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ジャングルジムの話 [バレーボール]

村田選手が、試合前のテレビで、この話をしてた。
村田選手がお子さんと、公園に遊びに行き、
自分の子供を見ていて、その時に感じた事だそうだ。

ジャングルジムは、一段登る毎に、怖さが増す。
一段目より、二段目。二段目より、三段目の方が怖さの比が違う。
それでも、子供はドンドンと登って行く。
大人は、子供より危機管理能力に優れているから、
登る前に、その能力が働いて、登る以前に躊躇する。
この前の試合で、自分もあと一歩を踏み出す勇気が持てなかった。

一段目よりも二段目は、怖さも倍増するが、
そこから眺める景色は、何倍も素晴らしい。
だが、その景色を眺める事無く、終わっていく事が多いね。
怖さは、自分自身の内から湧いて出る。つまりは、怖じ気づくのだね。
その時、技術的な事は、あまり役に立たない。
足を、ここに掛け、その時、手はここで・・・・。
その前に、怖じ気づいてる自分がいる。

唯一、練習が役に立つのはその内容で無く、
自分の限界にチャレンジした練習をして来たかどうかです。
どんなに上手に成ってきても、そのチャレンジ経験が無いと、
ここぞと言う時の一歩を踏み出す勇気に繋がらない。

村田選手の周りの人は、彼の事を努力の人と言うそうだ。
一歩を踏み出す事が出来たのは、そう言うチャレンジの積み重ねのおかげ。
チャレンジしている途中は、褒める事なかれ。
認めるは大切だけど、チャレンジ途中はダメだね。
そう言う子は、チャレンジが続かない。

部活は、より専門的なノウハウを経験し・・・。
中高の部活にそんな事必要ない。
何故なら、顧問に成る先生が専門知識を持って無い場合が多いから。
技術的な事は、他を見て真似れば良い。
部活は、チャレンジする勇気が持てる様に、色々な事を経験する場所。
その手段は、バレーに限らず、どんな物でも良いのです。

どの先生方も、チャレンジし勉強し教員試験に合格した経験者だからね。
合格と言う上段の眺めを観た人達。
そして、高校生達も、中段位の合格と言う経験者なのだから、
眺めの素晴らしさは経験してる。その子達に、もっと、高い場所からの景色は、
前に経験した素晴らしさとは比べようも無い物だと教えてやれば良い。
そこに技術的な知識を入れちゃうから、上手い下手を入れちゃうから、
ややこしくなるのです。

上手い下手が、部活じゃない。それは、結果。
どうせ負けちゃうからで始めちゃうとな、ジャングルジムには登れない。
春高最終決定戦が、東京でももうすぐある。あの組合せを見てどう感じる。
強い所。所謂、強豪校が残ってて、毎年あまり変わらない。
でも、東京には頑張ってるバレー部が多い。

チャレンジする。悔しさを忘れない。仲間の為に。
上記を指導するのに、専門的な知識は、あまり関係ない。
勿論、知識は無くちゃダメなんだけどね。
そこに、私などが出る幕などありません。頑張ってね、応援してます。

一つ。
全日本女子の話でね、先日の敗退の原因が、技術的な事で無く、
礼節の話だと言う記事を見ました。
選手達が監督を「久美さん」と呼んでる。
友達の様な、お姉さん的存在。これがダメだと書いた記事でした。
深い話なんだと思いますが、チーム作りには、
まずは、人を敬う、畏怖の念は大事だと言う事でしょう。
怖がれとかとは違う次元の話でね。それは、心掛けて欲しいと思います。


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