旅立ちの知らせ

ここよりずっと遠い場所へ、中学卒業したばかりの子が
本日、仲間に見送られ、無事旅立ちましたと連絡を頂いた。

見送る側も寂しいだろうが、見送られる側はね・・・。
一人に成って間もなくは、その周りに、まだみんなの温もりがある。
それが時間と共に、不確かな半透明に成って行く瞬間がある。
心細さを感じる時なのだが、これが違う物に変化する時が来る。
それは、お前が新天地のコートで、頑張れば頑張るほど
手応えを感じる位の物に変化をして行く。だから、まだ、分からねえよ（＾＾）

遠い空の下にいようと、同じ目標を持つ同士に成った仲間も、
お前と一緒にバレーが出来た事を素直に楽しかったありがとうと言う仲間も
一生懸命にやって来たお前のバレーが大好きだというコーチも、
何も言わねえが、黙って見送ってくれた先生も、
結果なんて誰も知らない、ただただ、お前の下した決断にエールを送るのだ。

たった1枚のポスターに思いを載せる仲間達。
仲間へエールを送るのと当時に、自分にエールを送っている。
そこには思い出、目標、色々と書き連ねていたが、
仲間を送り出すと同時に、今日一緒に自分達も巣立って行ったのだろう。
形と成ったその塊を、代表し遠い地へ旅だった子が預かった。
その願いの塊は、その子の一生の宝物に成る。
と、同時に送り出した仲間達の心の宝物に成るのだ。
いいなあ～お前ら。青春してるな（＾＾）

良い仲間を作って来たね。
次は、どうだ。
臭いが違う、空気が違う、水が違う。だから当然、人も違う。
でも、どこに行っても大丈夫だと、先生やコーチは思ってる。
3年なんてあっと言う間。
これから、この短い時間を、どれだけ濃縮した時間にするかは自分次第。
いいか、時間は平等だ。
この時、自分をどれだけ信じ切れるかで大きく変わる。
自分が学んできた事、教えられてきた事に間違いは無いと思うなら、
自分を信じて頑張りましょう。

たった一言のアドバイスが、その子の支えに成る。
時に、一生を左右する事にも成る。
それを感じ取れる子供、それを感じる指導者、それを応援する親。
いいですね、教え子を通し、みんなも、第二の青春を送ってるのです。

青春。

さて、みんなの周りにも春がやって来ました。
明日は、葛総も入学式です。ウチの母ちゃんも出席します。
出来れば、生涯の宝物に成るような高校生活。
青春を送ってくれればと願っています。
もちろん、上で変顔してるお前達もな（＾＾）v