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6人バレーの1つの例 [中学バレー]

6人でやるバレーとは?
カテゴリーを敢えて、中学バレーにしましたが、
高校生達にも是非見て欲しいと思います。

一つサンプルを。
natm.gif
これは、金町29期女子の全国大会決勝戦の模様で、
いわゆる、ファーストタッチ。試合が始まり、一番最初のプレーです。
対戦相手は、東京第一代表の上野エンジェルス。
金町は、東京第二代表で出場し、
奇しくも決勝は、東京代表同士の対戦と成りました。

ところが、それまでこの代の金町女子は、
この上野に1回も勝った事が無くてね(^^;;;;ずっと、負け続けていた。
だが、結果的に、金町女子はこの試合を制し、日本一に成りました。
では、何故、この子達は1度も勝った事が無いチームに勝てたのか?
この子達の代は、予選から何度か見させて貰ったが、
試合を重ねる度に強くなって行くと言う印象で、あれよあれよという感じだった。

前置きはさておいて、
私が考察する、この子達が日本一に成った要因は6人バレーです。
その1つが、上に映ってるビデオ。
小さくて見にくいかもしれませんがご容赦を。

サーブを受けてるシーンなのは誰でもわかります。
では、自分達のチームのビデオを見た事がある人、
もしくは、そのシーンを想像して見てどう?
上の映像と比べて如何でしょうか?
何一つ同じ?
変わらない?
私が、中高とこれまで見て来たチームで、
これを試合が終わるまで続けていられたチームは少ないです。
6人バレーと言う観点から、もう一度見てみて。

サーブ受けているのは、私の娘(^^;;;;ウソウソ
娘くらいに可愛いと思ってる子で、このチームのキャプテンです。
ちょっとね、体勢が伸び上がってしまってるけど(^^;;;
注目は、その周りにいる子供達です。

ボールがネット真上を通過した位から注目。
レシーバーを中心にして、周りの子供達がその子に体を向けていきます。
顔だけとかねじゃない。おへそを向けてるでしょう。
しかも、体を向けてるだけじゃ無く、いつでも動ける構えです。
何て事無いプレーなんだけど、みんなのチームはどうでしょう。
この子達は、これを試合が終わるまで続けています。

この子達が日本一に輝いた要因は、これだけではありません。
サーブ力、レシーブ力、トスの正確さ、スパイクの決定率等々が上げられる。
けど、それは上野エンジェルスも同じなんだね。
全国大会決勝に上がってくるチームなんだからね。

そう言う、いつもみんなが練習してる一つ一つを競い合うのが試合です。
1人1人では相手チームに敵わない事もあるのだけど、それを補う力。
それが、6人バレーの力です。

お前がミスしても、私が、私達が絶対にカバーする。
それは気持ち的にも必要だけど、姿勢で示せた、続けられた。
それが、この子達が日本一に成れた大きな要因だと感じます。
お互い様な気持ちは、決まっても、ミスしても同じ。
特にな、ミスした時は、私が・・、って思いがちでさ、
それを、カバーし合えたらチームは強くなる。ボールが落ちないチームに成る。

「集中!集中!」「我慢我慢」とかね声が掛かるだろう。
その時、集中してない奴ってホントにいる?
いねえよな(^^;;;
応援団や監督コーチは、あえて、声を掛けてるんだよね。

で、その集中。
何に集中する?
私の所に来たら絶対に拾うとか、絶対に決める、止めてやる・・かな。

オジサンは、違うのよ(^^;;;
集中って声が掛かったりしたら、逆に、周りに意識を高めろって言う。
自分が集中は当たり前で勿論なんだけど、周りを見ない集中はダメ。
何かね、ミスが出ると集中してないって言われがち、言いがちだけど、
まずね、緊張してるの(^^;;;普段通りに中々出来ないでいるの。
サーブ受ける時、そっぽ向いて、鼻ほじってる奴なんていないでしょ(^^;;;
解消の一番は、ミスの次、上手に出来たです。
その次は、ミスをフォローして貰った。だと思う(^^;;;
なので、誰かが、ミスっても私が絶対にフォローするって言う集中が必要です。
小難しい事は無くて、スリーメンとかレシーブ練習をする時ね、
子供達は、誰を見てる?何を見てる?です。
で、同じ事をコートでやりなさいです。
ボールを触ってる人、一番良いのは触るであろう人にへそを向けるです。
この思いを6人が全員持っていたらどう?

お互いにお互いを・・・。
6人バレーって言うのは、そう言う事だと思います。
「One for All, All for one」
1人はみんなの為に、みんなは1人の為に。
この言葉も横断幕で良く見かける(^^;;;
仲良しこよしって意味じゃ無いのは分かるかな?
バレーは繋がりのあるスポーツです。
その繋がりが、上手く行く時はもあるし、上手く行かない時もある。
そこに、この6人バレーの意識が持てたら、どう変わるでしょう?

格好良く決まったプレーも、見ていても気持ちいい。
でも、それより気持ちよいのはどんなプレーかな?
それぞれ違うでしょうが、私はね、1球目弾いちゃったのを見て、
あぁ~って思った瞬間、誰かが、必死でそのボールを追いかけて行き、
落とさずに上げ、最後、チャンスに成っちゃうけどラストボールを返した。
試合を見ている応援団の、歓声が一段と大きくなる瞬間です。

だが、ここで終わりじゃ無い。私はね、その次がある。
必死に追いかけて行った人がね、全力でもコートに戻りながら、
弾いちゃった人とアイコンタクトとか、
手を挙げてお互いに、あうんの呼吸って言うのか、ありがとうとOKOKが見える時。
6人バレーの一瞬を見せて貰えたなぁ~って感激します(^^;;;

指導者の方々は、チームワークを子供達に指導されてる。
言葉も大切だけどね、プレーの中にそれが生かせるような練習を
是非取り入れて見て下さい。

さて、上の映像の続きも一応出しておきます。
1点目は、金町女子が取りました(^^;;;;
02natm.gif
この試合の副審の先生ね上手だった。ジャッジが柔らかく、的確で最高でした。

余談ですが、この時ネットを挟んで対戦していた選手同士が、
巡り巡って、現在、同じ大学のチームメイトに成って居ます。

ここに映ってる金町の子供達は、今年成人式を迎えた。
大学バレー、実業団バレーで頑張ってる者もいれば、学生や働いてる者もいる。
それぞれな人生を歩んでいるが、未だに仲が良いと聞きます。
絆って良い物です。



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