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逃げたら逃げただけの人生、負けたら負けただけの人生 [高校バレー]

この言葉。
金町の卒業生・保護者の方々には、馴染みのある言葉。

私の娘も、送別会で総監督に言われた言葉です。
当時、小学生には、とても厳しく・難しい言葉と思って聞いたが、
最近は、この言葉の主語に、いつ、この子達が気がつくのかなと
思いながら聞いている。

百戦錬磨の、金町のスタッフ、そして総監督。
その教えの一番は、人に対する思いやり、
そして、自分に負けない心。だと、私は思っています。
その経過で、試合に勝利する事、日本一に成る事を目標にしています。
でもね、勝ちに恵まれない代もあり、日本一に成る代もありと色々です。
その子供達が卒業をして行く時、もれなく総監督は、この言葉を口にする。
勝って来た代の子供達と、勝ちに恵まれなかった子供達とでは、
その瞬間は、捉え方が違うでしょう。親もかな(^^;;;;;;;
だが、総監督は負けるな勝ち続けろと仰っているのではありません。

そして父になると言う映画を見た方はおられるだろうか?
その中で、主人公演じる福山さんが、宇都宮へ飛ばされた?時
その研究所の周りにある人工的に作った雑木林の中で、
職員の人に問われた言葉。
セミは周りから飛んでは来るけれど、実際、この林の中で、
自然に卵を産み、ふ化し成長するまでに15年掛かった。
これが遅いと思いますか?と言うシーンです。
この映画で、このシーンを見た時、私は、総監督の、この言葉が思い浮かんだ。

巣立って行った先で、色々な出来事に出くわす、
でも、その場面、その局面で、相手ではなく、自分から逃げるな、自分に負けるなと
小学生に解いているのだ。そんな事、小学生に話しても、分かる訳が無い。
・・・・そうだろうね。小学生の頭の中では、試合にとか、相手を想像しちゃうだろう。
今すぐ、分からせなければいけない事もあるのだろうが、
総監督は、最後の最後、巣立って行く子供達に、この言葉を投げかける。

「いずれ、その子が気付けば良し。その時、ビーバーズの事を思い出し、
頑張っていた自分を、思い出してくれれば良い。
でも、そうじゃ無い子の方が多いかも知れないね(^^;;;;」
と、何時だったか総監督に伺った事がある。
長い年月が掛かるかも知れない最後の教えだ。
でも実際、逃げたり、負けちゃう事の方が多いよね(^^;;;

子供達が、主語にいつ気がつくのか?
それと今は、バレーじゃなく、何でも良いから、
自分が頑張れる物に、出会える事を祈ってくれてるようにも感じる。
とかく、自分に言い訳してる事は、自分にしか分からない。
本当の自分を知ってるのは、自分だけ。
気がつかない振りをして過ごしてるだけ。
少なからず、私にも、みんなにも心当たりが有るだろう。

それでも、いつか真正面から自分を考えられる何かに出会える事。
そうなれば良いね。
その為に、高校に行ったり、大学に行ったりしてんだぞ。
だからと言って、末は博士か大臣かじゃありません、フルイ?

逃げる事も、負ける事も沢山あるが、自分を信じて頑張れ、
それでも、凹んじゃう時があるだろうが、
最後の最後で、踏みとどまり、もう一度と思える様に、成って欲しいのだと、
最後に伝える戒めの言葉。そんな気がします。

今ね、私がそう思ってる子がいます。思い出して欲しいな、この言葉。

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