35周年慰労会雑記

さて、35周年記念パーティーの映像を纏めたDVDの試作品を、
この慰労会へ持って行き、触りだけ総監督に見て頂いた。
「まっちゃん、私は、これで満足です。ありがとう。
後は、白田と決めて」と言われた（＾＾；；

御年71歳の総監督です（＾＾）v
ビックリするのは、白髪が1本も無い事（＾＾；；；；；；
30・35周年のオープニングビデオを作る際、
昔と今を表現したいと思い、色々なデータを探ったが、
総監督だけは、昔と今が、ちーとも変わらないので、困りました（＾＾；；；
後のスタッフの方々はね・・・、それ相応にお年を召しましたけど（＾＾；；；

「強いチームで無く、感動を与えるチーム作りを目指す」
これを、35年間を通して仰っているのです。
それに賛同する、スタッフが周りを支えて居られる。
その思いと、支えが互いに35年続いてる。

ネモケンが「総監督、ぶっちゃけ、これまでに揉めた事って無いんですか？」と
総監督に聞くと「無いはずが無いだろう、オレね、内藤の胸ぐら掴んでさ・・・」
当時を振り返った総監督の話を、私は、耳をダンボにして聞いた。
「あいつ（内藤さん）はね、オレに10発位殴られたって言ってるらしいんだよ（＾＾；；
直接、私に言っては来ないんだけどね、酒の席で、周りにそう言ってるって
聞いた事があんの。だけど、私、あいつ殴った事無いの、
これまで、スタッフに手を挙げた事無いしね、でも、あの時、あいつは我慢したと思う。
内藤が殴って来るかなって思ったけどね、我慢したんだろう。
私はね、あいつの胸ぐら掴んでる時、泣いてたのは覚えてる。
止めろ内藤！それ以上やっちゃダメだ、って言いながら泣いてた」

「殴ったか殴ってないかは、側で、白田が見てたから、
あとは、白田に聞いて（＾＾；；；；」と総監督が白田さんに話しを振った。
今でも、それを鮮明に覚えている白田さんが語り始めた。

「まずですね、総監督は内藤さんを殴ってないです（＾＾；；；」から始まった。
「時間が凍り付くって、言うじゃないですか・・・」
まさに、その時がそうだったらしい。そして、その時間が再び戻ろうする瞬間、
「私達、何事も無かったかの様に、球出しを始めたんですよ（＾＾；；；」
何事も無かったんだと、自分に言い聞かせる為に、普段を装う。
それ位、緊迫した状況だったと語った。
そしてその日、白田さんは、総監督に呼ばれ、
「お前、今日、内藤と飲みに行ってくれ」と頼まれたらしい。
その飲みに行った居酒屋で、内藤さんの熱い話を聞いた白田さんは、
後に、ネモケン達へその思いを伝えたらしい。

「ああ！私、その話覚えてます！」と今度は、ネモケンが語り出す。
その時の話しを、ネモケンは、ハッキリ記憶していた。
指導者としての話では無かった。私達と同じ目線で話しをしてくれた。
応援でも無い、励ましでも無い、子供と同じ立場に成って、仲間の1人が語った。
白田さんの話を、ネモケンは、そう聞いたと話していた。
現在、白田さんは52歳、ネモケンは43歳、もうすぐ44歳に成る。
8・9歳違いの、スタッフと子供達。
当時は、強大なライバルがいたりして、負けたくないと言う気持ちが強く、
ネモケンが振りかえるに、この時、ビーバーズ魂が生まれたと語って居られるが、
元々は、浦野・内藤の熱い思い同士がぶつかって、火花を飛ばし、
そして、その熱い思いに感化された後輩が、
子供達へ自分が感じたままを、そのまま飾る事無く、子供と同じ目線で話しをした。
この話を、ずっと聞いていた私には、
その時が、ビーバーズ魂が芽生えた瞬間の様な気さえした。

「都度都度で、私は、人との巡り会いは幸運だった。
そして、現在のスタッフと35年一緒にやって来た事が、唯一、私の自慢です」
と総監督が仰った。
「Stand Alone Complex」アニメ攻殻機動隊で用いられた造語。
訳すると、独立した個人が、結果的に集団的な振る舞いを見せる社会現象と
難しいのだが、簡単明瞭で言うと、あ・うんの呼吸だと思う。
ビーバーズのスタッフ達は、あ・うんの呼吸で動いてる。
そう思わせてくれる話しが聞けた慰労会だった。

「オープニングビデオの、もう1つの奴見たんですけど、
あれ、危ない団体のビデオの様な感じがしました（＾＾；；；；」
内藤さんに続き、ネモケンにも、ダメ出しを食らった（＾＾；；；；；
「えっ～～～～～～」と言うと、すかさず、寛ちゃんが
「お前、あれはあれで思い入れがあるのよ」とフォローしてくれた（＾＾；；；
慰労会へ出掛ける前、動作確認の為、家で見た時、
エリに、「なんで、これなの？」と言われ、数ヶ月前、やはり自宅で上映した時、
母ちゃんにも、中東の戦争してる国で掛かってる音楽みたいと言われた。
ダメ出しされて良かったよね、ヤスさん（＾＾；；；；；；；；