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気配り、目配り、心配り [バレーボール]

中学・高校と間もなく春季大会が始まります。
足立区は既に始まりました。どのチームも新人戦以降、
厳しい練習を重ね、この大会に臨むのだろう。
中学は区大会・ブロック大会を経て、都大会に進む。
渕江は日曜日、区大会1日目を終え、次の日曜日決勝だ。

ウチは今月末に春季リーグ戦をホームで迎える。
この2年間の印象として、ウチの子供達は脳天気な方なのかなと
思っていたが、以外と繊細でナイーブな子供が多い(^^;;;
お前ら、失恋すると大変な事に成るだろうな(^^;;;;;

さて、突然ですが、マクドナルドの原田社長をご存じだろうか?
マックからマックへ転身した人で有名ですね(^^;;;

その原田社長が、先日テレビで、
「人はやった事、した事が無い事に、チャレンジする時に成長をする」
と仰っていた。大企業のトップが言う事も、バレーの指導者の言う事も
そう変わりは無い。企業は人が成長して行かなければ衰退して行く。
今までやっていた事を、掘り下げ追求して行く事も必要だが、
新たな事へのチャレンジが、成長していく早道なのかも知れない。
だからと言って、むやみやたらに、チャレンジしても仕方が無い。
それを導き出す為に、リサーチを繰り返す。
リサーチ段階で言い訳も出て来る。
顧客数の減少や、材料の値上げやら、マクドナルドも、
現市場での悪状況は付いて回るが、
原田社長曰く、「そんな事は理由に成らない」だった。

これを、バレーをやっている人達に置き換えるとどうだろう?
同じ様な事が言えないだろうか?
成功例を例えにするのは、ズルイかも知れないが、
チャレンジをしているだろうか?リサーチしているだろうか?
「それやった事無い、だから出来なくて当たり前」とすぐに諦めて無いだろうか?

チャレンジの話は、ここでも良く書くので、今回はリサーチの話。
バレーで言うリサーチとは、いったいどんな事だろう。
敵チームのリサーチ。
どんな戦法をとってくるのか?どんな攻撃をしてくるのか?これもリサーチだ。
でも、これは限りがある。
中学は、区・ブロックという枠があるので対戦相手の事は、だいたい分かるが、
都大会の初戦などは、どこと当たるか分からない。
高校もリーグ戦などは、どこと対戦するか分からない。
強豪同士だとある程度、普段から練習試合などをしているので、
予想は付くのだろうが、いつもいつも貼り付いて見ている事は出来ない。
出来たとしても、試合日当時に簡単にスカウティングする程度。

では、いつでも簡単に出来るリサーチとはいったい何だろう?
ここで質問。
みんなは、一番身近にいる、仲間の事をどれだけ知っているだろう?

大昔、茨城国体(私が高二の時)で、北島先生と試合を見ていた。
コートでは日本鋼管が試合をしていた。そこに、先生と日体大の同期で、
寮で同室だった一柳さんがプレーをしていた。
観戦中のある瞬間、先生が「あっ、あいつサーブカットミスるぞ」と呟いた。
そして次の瞬間、一柳さんは確かにミスった(^^;;;
長年一緒にプレーをして来た者にしか分からない、何かを感じたのだろう。

みんなは、仲間のクセ、どの状況下でミスの確立が高いか?
と、仲間自体のリサーチは完璧に出来て居るだろうか?
これは、誰に言われなくても、いつでも練習する事が可能です。

「気配り、目配り」
言葉は誰でも知っているし、必要だと言う事も認識しているだろう。
でも、いざ試合に成ると、薄らいじゃう?
同じプレーヤーなので、誰もがイッパイ、イッパイで、
気配り、目配りが出来なくなっている。

「気配り」
例えば、応援している者から見ていて、試合中、仲間がはじいたボールを
首だけで追っている光景を良く目にするが、あれはイカン事です。
まず、気配りが出来て居ない。ミスった人は「あっ、しまった」と思っている。
その時、仲間の誰でも良いから、取れないのは分かっているけど
必死にボールを追いかけて行く。これって無駄だろうか?
儀式の様に行うのも如何な物と思う時もあるが、
ウチらは、絶対にボールは落とさないって言う気持ち、ミスった人に私は
最後の最後まであなたをフォローするよ、と言う気持ちは伝わらないだろうか?

「目配り」
試合中にみんなが見ている物はボールだ。
でも、ボールって試合中ず~~と見てないといけないのかと言うと、
そんな事はありませんね。訓練も必要だが、空中に上がったボールを
ずっと見ている必要はありません。
上がる瞬間のスピード、角度を見て、瞬時にボールの落下地点を予測し、
次の動作に移る時、ボールから目を離していても問題はありません。
分かりやすいのは、相手から、ラストでチャンスボールが返って来る時に、
味方の誰かが、それを取る瞬間まで、ず~とボールを見ていないでしょう。
この短い瞬間を利用し、相手コートを見たり、セッターならアタッカーが
どこにいるかを見たりしていています。
つまり目配りとは、ボールに対してでは無く、人に対して行う事が大事だ。

そして、「心配り」漢字で見ると、「しんぱい」と読める。
「心配していたよ」「心配だな」
お父さんや、お母さん達がお前達に寄せる思いとは違うけれど、
仲間に対し、心を配ると言う事は、どう言う事だろう。
これは、試合中だけと限らない。普段の中にもそれがあって然るべきだ。
その意味でも、普段から味方の癖などをリサーチして行く事も、
この心配りに成るのだと思いますが、みんなはどう思う?

「心・技・体」
みんなの普段バレーをやってる姿を見ていると、
ついつい、良いプレーをする為だけに成りがちに見えます。
事実、その為に練習をしているのですけどね。
でもバレーは、体・技・心でも無いし、技・心・体でも無い。
常に心が最初に来るバレーを、お前達学生は心がける事が大事だと思う。
中学・高校でプレーしている人は、顧問の教えもこれだと思います。
とても大事な事。いつか、バレーを離れ、そうでは無い場面で、
それはとても必要な事だから、先生方はお前達にそう伝えているのです。

仲間のリサーチはいつでも出来る。今日からでも、それは出来る。
つまりは、より心を配る事は、いつからでも出来ると言う事だ。
いつでも出来る=・・・は、すぐにはやらない事が多いね(^^;;;
これって案外難しいのかも知れない。意識をしないと難しいのかも?
「痒い所に手が届く」って諺があります。
気配りが、細かいとこにまで行く届いている事
前にも書いたけれど、これって少々お節介な程度で無いと気が付かないね。

子供達だけでは無く、指導者の方々、先生方にも、とても必要な事ですね。
子供達に対し、痒い所に手が届いていますか(^^;;;;;
痒い所に手が届いた概念で、真逆の様な指導もあるのでしょうが、
それは、大人達は見ていれば分かりますね。
でも、最終的に子供達に伝わなければ、意味が無い事も確かです。
痒い所に手が届いていると、そうでない事が見えて来ます。
心・技・体の意味を子供達に説く時に、心をどう説くのか?
各々、色々な説き方があるでしょうが、
是非とも、気配り・目配り・心配りも説いて行って欲しいと思います。





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