だろ～

春季リーグ戦前に、おバカな奴が出て、
仲間や顧問に迷惑掛けた。

「テメエ、ふざけてんじゃねえぞ！」と叱ったが、
私が言った所で、暖簾に腕押しなんだけどね（＾＾；；；；
勿論、リーグ戦は1回も出場無し。
「使わないと言ったら、使わない」
戦力は落ちてしまい、負けてしまうかも知れないが、
1人のおバカを救って貰った気がして、顧問に礼を告げた。
悪影響を懸念していたが、雰囲気も良くて、良く戦っていた。
何人かは、サーブを打つ時に、控えサークルまで行って、
その子とハイタッチをしていたのを見て安堵した。

顧問のお灸が効いたのか、連休に入っての一発目。
29日の練習試合を契機に、その後の子供達の練習が劇的に変わった。
中心的存在は、そのおバカとキャプテン。
みんなで一緒にメニューをこなす練習では無くなった。
練習にしつこさが見られる。
人に言われた拘りでは無く、自分達で拘っている。

あの子の言う事を、実践し、さらにアドバイスを繰り返し、
何度も何度も、同じ練習を繰り返してる。
お前が、少し目線を下げて上げれば、こうなるんだよ。
こう言うと、上からに聞こえちゃうけど、
今、お前が後輩にしてる事は、人の立場に成って物を考えるって奴。
何度も、あの子に話してきた事。
1回じゃ理解できないのは承知だったが、いい加減疲れた。
これが、最初から出来てりゃ、今どんだけ～～～ってチームなんだぞ。

体育館の壁に、1枚の白板が吊してあった。
練習試合の良かった所、悪かった所が、箇条書きされていた。
私も、1行書き足した。良いね（＾＾）
この調子で行ってくれると面白い。
お前達が、この間までやっていたバレーとは違いを感じる事出来ると思う。

顧問も、あの子達に次が言える。
難易度で言えば、それ程の事では無いのかも知れないが、
子供らに、次が言える雰囲気は、指導者にはワクワク感があるだろう。
チームの皮がむける瞬間は、端で見ていても楽しい物だ。
お前達は、今、良い練習をしていますよ。