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赤ちゃん取り違え事件 42年の真実 [家族]

私は金曜日に、テレビで見た。
奥野修司さんの原作をドラマ化した番組。
御覧に成った方は、居られるだろうか?
現在公開中の「そして父になる」の元ストーリーなのかな?

これは、アウトだった。
見ている最中、ずっと涙が止まらなかった。
気持ちの中に、処理出来ない物が貯まって行った。
到底、私には当事者のご家族の心情をを理解する事など出来ない。

ウチに置き換える事も出来ない。
子が産まれ、父親などやった事が無い自分が
マニアルも無く、子を育ててきた。「可愛い」それだけで育てて来た。
その子が、自分の本当の子供じゃ無かったなどとは、想像を絶する。

「神様のいたずら」
それを口にする事事態が、とても重く感じた。
他人様が言える言葉じゃ無い。

ウチは家族全員で見ていた。
子供達は、面白可笑しく、実は超お金持ちの子供だったらとか
話をしていたが、次第に、「この間もお母さんに似てるって言われた」とか
子供の時に、言う事聞かなかった時、こうやって怒られたとか
「エリを育てたのは私だ」と長女が言い、
自分達の小さかった時の話しに、華を咲かせていた。

人と人との繋がり、家族の絆、親子の絆、親ってどう言う事。
そこに、数学の様に、きっちりした計算式があるわけじゃ無い。
それでも、これほど尊い、大切な物は無い。

子にとって親はうるさい、疎ましいと感じる時期があり、
それは、いつの時代も同じで、繰り返されている。
帰りが遅い、勉強しろ、先生の言う事聞きなさい等々
そういう時期を経て、親に対する思いが徐々に変化をする。
守って貰った、育てて貰った事への感謝が生まれ、
次は、守ってあげなくちゃいけないと言う気持ちに変わる。

「大丈夫、私はもう大丈夫だから」

あの言葉は身に染みた。
オレは自分の親に、それが言えてるだろうか?
本当の意味で、それを伝える前に親父を亡くした後悔を感じた。
50も後半に成って、100%大丈夫と言えない自分を感じた。

番組最後に、このご家族のねじれてしまった絆が、
他の家族ではなり得ない、太い絆に成ってくれた事が感じられ
救われた気持ちに成った。



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柳田

今晩は。私はこの番組も見てないですし、映画も、見てないですが、本当にあったお話なんですか!
42年前って私が生まれた頃とたいして変わりない時代です。
そんな頃に赤ちゃんの取り違え…
考えられないですが、本当にあったんですね。
自分には全く置き換えられないし、置き換えたくないです。
映画も観に行かないのは、そういう思いがあるからかもしれません。
いきなり今まで育ててきた子が自分の子ではありませんと言われても…
そんないたずらする神様は神様じゃないと思ってしまいます。
でもそれを乗り越えられた家族がいるなんて…
by 柳田 (2013-10-16 20:46) 

まつパパ

テレビ番組の方は、ドキュメンタリーに近い物だったので
当事者な方々も、多く出演されていました。

私には内容が、とても重く感じました。
by まつパパ (2013-10-17 08:42) 

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