実は

先週金曜日、仕事中だった私の携帯にお袋から電話が。

お袋とは最近連絡も取っていなくてご無沙汰だったので、
「どうした？」って出ると
「お墓を移すの諦めたから、そのお金使わないので上げる」と言う(^^;;;

以前から長岡にあるお墓をこっちに移したいと言われていたが、
親爺の実家でもあるお寺にあるお墓を移すのに、私は抵抗していた(^^;;;
お墓のあるお寺の住職は、私の従兄弟だし近隣には親戚も沢山いる。
年に数回しか行かないけど、親戚付き合いは大事だしね、
「オレがいる間は、遠くても長岡に行くから大丈夫」とお袋には話していた。

それを諦めた。までは良かったのだが、
それに用意していたお金を上げるって何？

「いや、なんでそのお金をオレにくれるの？」と言うと
「だって、あんた先週電話して来てお金頂戴って言ったじゃ無い」（＠＠）
「イヤ、オレ先週お母さんに電話なんてしてないよ」

もうおわかりでしょう。
これ、オレオレ詐欺の電話だったんだね。
最初、ボケが始まったかなって疑ったが、
年の割にはしっかりしてたので、急激に進行したかって思っちゃった。

なので、仕事早めに切り上げて実家に向かった。
お袋と同居してる妹にも電話をすると、
何と、お袋と一緒にお金をおろしに行ったという。
「お前、なんでそんな事する前に、オレに電話しないの？」と言うと、
「お兄ちゃんとお母さんで話して決まった事だと思ったから」

お袋・私・妹の3人で実家で話をした。

前々からウチの子供達には注意されていたんだけど、
私がお袋に電話をする時わざと「オレオレ、オレ」と言っていた。
「バァバの所に犯人から電話があったら、間違えちゃうから止めろ」
だったのです。

今回は被害が無かったけど、いつ同じ様な電話があるかも知れないので、
私がお袋に電話する時の符丁を決めた。
それ以外だったら電話を切れと言う事に成りました(^^;;;

いざ、自分のお袋にそう言う電話があった事に、ちょっと動揺した。
と同時に、電話する時にオレオレを言い続けてきたことを後悔した。

「私は、あんなのには絶対だまされない」と言っていたお袋は、
ショックを受けていた。申し訳です。

話が終わって帰ろうとすると、お袋が紙袋を私に出す。
「何？」
「持ってって」
と、まだ私にお金を渡そうとするので、
「お気持ちだけ頂戴するワ」と言うと妹が、
「お母さん、お金欲しいって言ったのはお兄ちゃんじゃ無いよ」
「あっ、そうか、じゃあ銀行に返して来よう」と苦笑い。

帰宅すると案の定、娘たちは怒っていた。
「だから止めろって言ってたのに＄＄＃％＆％＄’＆＆’（’！！
ホント、バァバが可哀想」
ハイハイ、ホント申し訳でした。反省しました。