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指導法 [ビ-バ-ズ]

女子の支部予選の日、試合が始まる前に白田コーチと、
子供達の事と、指導法についての話を伺っていた。
指導の話は、ステージの上で総監督からも伺いました。

この大会前、女子は小布施に合宿に行った。
その合宿先で、各チームのスタッフ懇親会があり、
各々のコーチや監督が、チーム紹介を兼ねた挨拶をした。
ビーバーズの順番は一番最後だったらしいが、
その場で、白田コーチがウイットに富んだ話を披露したらしい(^^;;;
白田コーチの話は、とても面白くてね、
頭の回転や、センスの良さを感じさせる話は、私も、大好きです。

さて、39期生に代が替わったビーバーズですが、
男女とも38期生に引き続き、真面目な子が多い感じがする。
私の前では、普段を出すことはあまりないが、
バレーをしてる感じからは、真面目なんだなぁ~が印象深い。
そんな39期生の子供達。男女とも感情を表に出す事が苦手のようです。
感じてるの?と指導をしてる側から見ると不安に成るのでしょう。

その指導者の1人である白田コーチから、
関東一高野球部の米澤監督の事を書いた記事をメールで送って貰った。
その記事の中で、「指導者は”気づかせ屋”」と言うタイトルが目に入り、
記事を読ませて貰った。

教え請う立場の子供達にも段階があって、
バレーで言えば、ジュニア経験者ばかりのチームと、
チームの中に何人か経験者がいるチーム。
そして、中学からバレーを始めた子ばかりのチームだね。

関一レベルの野球部には、高校生から野球を始めたと言う子は
1人もいないだろうし、それ以前の小中学でも高い能力を発揮した子が多いはず。
つまり、教えを請う側にある程度、基礎が備わってる集団の監督は、
細かい事や、怒鳴って指導するなんて必要が無い事も事実です。
それでもね、子供達を怒鳴って叱って育成する監督も存在するけどね(^^;;;;

で、ビーバーズはどうだろう?
小学生バレーは、全員がバレーを初めてやる子達ばかりです。
学生としても歩き始めたばかりの子供達に、
バレーを通して、人を育てて行く指導が必要な訳で、
その為に、ビーバーズにはバレー訓が存在する。

やがて、下級生だった子が、上級生に成る頃には、
あのやんちゃで、あどけない顔をしていた子供達が、
ピシッと締まった顔つきを見せる様に成っていく。
だからと言って、完成をしてる訳でも無い。
まだまだ、言われたからとか、教えられた通りが多いのです。
ヨチヨチ歩きから、2本の足で立てる様に成ったばかりの子供達に、
道を教える指導者は、中高の指導者とは違った難しさがある。

小学生では感じられなかったが、ステップアップした子供達が、
次に進んだ時、初めて、あの時白田コーチが話してくれた事の意味を
理解するって事は往々にしてあることです。
古河で、フォーメーション練習してる内藤監督が、
子供達に「次、中学に行ったらローテーションがあるぞ」と話していた。
ローテの無い小学生バレーでも、ポジションは重要。
だが、今は言われた通りに動いているだけで、セオリーを学んでる。
内藤さんが子供達に伝えていたのは、そこから、相手を見て考えて
ポジション取りが出来る様に頑張ろうって事だった。
男子のポジション取りは、まだまだぎこちなくて、
セオリー通りにも動けていない。それを気づかせる為に、
度々、ベンチから子供達に大きな声で話しかけていた。

言葉で伝えても子供達は、その意味を理解出来ない事が多い。
実際のプレーで、ほら来るぞ注意しろよと促しながら、
それでもミスが出てしまった時、「何が悪かったんだろう」を考えさせる。
気づかせ屋とは、実に根気と努力の必要な指導だと思う。
で、即結果が出ないって事も有るので、忍耐も必要なんだろう。

以前、ここに書いたかな?
とある公立高校サッカー部監督の事を書いた
「凡時徹底」と言う本を、白田コーチに持って行く事にします。
この先生も、指導者は「気づかせ屋」だと仰っていました。



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