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引退してから [高校バレー]

ウチの3年生は、後輩達の応援に良く来てくれる。
だが、キャプテンだったナオは、引退してから一度も会った事無く、
これまで、他の二人に「ナオは、何やってんだ!」と小言を言っていた。

新人リーグ戦の1日目。
ユズが来てから、その後、ソラとナオが体育館に顔を出した。
「テメエ、引退後、初めてじゃねえか、オレと会うの?」と言うと
ナオお決まりの「違いますよ」が炸裂(^^;;;;;
「違いますよ、私は来てますけど、松野さんに会わないだけです」
まあ、とにかく、これで引退した3人全員に会った(^^)v
ナオ出身のジュニアチームの後輩で、
志望高校を決め倦ねてる子がいると聞いたので、
その話しをしたが、どうも望み薄な感じだ(^^;;;

「お前ら、今日はいつまでいられる?」と聞くと
何と、二人とも明日、大学の入試だと言う(@@)
「お前ら、今日ここにいて良いの?」と言うと
ソラが「今更、ジタバタしても始まらないので・・・」と言うので、
お昼をご馳走してやる事にして、一緒に買い出しに行った。
途中、この子達と話しをしてると、面接の実技指導で、
ナオの担当が顧問だった事を聞いた。
「もう、ちょーヤでしたよ(^^;;;」と言ってましたよ→顧問(^^)
「どんな事やるの?」と聞くと、先生と受け答えをしながら
気を付けた方が良い所などを指摘をされるとの事。
「なんか、口もごって聞こえるとか、ハキハキしてないとか言われました(^^;;」
「お前の返事はそう聞こえるから、明日は、いつもの自分じゃ無く、
女優に成って演じろ」と言い、あの子の頭のてっぺんを指し
「その辺から声出すつもりで、ハイって答えろ。1回やって見な」と言うと
何故か、上目遣いで「ハイ」と言っていた(^^;;;;;;

その後、面接の事では無く、顧問とはバレーの話しに成り
顧問が、以前受けた講義の、スポーツメンタルの話しに成ったと言う。
「サーブで失敗をした後に、お前達の前までは、叱っていたけど
お前達から、それをしないようにした」と顧問に言われたと言うので、
「正直な所どう?」と二人に聞いた。
つまりは、失敗をした時、ガー言われたらどう思うかです。

「そんなん、言われなくても分かってるし」が二人の意見(^^;;;;;;;
「じゃあ、どうして欲しい?」と聞くと
ソラは「無視はイヤです。ミスして何も言われないのはイヤです」
ナオは「何も言って欲しくない」
そのナオの答えを聞いて、ソラは「え~~、そうなの!」と言ってました。
「ナオは、サーブ入らない病だったからな(^^;;;;
言われたら、病気なんですうって言えば良かったな」と言うと
またまた「違いますよお~」だった(^^;;;

同じ部員でも、それぞれ望む指導方法が違ってる。
授業と同じ。出来る事出来ない子がいる中、どう進めれば良いのか?
授業では無い、部活の場合はどうなんでしょう。
技術面での、バレーの上手な子、そうで無い子には、
指導方法は、それ程、難しくは無いだろうが、
精神的な事などは、それまで教わって来た過程でも違うし、
頑張ると言う事や、仲間に対する思いだとか、指導するって難しい。

特に、子供が失敗した時だな。
プレー中でのミスには、色々な要因が付きまとう。
単純に、技術力で引き起こるミスは、分かりやすく、指導しやすいだろう。
それ以外がね、指導するには難敵だ。随分前、中学の大会を見に行った時、
東〇立正の加〇先生と話しをした時、この難しさについて語られていた。

ガー言うのは簡単。
特にミスが起こってから指摘するなんぞ、悪いが誰でも出来るのだ。
あれだけ、指導したのに、ミスしやがって・・・・な思いは、
分からぬ訳では無いが、簡単に言うと、一方的な指導な訳です。
ウチのナオとソラの様な子は、どこにでもいて、それぞれ望む指導方法があり、
百派一絡げ的な指導でもってそれに当たると、細かな部分で歪みが生じる。
「そんな、まつパパが言う様な指導は無理ですよ」実際、言われた事もあるが、
「子供達が、それを言ったら先生どうする?」とその時は尋ねた。
戦う前に、「そんな戦ったって、勝つなんて無理ですよ」
これも、良く子供達から聞いた言葉だが、
こんな時、顧問である先生方は、どう子供達に話すでしょう。
私は、それと全く同じだと思うです。
子供達の特性を見て、少しだが指導方法を変える。

具体的な指導方法はね、専門家じゃありませんので、私には分かりませんが、
でもこれって、具体的な指導法と言うより、コミニケーションの話しだと思うのです。
子供達は、対先生と成ると、言いたい事が言えない。
なので、聞きたい事が有っても聞けない。
今更ってのもあるし、聞いたら、逆に叱られちゃうと思う子は多い。
体罰はダメ。では、その観点から言うと、この状況は如何でしょう?
体罰する事を非とするなら、この状況も、非なのでは無いだろうか?
特に、部活では、この問題は多く存在してるだろうと思う。

指導方法で、戦力に差が出る。
バレーの専門的な知識を元に、素晴らしい指導が行えるって
どのチームにある話しじゃありません。
ご自身が経験した事の無い部活の顧問をせざる得ないケースも多い。
子供達に、それを指導するって難しい。
勉強もされるだろうし、知ってる先生に聞いたりもするでしょう。
練習試合などで、他のチームの先生が子供達に何をどう指導してるのか
耳がダンボに成ってしまう(^^;;;;;
そして、このダンボな耳に、飛び込んでくる、飛び込みやすい言葉が叱咤です。
ミスしたら叱る、負けたら叱る。実に簡単で、間違いが無い(^^;;;
ですが、ここが運命の分かれ道だね。
負けたら叱られる、ミスしたら叱られるが、子供達にインプットされる。
その中には、ウチのナオやソラの様な子が沢山いるのです。
ダメな物はダメと言う時は、必要ですが、
では、なんでそれがダメなのか、何が出来なくてその現象が起きたのか、
練習って、技術力アップが目的ですが、それに伴い、
常に、一つ先をチャレンジしてる事を、子供達と一緒に考え、
指導して上げると、子供達から質問される先生に成るのでは無いでしょうか?

顧問に「このブログは、多くの先生が見ている」と言われておりますので、
あまり過激に成らぬ様にしています。私、八方美人なもんで(^^;;;;;;
たった3人しかいない3年生でしたが、それぞれ望む指導が違うと言う事が、
一昨日、子供達と話して改めて実感したので、
ボランティアに近い、部活の顧問ですが、今いる子供達と共に、
より良いチーム作りをして頂けると、見ている方は楽しくて仕方有りませんね。

「さっき言った事、直ぐ忘れるんですよ・・・」ご尤もな話しで、
理解すると言う事を、勘違いしてる子が多いのも事実です。
なので、まずは人の話を聞く姿勢から、よろしくお願い致します。
なんて事をほざいてる私は、ガー言う事しか、した事が無いので、
ウチの顧問は、子供らの面倒と、私の面倒を見ないといけないので大変でしょう。

二人の話は続き、
「言われなくても、失敗した時とか、ベンチで先生が怖い顔したり、
オイって顔をするんだよね、あれ、ちょ~~ヤだったよね」(^^;;;;;;
まあ、葛総始まって以来の甘ちゃん二人ですから、
大きな気持ちで包んでやって欲しいと思います(^^;;;;;;
当然、その時私は「お前ら、アホか!」と言っておきましたよ。

さて、あいつらの、入試は上手く行ったのだろうか?
今は、それが一番気がかりです。




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