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オレだけ珍道中3 [カナダ]

ずらずら書いても、あれなのでね、最終日の事。

空港までの送迎バスの時間が10:30。飛行機の時間が14:20。
朝、ワッフルかパンケーキでも食べようと言う事に成り、
街へ出たのですが、時間が早くて、コーヒーショップしか開いて居らず、
結局、ウォーターフロント・ガスタウン・中華街を散歩し、ホテルに戻り、
ルームサービスを頼んで、ワッフルを食べた(^^;;;;;;;
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時間に成り、私達はロビーに集合、次女は、電車で空港へ向かった。
空港に着き、チェックインする列に並んでいると、次女が到着。
搭乗までの時間は、フードコートで軽い食事を取りながら話しをしてた。
私が、頼んだのはエビ焼きぞばだったのだが、一口食した瞬間「え!・・・・」
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これ、一見普通の焼きそばなんですけどね、
一番近い日本の風味で言うと、みたらし団子の甘ダレ。
甘い焼きそば初めて食ったわ(^^;;;;;;;;

母ちゃんと次女にも食わせたけど「ないわ~~」で終わったのだが、
「父ちゃんは食えよ、自分で頼んだんだから」と言う。
$10.99したから我慢して食ったけど、最後までは無理でした。
フライト案内の掲示板には、私達が乗る便名が出ているが、
搭乗開始の文字が出てないので、余裕をぶっこいてました。
「行った方が良いんじゃない」と次女に言われ、出国する人達の列に並んだ。
成田や羽田と違って、とても狭く人が2列で並んでギリギリって感じの所だった。
免税店で、お酒とタバコ買おうって話していたので、前日に酒の量を計算していた。

いよいよ、ここからは入れないと言う所まで来て、次女とバイナラ。
お父さんは、絶対に娘の前では泣かないと決めていたが、
母ちゃんは、絶対に泣くと思っていたら案の定だった(^^;;;;;
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私達の後ろに立っていた外人の男性が、私達と娘の間にいたのだが、
母ちゃんの涙を見て、スッと避けてくれた。
「サンキュー」と言うと、私の顔を見ながら、
肩をすぼめ、良いんだよと言う笑顔を返してくれた。
この後、離陸する瞬間も、母ちゃんは、私の手を握りしめ泣いていた。

ところが、出国審査が終わった瞬間。
フライト便掲示板の所が、最終のご案内に変わった。
「父ちゃん、不味いよ急がないと」
「でも、免税店でお酒とタバコ買わないと」
「そんな事してたら、飛行機乗れないよ!」と、そこからは、免税店を横目にダッシュ!
70番ゲートは、バンクバー空港のゲートのど真ん中だった。
JALの人が見えて「急いで下さい」と言われた(^^;;;;;;
「私達が最後ですか?」と聞くと「ハイ、最後です」と、にこやかに言われた(^^;;;;

「やっぱ、チェックインしたら、直ぐに入らないとダメだったんだよ」
「まあ、良いじゃない、その分夏帆と居られたんだから」「そうだね(^^)」
座席に着いて、荷物を上げてヤレヤレ。
「父ちゃん、どうだったバンクーバー」と母ちゃんに聞かれた。
「良かったね、夏帆も元気だったしな」と話してる途中で、
母ちゃんは大粒の涙(^^;;;;;;;;;;
「泣くなよ、また来よう」と言うと、母ちゃんはウンウンと頷いてた。

次女は、留学する際、2年間と話していた。
あの娘がいる間に、1回は行きたいねが今回の旅行だったが、
就職と言う事で、事情が変わった。
先の事は分からないけどねと、ハッキリ私達には口に出して言わなかったが、
多分、今の仕事をずっと続けていくつもりだろう。
そうしたら、永遠に帰って来ない可能性もある訳だ(^^;;;;
この旅行の3日目に、母ちゃんと共通の知人を持つ日本人の家を訪ねた。
その時、あの子は移民について詳しい話しを聞いていた。

母ちゃんは、複雑な心境で、喜んで良いのか悲しいのか、
今はまだ、分からないのだろう。
「次、夏帆が帰ってくるのはいつ頃なんだろう」と聞かれたので、
確実なのは、お袋の具合が悪くなった時だろうと言うと黙ってしまった。

男親には分からない何かがあるだろうし、
いつまでも指しゃぶりが終わらずに、オネショばかりしてた子で、
姉妹の中でも、子供の時は手の掛かった子。
「父ちゃん父ちゃん」と、甘えっ子だった子が、1人海外で頑張ってる姿は、
私にも、未だ信じられない部分が有って、
その切っ掛けを「お前なんか、この家から出て行け」と以前叱った
私が作ってしまったのかと思う部分もあるのでね、
何か、母ちゃんには申し訳無い感じがしています。

「また、来よう」と母ちゃんと約束をしたのだが、
私が生きてる間に、後何回行けるのか、分かりません(^^;;;
イエローナイフへオーロラを見に行こうという話しに成ってるので、
今、母ちゃんはそれが楽しみに成ってるのかも知れません。
頼れる人が誰もいない所で、1人で生活をすると言うのは、
私は絶対に出来ないだろうし、母ちゃんも、それが一番心配な所だが、
訪ねた日本人の家が2人姉妹で、どちらもお嫁に行き、
今は、ご夫婦2人で暮らしてる家庭で
「私達で良かったら、何時でも来てね」と声を掛けてくれた。
実際、娘は私達が帰国した次の日、食事に誘われ、その家を訪ねていた。
母ちゃんに取っては、その事がとても嬉しかった様で、
お礼の電話をした時、くれぐれも娘を宜しくとお願いしていた。
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どこにいても、親の心配は尽きないが、自立をされる時は、
何とも言えない寂しさが伴う物だと感じた、今回の旅行でした。





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