金足農に感動

凄かったねぇ～。
ピッチャーの吉田君の肩は大丈夫なんでしょうか。
今は、それが心配ですね。
野球選手の肩は消耗品だと聞きますから、
いずれプロに行くであろう吉田君は、体のケアをしっかりして欲しい物です。

さて、その金足農の3年生で、この甲子園大会で、
唯一背番号を貰えなかった子がいる。
川和田優斗君。
予選では背番号貰ってたけど、甲子園に来てベンチを外れる事に成ったらしい。

「みんなの前では泣かなかった」
本人の悔しさは計り知れない。
が、同時に、他の3年生9人の気持ちはどうだったろう。
これが、今回の活躍の原動力に成ったのではないだろうか。
「あいつの分まで」
スポーツの良い所は、自分の為じゃ無い、
他の誰かの為に頑張れるってとこ。

スポーツやってるとな、こう言う思いをする選手は居る。
自分が同じだったらどう？辞めちゃうか？へそ曲げちゃうか？
自分も選手としてやりたいと思っていても、どうにもならない事がある。
監督さんも、ここで川和田君を外すには、大きな勇気と決断があったのだろう。
単なる教師生徒としての関係で無く、部活を通して培って来た、
より深い関係が築けていたからこそだったのだろう。
ただ、おじさんとしちゃ、何故メンバー落ちが3年生の川和田君だったのか、
高校生最後の夏、ベンチに入れて上げて欲しかったな。
2年生を入れるなら、10人しかいない3年生を1人残さず入れて欲しかった。

吉田君の肩も心配なのだが、川和田君の今後もちょっと心配です。
監督さんがフォローしてくれるのだろうが、
甲子園で仲間とは違う試練を戦ってきた川和田君。
試合後、仲間が甲子園の砂を集めてるのを眺めていたら、
「川和田も来い！」と呼ばれ、一緒に砂を集めた。

川和田君のご両親の事を考えると、胸が詰まる。
本人以上に辛い気持ちをお持ちだったろう。
子供の辛い気持ちを察すれば、親ならね・・・胸が痛む。
なので、川和田君にはホント、良い大人に成って欲しいです。
出来れば、教師とかどうなんだろう。

（朝日新聞の高岡さんの記事を参照しました）