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セカンドシーズン第18話「敗北者達」 [ハイキュー!!]

グワーンと来たのは一番最後。
「もう一回やらせてくれよ!」と和久南のキャプテンが叫んだシーン。
「お前・・・!」と思ったのは、縁下君のトレイのシーン。

春高は、今年で68回。地区予選から数えたら、
これまで、中島君と同じ台詞が、いくつ木魂しただろう。
悔しい気持ちが伝わってきますね。

今回のタイトル「敗北者」なんだけどね、
ハイキュー見ながら、この敗北者って言葉が、
妙に引っかかりまして(^^;;;;
調べて見ると、元々、敗北の「北」は背中と言う意味があって、
敵に背を向けたと言う事が語源に成ってるそうです。
と言う事は、和久南に限らず、この大会で負けて行ったチームを
敗北者と言う言葉で表してしまうと、違和感を感じるね。
どのチームの誰一人、敵に背を向けちゃいないもんね。
なので、ただの「敗者達」がよろしいかと思った次第です(^^;;;;

自分達の頼りになるプレーヤーの怪我。
今回、古館先生は、キャプテンを怪我させました(^^;;;
みんなだったらどうする?が、前回と今回のテーマだと思う。
色々と描かれていました。主に、選手間の話。
両チームに共通していたのは、ミスの後と、ここ一番という時のやり取りだ。

ミスした選手は、「スミマセン」と謝る。
で、その下がってしまったモチベーションを、
自分自身で、立て直す事が出来る人は良いのだが、
いつまでもウジウジ引きずってしまう人が多いかな(^^;;;;;
これまでの信頼関係がベースに成ってる事が前提だが、
この回の、周りの気遣い方は参考に成ったでしょうか?

それと、和久南の川上君サーブの時
「ここ、全力で打ったら格好いいぞお」と中島君が声を掛けた。
さて、この時点での、こことは?
これミスったら、試合終了って言う時だった。
アニメだから、ああ言う声が掛けられるんだ思う人・・・・?

練習して来た事を、全力でぶつけ合う。
カッコ良い言い方するとね(^^;;;
その途中で、無難に返すとか、リバンウンド取るとかはあり。
それでも、根底に残しておかなくちゃいけ無いものは?
やっぱ、思い切りやると言う事だ。
まして、3年生は集大成だからね、ああ言う場面では、
これまでの集大成を見せなくちゃいけないだろう。
なので、尊重し合ってる仲間に、中島君は言ったんだと思う。
結果、負けたとしても・・・。

烏野2年の縁下君は、
私の周り半径1Kmには、存在しない高校生だろう(^^;;;;
「お前、カッコ良いよ」と、あのシーンを見て思った。
チーム内でレギュラー争いがあるチームは、成る程と思うだろうが、
アクシンデトで、出場する選手は、外様な感じが否めない。
お荷物とまでは行かないだろうが、シックリ行かない。
迷惑掛けちゃいけない。外れた人の分までフォローしようとかね。
色々と思う所がある。それを、周りが感じて無い場合。
烏野が特殊なのでは無く、周りは自分が思ってるよりって所もあるだろう。
でも、自分自身との戦いを、今回、縁下君で描いてました。

一つ目は、有言実行した言うシーン。
上手く行くかは分からない。
私は、みんなより下手なので、そんな事言っちゃいけない、言えない。
それでも、自分の思った事、考えた事を伝える。
とても、大切な事です。
技量と言う物差しばかりで、バレーを考えて居る人。
一緒に練習を積んで来た仲間としては失格です。
「それ、やってみんべ」
あれが、失敗したとしても、縁下君の中からは、
外様な概念は払拭されただろう。
上手く行く、行かないと言うより、自分の意見を言って、やってみる。
それが、良いチーム作りには大切だと言う事かな。

二つ目は、トレイのシーン。
キャプテンが戻って来た。
あの時は、誰もが喜んでいたし、安心しただろう。
素直な気持ちです。でも、縁下君は違いました。
失敗も多かったけど、自分なりに、ソコソコ戦えたと言う自負が、
その気持ちを、許さなかったんだね。
「安心してんじゃねえよ!」
ああ言う気持ち、持てる人居るだろうか?
縁下君を、格好いいなと思う瞬間だったし、
烏野の次期キャプテンが決まった瞬間だと思う。

あの様な大逸れた場面じゃ無くてもね、
お前らの試合で、まま見るシーンがある。
それは、試合途中で、嫌な雰囲気に成る時あるでしょ。
連続失点したり、サーブ、バシバシ決められたり。
で、それが向こうのミスで切れた時。
お前らの顔に、ホッとした、安心したと言うのが出ています。
それこそ「安心してんじゃねえよ!」と言いたくなる瞬間です。
戦う心って言うと、昭和っぽいけどな、
受け身に成ってんじゃねえよが、正しい言い方かな?

ただね、それもこれも、普段の練習から来てるって事を忘れちゃいけません。
練習を積み重ねてと言う言葉を使っています。
この、積み重ねるって、とても大事でな。
いつも言ってる通り、技術だけじゃ無いって言う事です。
精神的な事も、練習で積み重ねが無ければ、
縁下君も、あそこであの様な気持ちには成らない。
まして、1年の時には練習キツくて逃げ出した経験を持ってるんだからね。

実業団の選手でじゃ無く、高校生のバレー。
勝つ事だけが目的ではありません。
やってもやっても出来ない事や、やったにも関わらず上手く行かない。
全力でぶつかったけど、撥ねのけられた。
これら全てが、みんなの財産になるのですが、
練習で、積み重ねて行く物を勘違いしてると、これを財産に出来ない。

では、練習で積み重ねて行く、大事な物とは何でしょう?
烏野の夏合宿が良い例です。
私が思う、練習で積み重ねて行く大事な物とは、「失敗」だと思います。
烏野は、夏合宿で沢山の失敗を積み重ねて、
今、その失敗が財産と成って、成果が出てきています。

それ以前に、走るのイヤ、キツい練習イヤ、出来ない事にはチャレンジしない、
それでも、試合には勝ちたい(^^;;;;;
そんな麦達を、踏みもせず、たまたま出来た事や、
上手く行った事を褒めても育たない・・・と私は思ってます。
麦は、踏まれて育つ。
その踏み具合を、最近では問われていますが、
踏んだら・・・を恐れてしまうと、育つ筈の麦が育たない気がします。
今は良いかもね、でも、社会は全力で踏みに来るよ。
褒めてなどくれません。自分の良い所は自分でアピールする時代です。
それにはまず、自分の意見を言える強さを教えて上げる事が大事です。
何も土台の無い子が言うと、どうなるか分かってますね。
その土台をね、今、みんなはバレーと言う物で築き方を学んでる。

今回は、オヤと思う場面が何度かありました。
その一つは、ベンチの指示に従って無いや、
仲間のアドバイスとは違う視点でプレーしたです。

鳥養コーチが、トスをエースに集めろと言う場面で、
ライトの縁下君に上げたり、
ブロック飛ぶ時、影山君の「ボールを見ろ」と言うアドバイスに、
日向君は、ボールと言うより中島君の目を見ていました。
最高のプレーヤーは、独特の感性があっての事なのでしょうけど(^^;;
ブロックで相手の目を見ろは定説ですが、
ヤクルト、若しくはジョア程度のジャンプ力では、関係ないかな(^^;;;;

格言も出ましたね(^^;;;;
「良いジャンプは?」・・・・「良い助走から」です。
覚えておきませう。

次回ハイキューは、第19話「鉄壁は何度でも築かれる」です。







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