手紙

拝啓
さ〇りパパ、こんにちは。
本日、あなたの愛した娘達、中学生最後の
試合を見させて貰いました。

体育館で青〇先生が、この日、新宿中の子供達が身に纏った
ユニフォームは、最後にあなたが選んだ物だと、
さっつんコーチに、声を震わせながら話していました。

あなたが選んだ、そのユニフォームを着た娘達は、
現役の頃と何も変わらない･･それ以上に好きになった
大好きなバレーを、ライバルだった三砂の三年生と
元気いっぱい、プレーしていました。

私は、何かをグッと、止めて見ていないと
たちまち涙が溢れそうで、試合の終わるまでそれを
緩める事無く見ていました。

結果はご存じの通りです。

さ〇りパパ。
私はあなたの様に成れるでしょうか？
純粋に、子供達の一生懸命を応援できる親父に成れるでしょうか？
･････ちょっと無理かも知れません（＾＾；；；

私は、あなたの様に最後の最後まで、子供達の応援ができるでしょうか？
･････きっと出来ません。

そんな私ですが、あなたの様な応援親父を目指して、
少しでもあなたに近づける様、頑張って見ます。

さ〇りパパ。
このまま、引き続きあの子達をよろしくお願い致します。
きっと、高校に行っても頑張ってくれるでしょう。
それでも、いつか自分に負けてしまう事もあるかも知れません。
そんな時は、どうぞ力に成ってあげて下さい。


それから、もう一人、あなたの様な、応援かあちゃんが、
先月、あなたと同じ、風に成りました。
もし、どこかで会う事がありましたら、
よろしくお伝え下さい。
あなたと同じで、こちらにいる時は、娘を一生懸命に
応援していたかあちゃんです。
私も大変お世話になった恩人でしたが、
その気持ちを、こちらにいる時、直接ご本人に伝える事が
出来ませんでした。どうか、よろしくお願い致します。

そして、これからも、
バレーを頑張る子供達を宜しくお願い致します。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具