セカンドシーズン第5話「欲」

今回行われた、このリーグ戦で、
ある子と、そのチームメイト数人と話をした。
それは、ハイキュー第5話「欲」の中で繰り広げられた
日向君と影山君の事にも繋がる。

「目指す所があるなら」

烏野は、春高出場を目指して頑張っている。
一方、私が話をした子のチームは、
「ベスト16を目指している」と言う事だった。
だったら・・・・・・。

その子のチームの試合を観てたら、
ある試合の2セット目が、25-2で終わった。
もちろん、その子のチームが勝利した。
で、25点の殆どが、その子のサーブの得点だった（＾＾；；；
周りではね「このまま、終わっちゃうのか」と言う声が聞こえた（＾＾；；
最初はね、私も凄いなと思って観ていたのだが、
途中から、ウ～～ンと思えて来ちゃった（＾＾；；；；；；；
正直、その試合は実力に、少し差があるチームとの対戦だったが、
私の知ってる子がいるチームは、この子の先輩達の代から、
試合会場が葛総って時が多々有って、過去何度も試合を見ていた。
上手な子が多くてね、強いチームと言う印象を持っていた。

私は、その子が小学生の時から知っていて、
中学時代は、ボロクソ言い続けて来た子だった（＾＾；；；；；；
バレーの技術もさることながら、どう試合に臨むのかを
知ってる子だったし、その子には、そう言い続けて来た。

試合で、20本サーブを続け、決めるのは大変な事。
ウチの子供がそれをやったら、褒めると思うが、
この子には、そう思えなかった。
「ベスト16を目指すなら、あのサーブはねえよな」
「はい、そうでした」その子も、そう言ってた。
いつの間にか、相手のレベルに合わせてる。
本気で16を目指すチームだったら、
自分の中にも、その周りも「もっと厳しいとこ、攻めて行こう」がある。
決まれば良いのか、勝ちゃ良いのかって事だ。
知ってる筈なのに、そうやって来た筈なのに・・・・。
その子の、その試合を見て、敢えて感じた事を話した。

仲間の子にも話した。
1年生が打ち手を任されてる。ウチも同じです（＾＾；；；
任された以上は、本人にも頑張ろうと言う気持ちは勿論ある。
そこに、先輩である2年がいる。
各々が、独立採算制でな、私は、何本決めた、あんたより多い（＾＾；；
とかじゃねえだろう。互いに何をすべきがあるんだよ。

「あいつの囮見ただろう」と、
試合中に、知ってる子がやる、囮について話した。
「お前ら、あれ見てあいつに何も言わねえだろう？」
「もし、オレだったらな、本気で入ってない囮に、
誰も引っかかってない。もっと、本気でやれよ」って言うけどな」

「囮」

ハイキューでも日向君が言われてるね。
あいつの囮に、1人でも、ブロック付いてくれれば、
1年生の打ち手が楽に成るだろう。
仲間を貶す（けなす）とかじゃ無いんだよ。
もっともっとが、みんなに生まれてこないとな、
ベスト16なんて、絵に描いた餅に成っちゃう。
それが、現実に近いお前達だけにな、見てると勿体ないなを感じる。

ハイキュー第5話は、そう言う話だ。
もっと、もっと、もっと。
前にも書いたが、指導者は、勝利する事より、
お前らの中に、それが生まれる事を、望んでいる。
それに、勝利が付いて来てくれたら、何も言う事は無い。
指導者は、その、もっとのヒントを言ってるだけなんだよ。
決まってるのに「ただ、やってるだけ」とか言われちゃう（＾＾；；；；
でも、言われたら、ムッとして終わりかな（＾＾；；；；
日向・影山は、ある意味指導者から見た理想の子供達。
言われる前に、感づいちゃうんだもんね（＾＾；；；；；

取っ組み合いのケンカは、良くない？
逆に、ケンカできるほどの仲間が、今のチームにいるか？
いたら、最高だよね。それを、見守れる先輩達。
あの辺は、やっぱアニメなんだなと思っちゃうけど、でも、憧れる。
どっちも、チームの事を考え、でも、意見が真反対で対立。
これに近い事は、みんなの所でもある？
そう言う時って、どうする？どうなる？意見が通らなかった人は？
もしかして、辞めてっちゃう？ふて腐れて協力しない？
世の中は、多いんだよ、こう言うの（＾＾；；；；

来週は「”テンポ”」さてさて、何の事でしょう？
繋心コーチの爺さん、烏野高校、烏養前監督がお目見えします。