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根拠の無い自信 [家族]

娘達は、3人3様で留学に行った次女は、
表面上は、人に対してドライな感じで、それが妙に癪に触る事が有った。
そして、ここからは私の推測だが、この留学を決めた切っ掛けは私だと思う。

「てめえ、人に対する気遣いとか何だと思ってんだ」
「気遣いしなくちゃいけない事、家族にだってあるだろう」
「お前、お母さん馬鹿にしてんだろう。食いぶちも入れず、
いつ帰ってくるか、連絡もしてこねえお前を待ってられねえだろう。
それなのに、あからさまに嫌な態度を取って、だったら、テメエなんざ出て行け。
一人で生活して見ろ、そうすりゃ、お母さんの大変さが分かるから」

随分前に、次女を怒鳴り飛ばした。
甘えてるんじゃねえを言ったつもりだったが、
あいつはきっと、この時の、出て行けを取ったのだ。
それから暫くして、家に留学斡旋業者からのパンフレットが多数送られてきた。
私は、見て見ぬ振りをしていたが、姉妹は本人に尋ねる。母ちゃんも当然聞く。
だが、何故そう思ったかを聞いた奴はいねえだろう。
実際、次女を怒鳴った時、私ら二人しかいなかった。
たま~~に、数年に一度、
星一徹バリのチャブ台ぶち撒かす所行をやらかす私です(^^;;
友達の所へ転がり込んだり、本当に一人で生活する事では無く、
留学を選択したのは、さすが、次女と言う感じなのです。

「父ちゃん、夏帆が話しがあるんだって」と母ちゃんから告げられた時、
本気で考えていたのかと思った。

自分がやりたいマネージメントの仕事の話をしていた。
今の日本では出来ないらしい(^^;;;オレニハワカラン
それは、近くでは韓国の芸能界が、次女の思ってる仕事に近いと言う。
前に、韓国の芸能プロダクションの人と交流があり、
話しを聞いて、次女はそう感じたのだそうだ。
それには、ハングルでは無く、英会話力がどうしても必要で、
勉強したいので、留学させて欲しいと言われた。

「良いんじゃねえか、勉強もあれだけど、外国で生活するって良い経験だ」と
実に、物わかりの良い親爺を演じ、娘の大義名分な理由を吞んだ。
母ちゃんも、それに同調した話しをしていた。
止めろと言う選択は無かったのか?を自分に問いただしたが、
それは、本当に無かった。
人に対する事が不器用で、時に、私の逆鱗に触れる事は有っても、
何故か、この子は大丈夫だと言う自信が有る。
日常の生活から、この子がいなくなる寂しさは、家族の誰もがあるだろう。
何か有ったらと言う心配も、もちろん有るだろう。
それでも最終、私が娘の背中を推した理由は根拠の無い、大丈夫だと言う自信です。

伝えたい事は伝えてある。
諭すように言ったり、激怒して言ったりはあるが、
人に対する事で、あいつが出来てない事もあるだろうが、
これまで、姉妹の中でバレーに関係しない所で一番伝えて来た。
小学生の時も、中学生の時も、問題を起こし、担任から呼び出しをくった。
母ちゃんに取っては、一番手間の掛かる子供だったろう。
それでも私は、あの子は、大丈夫だと思う。
私がそう感じる以上に、あの子はあの子なりに
根拠の無い自信を持ってこの留学に望んでいるのだと思う。

・・・・と、自分に言い聞かせてるだけなのかな(^^;;;;
なので、心のどこかで、言いしれぬ不安に対し、覚悟だけは決めた。
オレが、良いと言ったのだから。

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