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戦い [バレーボール]

人は常に何かと戦っている。
戦っていると自意識が無い時もあるし、
オレは、戦ってるぞと思ってる時もある。

私の友人の応援団長さんが、病と戦っている。
私のブログにコメントを書いてくれたと言う事は、
病に対し、宣戦布告をしたのだと解釈した。
そして、中学卒業したばかりの子が、敢えて遠方で戦う為に旅立った。
どちらも、私は戦うぞと言う決意が感じられる。

さて、私の周りでバレーをやってるお前達はどうだ?
戦っているか?戦っているなら、何と戦っている?

中学コーチをしてる頃、叱咤激励の日々を過ごして来た。
多分多くは叱咤の方(^^;;;;
小学生バレーを経験していない子が多くいたので、
私の知ってる環境を、その子達に与えた。
その子供達にとっては、とても厳しい物だったろう。

自分と向き合い、自分と戦う事は容易ではありません。
まして、中学生にはね。
なので、戦う相手を私にさせた。
コーチに負けないようにガンバレと目を向けさせる。
自分と言う人間は、どんな人間なのか、中学生には、まだ分からない。
それを、バレー通して突きつける。大体が泣くんだね(^^;;;
それは、薄々本人も分かってる、けれど、他人から言われた事が無い。
同時に、頑張れる自分も教えて上げる。
もう、無理ですから一つ先を目指す。それが出来る事を教え励ます。
で、それが出来た時、一緒に喜ぶ。
私の周りにいた、多くの中学の指導者は、こんな感じに見えた。

現在、私の周りにいるのは高校生。ウチの部員だけに限らず、
中学時代をよく知る子もいるし、高校から見る子もいる。
年々言える事だが、中学4年、中学5年でいる子が多いのだ。
特に、中学時代厳しい指導を受けて来た子に多く見受けられる。
それは、戦う相手が明確だったからだ。
やらないと叱られ、出来ないと怒られるバレーをやって来た。
当時は、頑張ってるねと思いがちだが、
半面、それとは真逆の性質をも育てているのです。

高校生に成ると、環境が変わり、受けて来た指導と違う事が多く、
戦う相手を見失い、結果どうなるかと言うと、
そう言う子は、中学4年生、5年生に成る。
戦う相手は自分。中学指導者の多くも、これを指導してるが、
普通にしてちゃ、やらねえからね、叱咤激励から入る(^^;;;

上に書いた両名は、どちらも自分と戦おうとしています。
応援団長さんは、余儀なく戦わざる得ない状況に成ってしまった。
明日は我が身な状況だが、戦うぞと言ってくれた事に勇気が貰えた。
旅だった中学生は、自分から戦いに向かった。
多分、何度も止めちゃおうかなと思っただろう。
旅立つ当日まで、葛藤の日々を過ごして来た。
「今日も、泣いてました」随分前、コーチから聞いた話。

みんなとは、状況が違う。人の立場に中々立てないのが人間。
朝は起こして貰い、お弁当作って貰い、交通費貰って学校へ。
子供なのだから、当たり前っちゃ当たり前。私の娘達も同じです。
だが、その子供と言う立場にどっぷりはまって、戦う事を止めてはいないか?

上の二人と同じ様な戦いを求めちゃいない。
戦うって字で書くと無骨で、激しいイメージを持つかも知れないが、
お前達に求める戦いは、日常に感謝する事からで良い。

まずは、親。
お前達の友達じゃないし、世話係じゃない。
ここまで大事に育ててくれた人。
何気ない当たり前だと言う事を教えてきてくれた人。
トイレに行って、オシッコ・ウンチを拭く事から教えてくれた人。
お前達が、疑問すら持たない事を、一から教えて来てくれた人。
お前達のバレーを見てるとな、親に対し、友達に対して
日常がどうなのかが良く分かる。
そこ少しでも指摘されると、おもむろに態度が変わる。
人に指摘されイヤだと思うなら、分かっているなら
自分から変えて行け。それが、お前達に求める戦いだ。

多くの指導者は、お前達に言ってる。「普段が大事だよ」
レシーブのやり方、サーブ打ち方だけを教えているのじゃ無い。
部活は、体育の授業じゃ無い。
親に感謝出来ねえ奴は、周りに感謝が出来ない奴は、何をやってもダメ。
喧嘩もするし、反抗もする。それでも、わかり合えるのが親子。それが、仲間。
そこには、感謝があるからだ。

戦ってみな、感謝してみな。お前達のバレーが変わるから。
早く、中学を卒業しろ。
そこを甘えたら、甘えただけの高校バレーで終わる。



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