久々の電話

昨年の3月、洞峰カップの試合会場へ
私を、訪ねてくれた友人がいた。
高校時代、同じバレー部だった。
部活が同じと言う事や、2年からクラスが一緒だった事も重なり
今日まで、その友人関係が続いている。
奥さんが、私の妹と中学の同級生だった。
互いに人生の節目である結婚式も挨拶をしたり、されたり。
バレー、ギター、フォークソング、四畳半、電球、長島。
あいつの事を考えると、これが即座に思い浮かぶ。
長島が引退した。その引退挨拶をしているモノクロのポスターが
アパートの壁に貼ってあったが、やつは、この後ろに金を隠してた（＾＾；；
あいつが、3年に成った年。お袋さんが、交通事故で亡くなった。
連絡を貰い、あいつのアパートで、二人無言のまま荷造りをした。
私があいつと知り合った時、既に親父さんは他界されていたので、
その心痛が、二人を黙らせたままにした。
これを機に、実家を継いだ兄貴夫婦の所から、大学まで通うことに成った。

それから、北関東では、誰でも知ってる大手スーパーに、
卒業以来勤務している。最近、東京にも進出をして来た。
昔の話は、お互い女房殿には聞かせられないと、
暗黙の了解が、成り立っている（＾＾；；；；；；

火曜日、ウチの取引先である、大手複写機メーカーの営業が、
茨城に異動に成ったと、ワザワザ水戸から事務所まで挨拶に来てくれた。
この人とも長いお付き合いなのだが、久々だったので、名刺交換をすると、
営業統括本部長と言う肩書きに変わっていた。
「偉く成っちゃったね」と言うと謙遜していたが、
彼が、ぺぇぺぇの頃から知っているので、嬉しかった。

情報交換と言う形で話が進んで行ったが、
私の知らない情報が沢山聞けた。
彼は、私が茨城出身？と言う事も知っていたので、
あそこが、こう変わって行きます。変わりましたよ。と
楽しく話を聞かせて貰った。

取引相手の話に成った時、友人の勤務する会社の話に成った。
戦略候補トップにあたる会社だと言う事だったので、
友人が勤めている旨を話し、「紹介しようか？」と言うと
是非にと言う事に成った。

で、久々の電話と成った。「元気かい？」から会話が始まった。
昨年暮れ、椎間板の手術をしたと、その時、始めて知った。
経過があまり良くないので、趣味であるゴルフが出来ないと嘆いていた。
「マツは、相変わらずバレー行ってんの？」と聞かれた。
しばらく、四方山話をした後、会いたいと言う営業の話しをした。

「会ってやってくれっか？」「マツの紹介なら、いつでも良いよ」
誰でも、この年に成れば、ある話しで、私も、頼まれたりする時がある。
この信頼は、どこから生まれているのだろうと考えた。
口で説明する事は難しいのだが、これって信頼とは違うのかな？

快く引き受けてくれた事に礼を述べ、「工場って霞ヶ浦だよな？」と聞いた。
数年前、会社が設備投資をし、食肉加工工場を建て、そこの工場長だった。
「いや、今は本社で、そこの人事総務部にいんだよ」
「おめえが、人事部？」
「だべ、マツもそう思うべ、上は何考えてんだべな（＾＾；；」
昔を知ってる私はね・・・・（＾＾；；；「そりゃ、ダメだんべな」と
互いに軽口を叩いたが、成るほど、上司はあいつを良く見てると感じた。
昨日、その営業から、「18日にアポイントを頂きました」と連絡が来た。
後は、よしなにだ。

洞峰カップの時、すげえ高そうな牛肉を持って来てくれたのだが、
工場長じゃないと、もう、貰えないな（＾＾；；；；；；；；；；；