ドラゴン桜を借りるなら

東大合格を目指す高校生達のドラマ。
大変好評だったようで、
中でもその劇中に使われた名言名台詞がネットに沢山出ています。

もし、それを一つ借りられるなら、
このドラマで東大入試に失敗した早瀬さんの言葉。
「頑張れる自分になりたかった」です。
きっと、誰もがこう思ってるんだ。
大人だろうが子供だろうが、頑張れる自分に成りたい。

では、頑張れる自分を想像してみよう。
お父さんは？
お母さんは？
お兄ちゃん、お姉ちゃんは？
そして自分は？

頑張るって事はどう言うことで、
頑張れる自分とはどう言うことなのか？
私はね、頑張ってるって大きな声では言えないの(^^;;;
だから、頑張れる自分に成りたいです。

アカデミーには沢山の子供達が通って来ます。
この子達にも頑張れる自分に成って欲しいのですが、
まずは、頑張るって人によってね違うのよ(^^;;;
そんな程度と周りは思っても、本人は頑張ってると思いがち。
認めてあげるはとても大事なのですが、認めてあげながら、
ダメ出しのタイミング・ポイントがとても難しいな感じます。

もう一つ、ドラゴン桜で早瀬さんが、東大入試に失敗した事で、
「人生の中でこんなに悔しいって思った事が無かった」
「自分の中にこんな感情があったの知らなかった」と話しています。
アカデミーの子達も、きっとそうだろうと思います。
本気で悔しいと思った事、まだ無いかも知れません。
悔しいってどう言うことなのかも知らないかも知れません。
この悔しいと思う事を教えるのも難しい。ん？教えるって変だな。
悔しいと思ってくれる人に育って貰うにはどうしたら良いだろうね。

ここで言う悔しいは残念とは違います。
早瀬さんはこの悔しさは
「東大を目指さなかったら多分知らなかった」とも言いました。
25期女子が全国大会決めの試合で負けた時、
全員、本橋監督からお手紙を頂戴しました。
そのタイトルは「悔しさを忘れるな」です。
本当に、良い手紙を貰えた事に親として感謝したのを覚えています。

前にも書いたけど、ビーバーズの子供達も日々頑張ってる。
でも、コロナの影響で大会が中止と成ったり、
人数制限され応援団が入れなかったりで、悲しい思いをしています。

受験で頑張るは自分だけ。
ではバレーの頑張りは自分だけで成り立つ？
バレーの頑張りは、自分だけ頑張るでは上手く行かないね。
つまり頑張るの範囲・範疇・意味が違うのよ。
だから、会長・総監督を始めスタッフ達が言う
「仲間を大切に」があるんだね。

頑張れる自分と悔しいと思う気持ち。
特に、頑張れる自分はバレーに限らず、
これからの人生を送る際、とても大切な事だと思います。
さて、どうしたら育ってくれるのでしょうかね？
勝手に育ってくれたら、こんなに楽な事は無いけどね(^^;;;;
これって、アカデミーの永遠のテーマなのかも知れません。