったらしく、
その少し前、吉展ちゃん事件もあったので、
警察なども出て、私の捜索が行われたらしい。
その時、親父の会社の人達も、全員で探してくれたと後から聞いた。
当時、お袋の弟。私の叔父も、親父と同じ会社で働いていて、
その叔父が「もしかして、板橋に行ったんじゃねえか？」と言い
すぐに電話を掛けたらしいのだが、
婆さんは「来てないよ」とウソを言ったがバレバレで、
叔父が、バイクですっ飛んで来た。
「ババアが嘘言いやがって（＾＾；；
こっちは、もう大変な騒ぎに成ってる最中だったからよ、
埒が開かねえから、行くからって電話切って、そのまま行ったよ。
そしたら、親父がさ、帰さねえって言うんだよ。
とりあえず、電話借りて、会社に、お前が居ましたって連絡したよ」
玄関先で、爺さんとオジキが口げんかしてるのも覚えてる。
帰す、帰さねえで揉めて、結局は、私は、その時帰らなかった。
後日、親父が1人で爺さんの所に来て、私を連れて一緒に帰った。
帰り際、池袋東武デパートでスケッチブックを買って貰った。
家に帰ってからの記憶は全くない。
何故、お袋の実家なのに、親父1人で来たのかも聞いた事が無い。
多分、爺さんが親父1人で来いとでも言ったのだろう。
私の爺さんは、とても厳しい人だったとオジキ達から聞いた事がある。
そして、私の親父も、とても厳しい人だった。
が、この件で、その後叱られた記憶は全くない。
自分の子供が、いたずらして帰って来て、家に怒って来られたら･･･・。
お袋が私にした事は、しごく当然だと思う。
今に成ってはね、お袋のその時の気持ちだったりが良く分かる。
親も神様じゃ無い、間違えちゃう事もある。
私の場合、運が良かったのは、婆さんちに無事たどり着いた事。
だからね、今騒ぎ成ってる事も、
親をどうのこうの言わないで上げて欲しい。
一番分かってるのは、その親御さん達だろう。
早く、無事に見つかって欲しいです。
