何とも言えない気持ち

井手口コーチが、ビーバーズをお辞めに成った。

ここの所、体調を崩されていたらしいのだが、
お辞めに成る話は、殆どの人が寝耳に水状態だったらしく、
声がけをして、29・30期の卒業生だけは、集まれたらしい。

私達と同じ、子供の保護者と言う立場からスタッフと成り30数年。
3期生からなので、ネモケンの時代だね。
それこそ、それこそ多くの子供達がお世話に成った。
私は、井手口コーチと言うと、即、合宿を思い出す。
子供達の好き嫌いを始め、「お残しあきまへんでぇ～」が頭に浮かぶ。
話の中に、一刀両断の時もあったが、井手口さんらしさが出ていた。
仕事以外で、30年以上、何かを続けてやると言うのは、並大抵な事では無い。
総監督は、井手口さんを、ビーバーズのお母さんと称し、スカウト部長とも言う。
公園で遊んでいる子に声を掛け、ビーバーズに勧誘した話は有名で、
その子が、続けられる様に、雨の日も風の日も、家まで迎えに行き、
一緒に練習に出かけていた。

「35期の子供達と一緒に引退します」
とても、寂しい話に聞こえたが、もう、80に近いお歳なのでね・・・・。
私は、ありがとうございましたとしか言えません。
私の、お袋とも近い歳なので、呉々も、お体ご自愛頂きたいと思います。
いずれは、こう言う時が来るのは、誰もが分かっていたのだろうが、
いざ、その時を迎えるとショックだね。
送別会の横断幕には、子供達と一緒に、井手口コーチの写真も入れないとね。