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練習を止める [高校バレー]

21日は、顧問の調子がイマイチで、
おまけに、ゴリが来なかったので、久々に私が球出しをした。

練習の球出しは、生きたボールを打ちたいと思っているが、
最近は、やってもおらず、おまけに老化も進み(^^)v
特に、膝が思う様に動かず、ボールのヒットも思う様に行かない。
自分の思った所にボールが打てなくなった。

顧問やコーチの球出しには、それぞれ独特な癖が存在する。
球の打ち方、球種など、自分では意識せずとも子供達は
それを見抜いている。だからと言ってパターンを変えて、
意表ばかりを突いても練習には成らないけどね(^^;;;;
練習中、取れない原因を言及しながらが多いだろうが、
私は、もう1本お願いしますとかが、あまり好きでは無い。
そこに来るのが分かっていれば、誰でも取れる。
複数人で練習をする場合。
個々のプレーも大事だが、その相関関係が一番大事。
仲間が弾いたボールに対し、フォロー出来なかった時、
もう、1本お願いしますは無いだろう。
上手にボールを落とさずに、繋いでいく感覚を身につけるのは
悪くは無いが、それが、偶然では困るのです。

メンバーで輪を作り、その中にボールを投げ、最初利き手1本で、
輪の中でボールを繋いで行く、エンドレスでやってみな。
最初は、キャーキャー言いながらかも知れないが、
その回数が続けば続いて行くほど、声も真剣に成り、
何より、ボールを触っている人を、全員が見る様に成る。

次に、半分の人は利き手では無い方の手で行う。
これも、続いて行けば行くほど、同じ様な現象に成って行くのだが、
利き手では無い人に対し、利き手の人は自然と体が向く。
私は、これが高校生のバレーだと思う。

レセプション、ディグなどと高度な技術を練習し、
本番で生かせる様にしているが、本来はボールを如何に落とさず
繋いでいけるのかが、バレーの楽しみだと思う。
そこへ、スパイクなど速攻など入れ、攻撃を加え
相手にボールを落とさせる為の技術を取り入れ、競技として面白くしてる。

だからね、練習中、技術ばかりに気を取られ、
それが、出来た出来ない。結果ばかりに捕らわれてる練習を見ると、
オイオイそうじゃねえだろうと口を挟み、練習を止めたくなる。
仲間が、横に立っていたら、技術の前に、備えてなければならない物。
輪に成ってボール落とさず繋いでいく時みたいに、
1人がみんなの為に、みんなが1人の為に、ボールに気持ちを乗せ
プレーする時と同じ気持ちで行わなくてはいけない。

それを、除外した練習でミスが出ると負の連鎖が生じるが、
輪に成って繋いで居る時、きっと、お前達の顔には笑顔が出ているはず。
バレーは楽しい、面白い。それは勝利したからでは無く、
みんなが、そう言う気持ちに成って、ボールが繋げたからでは無いでしょうか。
高体連HPの記録には、それらは一切出ない。
だが、みんなの記憶には、確かな仲間への絆が残る。
そうしてみると、勝利はそれらの副産物に過ぎないのかも知れないね。

これから始まる春高だが、全国からボール繋ぎの選手達が集まる。
どう繋いでいくのかは、各チームそれぞれだが、
まずは、1勝と言わされがちだが、それよりも、まずは、1繋ぎで望んで欲しい。




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