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指導法 [スポーツ]

連休中、TBSの深夜番組「報道の魂」と言う番組で
九州の高校ラクビー名門校、東福岡高校の谷崎監督を特集したドキュメンタリーを見た。
地方番組「ムーブ」と言うドキュメンタリーで、大賞を取った作品でした。
福岡県大会決勝で筑紫高校との対戦を番組は追いかけ、
対戦相手である、筑紫高校の西村監督と谷崎監督の指導方法を
練習風景を交えながら、比較して行った。

西村監督は県内でも有名な熱血先生。
私の廻りにいる、都内名門バレー部の指導者の殆どの監督がこれだと思う。
かたや、谷崎監督は生徒の自主性を重んじる、生徒同士でコーチし会える指導法。
両監督のインタビューを交えながら、番組は進んで行き、そして決勝戦の軍配は
東福岡高校に上がった。

谷崎監督も元は熱血スパルタ指導法を取っていた先生だが、
先生の奥様が38歳でこの世を去ったのをきっかけに考え方が変わった。
自分がラクビーに没頭してる時、亡くなった奥さんを犠牲にして無かったか
短い人生を楽しんでいただろうかと自問自答を繰り返し、
休職しお子さんを連れ、ニュージーランドへ行き、そこで人々が
ラクビーを楽しむ姿を見て、子供達に命とラクビーを通し生きる力を
教える様に成ったと言う。

番組で練習風景を見ている時、西村監督の指導法は私にも馴染みがあり
これまで色々な体育館で、それと同じ光景を見てきた。
谷崎監督と同じ様な指導法は下北の小川先生が、私の知る限り一番近い
監督かなと思いながらテレビを見ていた。

西村監督のインタビューで、谷崎監督の指導法に付いての質問に答えて
いたが、理想の指導法だが、時間も掛かるし、実際自分には出来ないと答えていた。
正直その通りだと思った。
多分、谷崎監督と同じ様な指導をされている先生は沢山居るだろうが、
結果を伴う事は非常に難しい事だと思う。結果を伴う事と、子供達の自主性を
重んじる事が両立出来たら名監督だ。

随分前、下北へお邪魔した時に小川先生の指導している所を、拝見した事があるが、
穏やかな口調で子供達に話しをしていた。昼食を取っている時、コートを見ながら
小川先生が、「各々自分のやりたい練習をしています。誰も強制しないし
自分達で考えてやっています」と仰っていた。
もちろん子供達が勝手な練習をしてるだけは強くは成らない。それを纏めて行く事が
監督として一番重要な所なのは言うまでもない。
全日本で下北出身の選手が一番多いのも、その指導の元、育てられた選手が多いからなのだろうか?

人の言う事を素直に聞く子供だけでは無いし、力量にも差がある。
「お前、頭悪すぎ!」と良く子供達に言ったが、理解出来ない子供達もいる中、
自主性を重んじる等は到底不可能に近い指導だった。
ただ、やりたい事をやってみな。やりたいようにやってみな。と言った時は、
子供達が目を輝かせながら、「良いんですか?」と聞いてきた事が多かった。
その辺を突っつくと案外行けるのかな?・・・・・・・・・とは言ってもダメだろうなぁ(^^;

名監督などとは思わないが、子供達をバレー好きにして欲しいと節に願う。

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