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最後のお別れ [中学バレー]

これまで、色々な保護者の方々とお会いして来た。
特に、保護者会の幹事をされているお母さんとは、
接する機会も多く、渕江の時、土日は必ずお会いしていた。
ミ◯コママも、その一人です。

渕江の時、土日遠征が多く、地方へ良く出掛けた。
私の車のメーターは、うなぎ登りで多い時は1年で30000k走った。
先生、流石に止めましょうと言ったのは、土曜日、霞ヶ浦南へ行き、
日曜日、山梨の田富中へ遠征した事があった(^^;;;;
先輩お父さんの話では、行った先の学校で誰もいなかった。
先生が、日にちを間違えて行ってしまった事もあったらしい(^^;;;

練習試合会場へ着くと、ステージ上に先生方が居られるが
私は、あの場へ行くのがどうも苦手で、いつも引率の保護者の
方々と一緒に居た。シートを広げ、荷物を置き、昼、子供達が
食事が出来る様に、用意をしてくれた。
先生はコーヒーがお好きなので、必ずコーヒーを用意してくれ、
お裾分けで、私もコーヒーを頂いた。

ミ◯コの先輩達の赤ジャージ軍団の時は、引率と言っても
本当に車だしで、ベンチに入る事などは無かったが、
ミ◯コ達の代から、良く入る様に成った。
こいつらは、試合会場で良く怒られていた(^^;;
そんな時、引率している保護者の方々とコートを見ながら
ぼやいたり、ため息混じりの会話をしたりした。
なので、ミ◯コパパ・ママとは、ほぼ2年間、土日は必ず行動を共にしていた。
こんな事をさせて貰ったのは、きっと渕江ならでは、って言うより、
丹◯先生だったからだな(^^;;;;
お昼を食べる時や、それ以外でも良く話をした。会話の中心は子供の事が
一番多いのだが、それ以外に、プライベートな話も沢山して来た。
夫婦の馴れ初めの話や、子供達が産まれた時の話や、色々な話をした。
こうして普通、学校の保護者同士ではしない事を、互いに子供が、
渕江中女子バレー部と言う事で、その時は、家族の様な接し方をさせて貰って来た。
当時は、地方への引率慣れ?をしていたが、引率経験のある保護者の方なら
分かるだろうが、細々と結構面倒な事が多い。

エリの代の責任者は、ウチのかあちゃんだったので、
引率しても、しゃべるのはかあちゃんだから、別に、これと言って
特別な話をする訳では無いが、ミ◯コの代とエリの一つ下のア◯サの代、
両家のパパとママには、大変お世話に成って来た。

ミ〇コママとの、これまでの事が色々と頭の中に出て来ます。
病気の治療をしながら、子供達の為に、ずっと引率の手伝いをして来てくれた。
時には、自ら車の運転までして、子供達を乗せ、試合会場へ行ってくれた。
私ですらハードだったのに、ママはきっと大変だったろう。

あの子達の代の、最後の試合の夏季大会。
その数ヶ月前、レギュラーだったア◯サが練習試合で
足を2カ所同時に骨折をし、戦線を離脱したまま、臨んだ夏季大会。
ア◯サを欠いままの試合だったが、この大会でベスト8入賞をした。
その最終戦に、足を少し引きずっていたが、ア◯サがコートに戻った。
マ◯サパパ、ママはもちろんだが、ミ◯コママが本当に喜んでいた。
負けてしまったが、みんな大満足だった。
子供達は負けて悔しかっただろうが、どこか清々しさを感じた試合。
その試合を見ていた、心ない保護者の一言に、
ミ◯コママが涙を流して悔しがった姿を思い出す。
「松◯さん、悔しい!」と言った、涙顔のママの顔を思い出す。
一生懸命と言う事を、誰よりも知っていたお母さんだったと思う。
奇しくもミ◯コは、高校での最後の試合も、同じ会場の同じコートだった。
その時も、ママからメール頂き、ミ◯コの高校バレーが終わった事を知らせてくれた。
そう言えば、ミ◯コが試合中、集中力が切れ、いい加減なプレーをすると
先生にも怒られていたが、その時の、ミ◯コママの顔は先生以上に怖かった。

あの代のみんなのお母さんだった。悪さをしてる子はママに怒られたし、
試合に勝った時は、一緒に喜んでくれた。
ミ◯コの可能性について、高校へ上がる時に良く話をした。
ママは謙遜してしながら話をされていたが、一番あの子の可能性を
信じていたのはママだった。中学時代はキャプテンでは無かったが、
高校へ進学し間もなく、渕江にミ◯コが顔を出した時に、
「いいか、お前がチームを作って行けよ。お前のチームにしろ」と
話した事が有った。あの子は「ハイ!」としっかりとした声で返事をしてくれた。
春高予選の前哨戦、今は無くなった冬季大会で、ベスト8に入った時は
本当にママは喜んで居て、その時もメールで知らせてくれた。
エースに成ったねと、ママにお知らせしたが、、イヤイヤとその時も謙遜されていた。

高校から大学へ進む時、本人次第と仰っていたが、
ミ◯コがバレーをやらないと決めた時にも、
メールを頂き、文面から少し寂しそうな感じが受けて取れた。
「あのバカチンが心理学なんて、松◯さん可笑しいでしょう」と仰っていたが、
「じゃあ、今度ミ◯コに診て貰わないといけないね」と言った時、
「止めた方が良いですよ」と笑っていた。・・・・これ、昨年の話です。
ご家族にも、突然だったのかも知れないが、私には本当に突然すぎる話だ。

私に取っては、単にエリの先輩のお母さんでは無く、
コーチ時代、その愛娘に手を出した事も有ったし、叱咤激励の日々を過ごしてきた。
2年間、共に子供達の為に、私達は一生懸命にサポートをして来た仲間でした。


そのママと今日、最後のお別れをしに行きます。

何とも言えない気持ちでいっぱいです。
今日のお通夜の事で、昨晩、かあちゃんと口げんかをしてしまいました。
私は、これまでの感謝の気持ちを込めて送り出したい。
かあちゃんは、それでもバランスを考え、アドバイスをしてくれた。
私が聞く耳を持ち合わせて居なかったのが悪かったな。
ママの最後にケンカしてちゃ、申し訳無いもんな。
夫婦揃って、最後のお別れをしよう。


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