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どうしたと思うオレ(^^) [家族]

日曜日、池袋のメトロポリタンの和食屋さんで、
両家顔合わせが無事行われた。

そもそも、娘さんを下さい的な時も、
昭和のテレビドラマに出てくる様な
心臓が口から飛び出る緊張感は感じなく、
私が頭に描いていたのは、
サントリーオールドのCMで國村隼さんが演じていた奴。
「嫌な奴ならぶっ飛ばそうと思ってた」って言うの(^^;;;


だが、彼は本当に良い奴だった。

少し前から、近い将来、娘にそう言う時が来ても、
それがどんな感じであっても、
何となく今風に合わせてと、納得する自分がどこかにいたが、
彼は、昔からの流れを作ってくれ、私に相対してきた。

そして日曜日。

娘から「ドタバタしてるから、先に着いたら待ってって」と連絡が。
が、それ程遅れることもなく娘が到着。一緒にお店へ向かった。

時間5分前に相手のご両親到着。
この時が一番緊張した。簡単なご挨拶を済ませ、
席について、彼が今日の御礼をみんなの前で話す。
彼の挨拶が終わり、あちらのお父さんの音頭で乾杯を済ませると、
二つ折りのリーフレットが全員に配られた。

自分達の自己紹介とそれぞれ家族の紹介が似顔絵と共に書かれていた。
聞くと、娘が全部書いたらしい。
どうも、この事を私だけ知らなかったようで、
似顔絵の時は、妹たちも協力して写真を送ったりしてたらしい。
息子娘達の子供の時の話や、兄弟姉妹との話など
和やかな感じで弾んでいた。

会場に着く前、娘がドタバタしてると話していた原因が、
この日の為に指輪を用意してららしく、それを取りに行ってらしい。
婚約指輪はプロポーズされた日に貰っていたのを見せて貰ったが、
結婚指輪はこの日初披露。
両家のお母さん達は興味津々で見ていた(^^;;;
そして、婚姻届の保証人にサインをしてくれと言われたいたので、
それぞれの両親がサインをした。
どの役所でも婚姻届は受理してくれるそうだが、
娘達は、今住んでいる江戸川区に出すそうだ。
この時「おとん達と一緒だね」と娘に言われた。

式は来年を予定してるそうだが、婚姻届はもう出す。
つまりは、娘は嫁いだ。

みんなニコニコ顔で喜んでいた。

オレはどうした?

一緒に笑顔で送ってやるか?

それとも、泣くか?

オレは、笑顔で送ってやった。

もう、ここまで来てオレに何か出来るわけでもあるまいしな、

ごねる要素が、彼に何も無いし、お父さんお母さんもとても好印象。

何も無いけど、

何かなぁ、寂しいな。

俺の娘だぞ。

てな感情がうごめいていた(^^)

30数年前、母ちゃんの親爺も感じていたのだろうか。

頭の中で「マッちゃん、良かったね」と義母が言った。
実は、このホテルの斜向かいに、母ちゃんの妹が結婚する時、
義母が入っていた互助会で、結婚式で娘達着るドレスを試着しに行った。
長女が小学3年生の頃だった。
この時、義母が長女に何着もドレス着させ、
母ちゃんに写真を撮らせていた(^^;;;;

今度は自分の為にウエディングドレスを着る日が来る。

母ちゃんは頻りに「一安心だね」と言ってくる。

一安心ってな感情は、正直私の中には無い。

逆にそう思っていたいのかも知れない。
子供はいつまで経っても世話を焼く子供でいて欲しい。

子離れできてない親だ(^^;;;;

だが、彼のおかげでいきなりカサブタを引きちぎられる様な事も無く、
私の中でゆっくりと丁寧に剥がれて行く様にしてくれた。

感謝だね。

今でもちょっと油断をすると涙腺が緩む。

嬉しいはずの出来事なのに、ダメだねこれじゃ。


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