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バレーが出来る喜び [高校バレー]

強豪校同士は、春高予選真っ最中。
そして、多くのチームは、新人大会を間近に控え、
選手達は何の疑いも無く、良い結果を求め、日々練習に励んでいるだろう。
ウチの子供達も、その中の一人だと思う。

当たり前の様に、時間を費やし、いつもの体育館で、
仲間と一緒に汗を流す。良いよね、幸せだ。
自分が一生懸命にやっている事へ、保護者も理解し応援してくれている。

全国高等学校体育連盟バレーボール専門部に届いた便りを転載します。
お前達は高校生なので、別にすぐ何か出来る立場では無いだろう。
でも、これを読んで、すぐに出来る事もあると思う。

「感謝しよう!」

その上でバレーをやろう。
同じ高校生でも、まだまだ、自分の周りが落ち着きを取り戻せない人達がいます。
多分だけど、自分が高校生の内には叶わないのかも知れない。
それ位、爪痕は大きいし、深いのだ。
だから、私達は、今に感謝しよう。
現在騒がれている事など視野に入れたら、明日は我が身かも知れない。

福島県相双地区の現状

東日本大震災以降全国各地から温かいご支援を賜り誠にありがとうございます。 この場をお借りして厚く御礼申し上げます。 福島県の太平洋沿岸部に位置する相双地区は、いまや全世界の注目の的になってしまった 東京電力福島第一原子力発電所をかかえた地区です。 地区内に14校あった高校(分校含む)のうち、本来の校舎で学習活動を行っているのは わずかに5校のみとなっています。残りの9校は他校の校舎を間借りしたり、 仮設校舎で学校生活を送っております。 津波の被害により、学習の場を移すことになった学校は0で、すべては東電の原発事故に起因します。 避難中の9校のうち、仮設校舎とはいえ自校だけの空間を持つ学校はわずかに2校 (小高工業、小高商業)のみで、その他の学校は地区外の高校や大学の校舎を間借りする 形になっており、部活動に関しては、どの学校も独自の体育施設は無く、活動そのものが 非常に困難な学校も多く存在します。地区内に残る生徒数も大幅に減少し、 バレーボール部員の減少も深刻で、部活動を継続できているチームの半数は、 バレー部に所属していない生徒に協力を仰ぎ、試合に出るための人員確保に苦労している状態です。 9月に1,2年生のみで行われた相双選手権の参加チームは男子が3、女子が4と 非常に寂しいものになってしまいました。また高校にとって部員の供給源である中学校も 20あったチームが半減し、さらに年齢層が低くなればなるほど人口は減少傾向にあり、 部員不足に悩む状態はしばらく続くことが予想されます。 そのような状況の中で、6月に行われた県高校体育大会では、男子の相馬高校が6年連続18 回目の 優勝を飾り、女子では1年前には部員の半数以上が県内外に避難を余儀なくされ、 1月に行われた新人戦でも2回戦で敗退した原町高校が3位に大躍進いたしました。 さらに相馬高校は東北大会においても2連覇を果たすなど県内外に明るい話題を提供してくれました。 原発事故当初に設定された警戒区域(一般の立ち入りが禁止された区域)も徐々に縮小され、 自由に自宅に戻ることができるようになったエリアは拡がってきました。 今年4月に警戒区域を解除された南相馬市小高区ですら、いまだに地区内のすべての 震災がれきを処分するための場所が決定しておらず、そのためにインフラの整備も手つかずの状態です。 復興はおろか、今なお復旧作業にすら着手できない場所がたくさんあります。 自分の生まれ育った地にいつ帰れるのか、 自分の家にいつ帰れるのか・・・前を向いて頑張ろうにも、どっちが前なのか、 どう頑張っていけばよいのか、それすら分からずに不安な毎日を送り続けている被災者が、 福島には今なお何万人もおります。 そのことは全国の皆様にも知っておいていただきたいと切に願っております。 そして、この地でバレーボールに携わる人間としては、 バレーを通じて全国に明るい話題を発信できるように頑張っていきたいと思っております。

相双高体連バレーボール専門部
専門委員長曳地俊一(県立小高商業高校勤務)

原文は、下記HPでどうぞ。
http://www7.plala.or.jp/zkvbhp/sinsai/2012.10.24fukusimahoukoku1.pdf

「JAPAN IN A DAY」


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