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市ヶ谷のピータース [懐かしい]

先週木曜日、母ちゃんから電話があり、
用があって、銀座にいるとの事。「父ちゃんはどう?」と言うので
もう少しで会社を出られると伝え、迎えに行った。

長女は、音響の仕事で大岡山へ行って、帰って来られない。
エリは、現在韓国にいて、21日に帰国する。
なので、夕飯の心配をするのは次女だけ。
母ちゃんが連絡を取ると、番組収録でTBSにいるとの事。
もうすぐ終わりで、次は無いと言うので、赤坂まで迎えに行った。
私は、久しぶりの、コモエスタ赤坂だった(^^;;;;;;;;

次女と合流して、さて、夕飯をどうするかと言う事に成った時、
母ちゃんが「市ヶ谷って遠い?」と聞くので、それ程でも無いと伝えると
「じゃあ、マスターの所に行きたい」と言うので、市ヶ谷に向かった。

市ヶ谷のピータース。
http://tabelog.com/tokyo/A1309/A130904/13139895/

私達が結婚する1年前、もう、26年位前に成るが、
母ちゃんの会社の友達が、結婚する事に成り、その2次会を
当時、神楽坂に店を構えたマスターの店「ピーターズポテト」でやった。
マスターが独立をし、初めて持ったお店だったのだが、
それを機会に、ちょくちょく母ちゃんとお店に行った。
あの当時から、私は、アッシー君だったので、酒は飲まなかったが、
「車を置いておいで」とマスターに言われ、
その時、何種類ものバーボンを飲ませてくれた。
バーボンに抵抗が無いのは、マスターのおかげです。
当時、ワイルドターキーなどは、1万を超すほどの値段だった。

結婚して、バタバタして顔を出す機会が減って行ったが、
数年前、マスター元気かなと母ちゃんが言うので、店を訪ねた。
ところが、以前の場所にお店が無かった。
「辞めちゃったんだ~」と母ちゃんが残念そうに言う。
「もしかしたら、場所が変わったのかもよ」と言い、ネットで探ったら
似たような名前のピータースが出て来た。

もしかして、ここじゃ無いかと思い、母ちゃんが電話を入れたらビンゴ!
マスターが電話に出て、何と私達を覚えていてくれた。
これから行きたいと言うと、生憎、その日は予約で貸切だったので
日を改めてと言う事に成った。それから、何度かこれの繰り返し(^^;;;;
最後は、昨年の結婚記念日に予約しようとしたが、
この日も、先に予約客がいてダメだった。
日曜日が定休日なので、中々行く事が出来ないでいたが、
この日は、電話もせず店を訪ねた。お店の店員さんが
「10:30ラストオーダーですが、それでも良ければ・・」時刻は10:00。
「良いよ、先に入って、何でも良いから注文しておいて」と
母ちゃんと次女を降ろし、私は、近くの駐車場を探しに行った。

近くに駐車場を見つけ、お店に入ると、まだ、何も頼んでないし、
マスターに、声を掛けてないとの事。
「どうする?何頼む?」と言う事で、昔、食べさせて貰った事が有る
料理を頼もうとしたが、メニューに載って無い(^^;;;;
そこで、店員さんに「すみません、マスター呼んで貰えますか?」と頼んだ。

マスター登場!
「マスター!こんにちは。マッチャン。来ちゃった」と言うと
「あれ~~~!マッチャン久しぶり。フーちゃん、全然変わらないね」
「これ、娘です」と次女を紹介した。
「あららら、こんな大きな娘さんがいるんだあ、フーちゃんに似て美人だね」
次女で、上下に娘がいる事、下の娘が20歳に成った事を知らせた。
マスターに結婚後、子供を見せに来た事が無かったので、
その時、マスターとの間に、とんでもない時間が一気に流れた。
「こんなに美人じゃ、芸能界にでも入れたら」とマスター。
そりゃなんでも褒めすぎだ、後で、図に乗った事を言い始めるぞこいつは。
「そう言う関係のお仕事をしています」と、
マネジャー業をしてる事を知らせると、とても驚いていた。

「そう言えば、ゴメンね。いつも予約断っちゃって」とマスターが言った。
「いきなり来る方が良いかもね」と言うと
「そうなんだよ、いつもはさ空いているんだから」と笑いながら言っていた。

以前に食べさせて貰った事がある料理が無い事を告げ、
「マスターにお任せしますので、何か食べさせて下さい」とお願いをした。
「よし、お腹空いてる?牛肉の良いのが入ったからそれ出すね」と言い
厨房へ戻って行き、マスターが、次から次に料理を出してくれた。
その中の一つに、チーズフォンデュが有った。
DSC_0649.JPG
お客さんが、次々と帰って行き、私達の料理を作り終わると
テーブルに来て、ビールを飲みながらの話に成った。
「ホント、久しぶりだよね」から、当時の話や、2次会をした友達が
離婚してしまった事や、母ちゃんの会社の友達の話をしたら
その後、母ちゃんの後輩が、神楽坂の店に良く来てくれたと、マスターから聞いた。

困ったのは、次女に、当時の話をあれこれ喋られた事。
「お父さんがぞっこんでさ、お母さんをゲットしたんだよ(^^)」
・・・・・・そうだったかなぁ?逆だと思うけどなあ~。
「でも、こうして店の事忘れないで、
夫婦で子供連れて来てくれてさ、俺、嬉しいよ」とマスターが涙声に成った。
時間が一気に流れたので、色々な事が、マスターの中に巡ったのだろう。
当時、マスターが「マッチャン、俺んちはさ、母ちゃんがOKの時は、
なめこの味噌汁を出すんだけど、マッチャンの所は何?」と言われた事を告げると
「え!俺そんな事言ってた?そうか、そんな事もあったねえ」と目を細めた。
当時、マスターのお嬢さんは小学生だったが、
その後、結婚して孫2人が産まれ、離婚して、現在同居をしているらしい。
「孫が可愛くてさ、上が男の子で小4なんだけどね、可愛いよ」と言っていた。
好きなゴルフも止めて、あまり趣味も無いので、今は孫の趣味である
鉄道模型を買いに行ってるらしい。

PM11:30。話は尽きなかったが、
「マスター、また来ます」
「次は、娘全員連れて来ますから」と告げ、店を後にした。
会計を済ませ、出て来た母ちゃんが
「どうしよう。1人1000円で良いって言われちゃった」
「それじゃ、飲み物代にもならねえぞ」と言うと、
次女が、すかさず計算を始め「軽く、1万以上は行ってるよ」と言っていた。
あらあら、迷惑かけちゃったな(^^;;;;
「今日は、マスターに甘えて、次は、ちゃんとして貰おう」と言い車に乗った。

酒の飲めない私が、唯一行きつけのお店だったマスターの店。
それも、神楽坂と言う、オシャレな場所。
随分前、嵐のニノが板前さんのドラマをやっていた頃、
この神楽坂が舞台で、番組の中で何度かマスターのお店の看板が映った。
私に、バーボンを教えてくれた、新婚旅行で、二人が買えるだけの
ワイルドターキーを買って来たのも、このお店の影響だった(^^;;;;
アーリータイムズ・フォアロゼ・メーカーズマーク・IWハーパー等
ここで、何種類のバーボンを、少しずつ飲ませて貰った。
時が流れ、これらのバーボンも、コンビニに並ぶ酒と成った。

帰宅する頃、母ちゃんと次女は爆睡。
母ちゃん曰く、「マスターが最後に持って来た、オーストリアのビールが効いた」でした。
私は何か、ひとつ胸のつかえが取れた様な心地だった。
マスター65才、私は、もうすぐ57才。20数年ぶりの再会でした。


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柳田

素敵な再会ですね(o^^o)
次はご家族全員で楽しい時間を過ごせたらいいですね。
予約が取れにくい、人気のあるお店なんでしょうか?
早めに予約ですね。
あの辺はオフィスと学校が多いので、日曜日はお休みなんでしょうね。
市ヶ谷付近は私も懐かしい場所です。
by 柳田 (2014-02-18 08:36) 

まつパパ

以前、予約の電話をした時、苗字を言っただけなのに、
「もしかして、マッチャン?」と私を覚えていたのが驚きでした。
母ちゃんは、私の誕生日に、行こうと思っていたらしいのですが、
この日が、良いタイミングだったのかも知れません。
アットホームな、こじんまりしたお店で、
3月は、窓の外に桜の満開が見られるそうです。
マスターは、70まで頑張ると言ってました。


by まつパパ (2014-02-18 09:19) 

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