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夏休み明けの練習 [高校バレー]

久しぶりに練習に出た。
顧問が不在の練習は、これまで何度か有ったが、
しかし、この日迎えた練習は、それとは違う。

体育館に入った時に、練習は始まっていて、
「こんにちは!」と元気な声で迎えられた。
基礎トレーニング最中で、1年の二人がクリア出来ず
泣き言をこぼしながらやっていた(^^;;;
そこに「大丈夫、出来るガンバレ!」2年生の声が耳に入ってきた。
その声に張りが見えた。
その練習が終わり、次、次と練習メニューが続く。
私は、黙ってそれをベンチに座って見て居た。

でも、張りが見えたのは、あの時だけだった(^^;;;

一通りのメニューが終わった後、ゴリと2年生の3人を呼んだ。
最初にキャプテンに聞いた。
「これで次、府〇東と戦って、勝てると言う自信が持てる?」
ゴリにも聞いた。
「これで、自信を持って貰えると思う?」

みんなNOだった。
「じゃあ、どうしたらいい?」

副キャプテンに話した
「顧問が復帰して、今のお前達を見てどう思われる?」

苦渋の決断なんだよ、自問自答をしてるんだよ。
やはり無理しても、行った方が良いのか?
頭の中をグルグルグルグル。
今まで指導してきた自負もある。きっと、大丈夫。
そこまでお前達が、考えているかは知らない。
任す人、任される人。そこに目には見えない絆がある。
復帰してきた時、その絆が本物で有った事を
互いに確認出来る関係で有って欲しい。

「お前ら、夏季大会で負けて泣いたんだよな?何で泣いたの?」
「悔しかったからです」
「その悔しさをバネにするなら、どこでそれを表すの?」
「・・・・・・練習です」
「今日、その悔しさが出ているか、楽しみに来たんだけど」
みんな、難しい顔をして聞いていた。

「いつまで、こんなジジィに、こんな小言を言わせるき?」
「いいよ、次も負けて泣くなら、お前達がそれで良いなら付き合うよ、
でも本当は、勝って喜んでるお前達を見たいし、一緒に喜びたい」

夏季大会で負けた事実を、真摯な態度で受け止めてない。
それを、引きずれとは言わないが、負けたチームの覚悟が見えない。
私は、夏季大会で負けた時、涙など出なかった。
悔しいと言うより、不甲斐なさだけが残った。
相手に負けたのは無く、自分に負けたのだ。

本当の後悔は、失敗した事、出来なかった事にでは無く
やらなかった、しなかった事に生まれる。

失敗を恐れず、結果を恐れず、自分達が出来る事をやろうと、
自分だけで無く後輩達にも、伝わる様にして行く努力をする。
上手や下手が前提では決して無い。
その為に、積極的に成れる自分を作って行く。
ウチのバレー部は、いつの代でも、そう有って欲しいと願っています。


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