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阿吽の呼吸 [高校バレー]

阿吽(あうん)の呼吸って意味が分からない人?
wikiの解説ページリンク貼っておきますね(^^;;;
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E5%90%BD

青葉城西の、及川君と岩泉君は、ジュニア時代から一緒に、
バレーをやっていたと紹介されていました。
2セット目を取られた直後、及川君が岩泉君に
「岩ちゃんとオレの超絶信頼関係」と言ったり、
月島君が、トスを一定にと言った直後、フェイントを決めた時、
山口君が「分かり辛いけど、あれは、結構乗ってる顔」と言ってます。
山口君のは、違うニアンスだと思いますが、
つまりは、この阿吽の呼吸に近い物が有ると、匂わせています。

長い年月を経て、培われる両者の繋がりの事を、阿吽の呼吸と称しています。
では、バレーに阿吽の呼吸は、必要でしょうか?
私は、及川君と岩泉君の様な関係であれば、良いなとも思いますが、
影山君に、それを読まれて、2セット目を失いました。

長年一緒にバレーをやってる子は、結構居るのでは無いだろうか?
東京では、私立強豪校でプレーしている子に多いかな?
最長、高校3年の時点で、12年間一緒と言う人もいるだろう。
12年一緒なら、阿吽の呼吸も生まれているかな(^^;;;;
まあ、ジュニア時代を入れなくても、
中高一貫なら、6年一緒にバレーをやる事に成る。
これを、ただ一緒にやってた関係で終わってしまうでは勿体ないぞ。

では、都立高校では、どうでしょう?
ウチの、モエとサキは、長い方に入るだろう。
多分、10年近くに成るかな?
だが、先輩後輩の関係だしな、阿吽の呼吸は無いね(^^;;;;
阿吽の呼吸って、意識する事無く、勝手にそう感じる、
ミステリアスな、テレパシーみたいな物が働くのだろうか?
そう言うの、みんなは感じた事ある?
因みに、変人速攻は、阿吽の呼吸とは言わない。

阿吽の呼吸は無いにしても、チームメイト達との練習で
生まれて行く、絶妙な呼吸は存在する。
繰り返される日頃の練習から、
決して、当てずっぽうでは無い予測が成立して行く。

チーム状態の良い時。
自分達のリズムで、バレーが出来てる時は、
何も言う事はありませんが、そうでは無い時。
あるレシーバーは、左右は良いが、前後がダメとかね。
セッターでも、短いレシーブの時は、トスが短いとかね。
いつも一緒に練習して、ずっと見て来てるのに、
「分かってあげて」って言うプレーが多く有りませんか?
ここに成長段階の過程で、パーフェクトばかりを想定して、
思った所にトスが上がって来ないで、チャンスボールを返してしまったり、
レセプションで、カバーに入れなかったりと言う場面があります。
これは、レシーバのミス、セッターのミスに見えがちですが、
実は、周りの人達の気配りの無さが、原因と言う事も多く、
勿体ないプレーに成ってしまってる。

自分の事で、精一杯な人が多いだろうが、この気配りで言える事が、
味方のクセや、ウィークポイントを、ちょっと、気にして上げる事で
敵よりも先に気付き、次への対処が、ワンテンポ早くなるし、
その子の、ウィークポイントと思って居た場面で、ナイスプレーが出たり、
それが安定して来た場面を見た時、その子に掛ける言葉も変わるだろう。
「出来たね!」「やったね!」「良くなったね!」
これを、先輩から言われたり、仲間から言われたら、どう感じる?
この「ちょっと気にして上げる」が、バレーで言う、必要な無駄です。
気にして上げる=想定。
名選手に成れば成るほど、試合中、多くの想定をしてる。
必要な無駄を多くやってるのだと、私は感じます。
攻撃だけで無く、守備にも、ファーストテンポは、存在するかも知れない(^^;;

これを発端とした、絶妙な関係が生まれて行く。
阿吽の呼吸と呼ばれる様な物では、無いのだろうが、
チーム個々に、そう言う呼吸が生まれて行くのでは無いだろうか。

阿吽の呼吸も、気にしてない相手には生まれない。
色々な偶然が重なり、長年、席を一緒にする偶然だったり
互いに互いを認め合ったり、ダメの言える関係に成る偶然。
それが、長い年月を重ね生まれる呼吸が阿吽。

お前達に、ある偶然。
同じ高校の同じバレー部に入った偶然。
都立の場合は特に、入試で合格しなければ一緒には成らない。
こうした偶然の上に成り立ったチームと仲間達。
最初は話す所から、やがて認め合い、ダメの言える関係に成るには
もっともっと、仲間達を気にしてやれ。
仲間を気にする、観察する心配りを養うと、
私も、理想とする「気が利く人」に成って行くのでは無いかな?


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