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兄弟愛 [家族]

漢字で書くと、兄(あに)に成ってしまいますが、
実際は姉で、私の義母と、叔父の話。
実は、義母が入院をしている。
この3連休も、ずっと病院に義母を訪れていた。
この先の、治療次第なのだが、
医者から告げられた内容は、家族にとって重たい物だった。
それでも、お袋は頑張って治療を続けている。

お袋は福島の本宮出身で、5人兄弟の長女。
自分の母親が早くに亡くなり、叔父達のお母さん代わりだった。
中でも、次男の叔父は、顔も瓜二つ(^^;;;;
今も本宮に住んでいて、地元の少年団の副団長を務めたりして
多忙な毎日を送っている。
その叔父に、電話でお袋の事を知らせた時、
いつも元気な叔父の声が、トーンダウンしたと、義妹から知らされた。
病気らしい病気を患った事が無い、元気なお袋の入院はショックだったろう。
連絡後、色々と行事が重なり、日曜日に、福島からようやっと、
その叔父が、お袋の見舞いに訪れた。
その場に居合わす事は出来なかったが、病室に入るやいなや
「ねえちゃん」と涙したそうだ。
兄弟一番下の叔父は、近くに住んでいるので、
殆ど毎日の様に、お袋に会いに来てくれている。

私も妹がいるが、幸いにも親代わりと言う立場に成らずにいられたが、
お袋が母親代わりだった話しは、この叔父から随分と聞かされていた。
親父の通夜の晩、私達、孫達を集め、親父の遺影の前で、
昔の話しをストーリー仕立てで、話しをしてくれた。
自分が幼かった頃、怪我をした時、親父と結婚式の時、
姉夫婦が東京に出て行く時、自分が東京に出た時、
色々な場面で、お袋、親父に世話に成ってきた話を、
流暢な福島弁で聞かせてくれた。孫達は、方言が理解出来ず、
途中、叔母や、お袋に通訳をして貰い、聞いていた。

その叔父が、ようやっとお袋の見舞いに来られた。
来る途中の、新幹線の中は、どんな思いだったか、
病院に入る時、病室に入る時、どんな思いだったか。
お袋の顔を見て「ねえちゃん」と言うのが、精一杯だったのだろう。

面会後、実家で、お袋の舞踊のビデオを見たり、親父のビデオを
叔父と一緒に見ている時、お袋から電話が掛かって来た。
くつろいででいるか、心配だったのだろう。
「今、ねえちゃんの踊りのビデオと、あんちゃんのビデオを
見させて貰ってる所だよ」とお袋に告げていた。

叔父は日帰りするつもりで、見舞いに来たが、
実家へ1泊し、今朝、もう一度お袋の顔を見てから帰る事と成った。
もう、福島に着いた頃だと思うが、どんな思いを胸に帰ったのか、
この兄弟の情け深さを思うと、いたたまれない気持ちに成る。

だから、お袋は是が非でも病気に負けず、
元気なお袋に成って、快気報告しに福島に行かなくては成らない。


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柳田

ご自分のためにも、皆さんのためにも病気に勝って元気になりますように!!!
by 柳田 (2013-07-17 09:27) 

まつパパ

ありがとうございます。
by まつパパ (2013-07-17 11:56) 

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