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さらば、ハイキュー [ハイキュー!!]

第25話
「三日目」(最終回)

「応援ありがとうございました」
終わるのは、分かっていましたが、
何か、メッセージみたいの出ないの?と思って見ていたら
最後の最後、全員揃った所で、この1行だけのメッセージ(^^;;
私は、「いつか、また」みたいなメッセージを期待していたのですけど(^^;;;

負けた試合後の授業風景で、
烏野メンバー達の虚脱感、喪失感を表現し、
各々、学年毎での違いも描いていました。
そして、それはその後、体育館に揃う順番でも表現していた。
やんどころないの無い怒り、ぶつける場所の無い悔しさで、
ウォーーーーと叫び、そして立ち直ろうとする2人から、
我武者羅と、根拠の無い自信を感じました。
高校生が持てる特権だと思います。
だが、あの場面、それはあまりにも羨ましすぎる光景だった。
負けた事に対し、あんなに悔しがれる姿に、
羨ましさと同時に、ちょっと、引け目を感じてしまいました。

「昨日の今日だから流石に練習は休みにした」
それでも、メンバーは体育館に集まりました。
ああ言う時、一番嬉しいのは繋心コーチだろう。
悲しいかな、多分ウチには無いだろう・・・・な(^^;;;;
阿吽の呼吸、以心伝心の、始まりなのかも知れませんね。

「先生、オレ、メリットがあるからバレーやってるんじゃないんです」
菅原君、カッケ~~!と思う瞬間でした(^^)
でも、進路指導の先生は、言うだろな(^^;;;;;
ただ、その根拠の一つがレギュラーでも無いと言う所がイヤだったけどね。
あの瞬間、武田先生の目も、同じ様に感じていたと思います。
しかし、高校生には、これは現実問題です。
なので、バレーも勉強も頑張らないといけないと言う事だ(^^)
あれを、もし成績悪い奴が言ったら・・・です(^^;;;;
5年後、10年後の後悔なんて、高校生には分かりません~~ん(^^;;;
多分、武田先生も分かって仰ってるのです。
流されず、自分の意志で決めろって言ってるんだね。

「オレだって、お前達と一緒にバレーやりたいよ!」・・・泣いたろう(;_;)
烏野3年生達の様な先輩ばかりでは無いのでね、
中には「え~~引退しないのかよ」と言うチームもあったりするかな(^^;;;;
理想像で言うと、潔子さん。
後ろを振り返る事もせず、日向君の質問に「うん、変わらない」と答える。
あいつらを理解してるって言うかね、彼女にしたいNo.1だね(^^;;;;;;;

負けたら悔しい。
だからと言って、いつまでもそれを引きずるのは良く無い。
でも、烏野メンバーの落ち込み方は、共感出来る物がありました。
それは、悔しさをバネにしてくれたからだね。
以前の、東峰君の様に成ってしまったら共感出来なかった。

私は、約6年間、普通の女子バレー部を見て来ました。
烏野の様なチームは理想ですが、そこへ到達する事は難しいでしょう。
そういうチームを見て来て、この最終回で一番響いたのは、
烏野OB嶋田さんと、山口君のシーンでした。
ウチの子供達は、全員、山口君に成って欲しいなと言う願望からです。
「この1本の為に、何十時間も練習して来た」
いつか、そう感じて貰える1本に巡り会って欲しい。
嶋田さんの話を、そのまま、子供達に聞いて欲しい。

強豪校でプレーする子達、それを目指してる子供達。
それと、山口君が体験して来た、みんなでワイワイしながらやるバレー。
どれも悪くは無いのでしょう。それぞれに、楽しみ方はあります。
楽しみ方を選択するのは、チームそれぞれで違います。
下手すれば、同じチームでも毎年毎年違うのかも知れません。

「勝負事で、本当に楽しむなら強さがいる」
烏野前監督、烏養監督の言葉です。実に、味わいのある言葉です。
現役の子供達、卒業して行った人達で、それぞれ、受け止め方が違うだろう。
負けた試合を、バネにする現役生。
負けた試合も、楽しかったと振りかえる事が出来るを卒業生。
鳥養監督が、この言葉を通じて子供達に伝えたかった「本当に」と「強さ」とは?
言葉と同時に、それを裏付ける指導が無ければならないね(^^)
嶋田さんは、あの1本の為に、厳しい練習をやって来たと振り返りました。
スタメンでもエースでも無かった人です。
現在、そういう人、沢山いるよな(^^)
多くの卒業生がいる中、そう感じない人もいるだろうが、
1人でも多く、嶋田さんの様な思いを抱いてくれる卒業生を育てる指導とは?

頑張るとは、どう言う事。頑張ったのに、頑張って来たのに、
努力が報われず、試合に負け、落ち込んだり、悲しんだり、諦めたり、
バレーを通じて、味わった事がある?
それは、本物ですか?心の底で感じてる物ですか?
真実は、自分にしか分からないよね。
良いに付け、悪いに付け、跳ね返って来る物の大きさは、
自分の本気度で変わって来ます。

「本当に楽しむなら強さがいる」
この強さと言う意味を、理解出来る人?本当にを、理解出来る人?
山口君がピンサーで出場する時、コート内の雰囲気の違いに
おののくシーンがありました。一歩踏み入れたら、そこは・・・な場です。
この、本当にと、強さには、あの時、山口君が感じた物に近い物があります。
理解は出来ても、そこへ踏み込み、取り組むと成ると難しい。
だから、烏野は理想のチームなんだね。

最終回なので、水を差す事を言いたくなかったのですが、
体育館に全員が集まり、最後に武田先生が顔を出した。
コーチが来た時は、全員集まって挨拶をしたシーンが描かれていましたが、
先生が登場した時に、それらしいシーンが無かった。
あれね、ダメじゃんと思っちゃいました(^^;;;;
①武田先生が体育館に入る(やっぱり、こう成りましたか顔)
・・・・・先生の背中越しに、向こうにいるコーチを描く。
②コーチが振りかえり、先生と目を合わす(やっぱり、こう成りました顔)
③こうなりました笑顔から、一転互いに決意する強い眼差しを交わす。
・・・・・・そして先生が、コーチの横に立つ。
せめて、この位のシーンが欲しかったですね(^^;;;;;

それと、見てる時、「オイ!」と思ってしまった場面。
「コラ!日向。バレーシューズで外に出るな!」でした(^^;;;;;;
みんなは、守りましょうね(^^)v

このアニメの良かった所は、色々な個性を持った登場人物達と、
自分を容易に重ねる事が出来た所。それは、それなりの経験者には、
重なる部分も多く、共感が出来て、そうでは無かった経験者達にも、
あの時は、気づけなかったけれど、ハイキューのメンバーを通し、
そうだったよなと、素直な後悔をさせてくれた所(^^;;;;;
そして、登場人物達に憧れて、バレーを始めてくれる人達がいた所です。

TV放映25話のタイトル「三日目」の内容は、連載の方では、第70・71話辺りで、
まだまだ連載は続いています。しばらくは、連載で楽しむほかありませんが、
いつの日か再び、画面で動き回る烏野メンバーに、会える日が来る事を祈っています。
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