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ing、ハイキュー [ハイキュー!!]

第23話
「流れを変える一本」

今回は、山口君のピンサーの話。
私の得意分野です(^^;;;
中学コーチ時代から、ピンサーに出る子を沢山見て来た。
沢山叱って、沢山褒めて、そして、沢山喜んで来た。
OG達との昔話で、あの時は、と言われるのは、ピンサーでの話が多い。
サーブに関しては、ホント、五月蠅くアドバイスをした。
重箱の隅を突っついて、穴が開く位に追い詰めたりもした。
私が近寄って行くと、子供達から「あぁ~来ちゃった」が感じられた(^^;;;
なので、泣きながら打ってる子もいたが(^^;;;偉かったのは子供達。
私が、五月蠅く言っていたのは、レギュラーでは無く、
普段は、控えに回る子に多く、ピンサーで声の掛かる確率の高い子達だった。
で、今回のハイキューを見て「ああ」思った。
「あの時、オレは、あの子達のプライドを掛けさせていたのかも・・・」

サーブが決まって、大喜びしていても、
入らずに、悄気ていても、
その子らしい持ち味が出せたサーブの時は、
「良い打ち方だった、次は決めろ」と話し、
例え決まったとしても「お前のサーブじゃ無い」と話して来た。
試合の時は、失敗すれば点を取られる。
なので、決まった時は褒めて上げたい所なのだが、何かイヤだったね(^^;;;;;
これ、厳しいのとは違うんだよ。
その時、その子自身に成り代わってる部分があって、
私のサーブは、あんな物じゃ無いと言うプライドが、
私に「そう言え」と言ってた気がします(^^;;;

サーブは、その子が主役。誰も入って来ない空間。
それだけに、そこに呼ばれるピンサーの緊張は、想像を超える物。
なので、失敗すると全部自分に返って来る。
その当時、子供達には、これは受験と同じだと話していた(^^;;;;
その時、何とも言えない悔しさ、恥ずかしさ、申し訳なさと、
例えようが無いジレンマが襲う。
だが、決まったらね(^^)
これも、例えようがない嬉しさ、満足感・充実感が味わえる。

子供達は、バレーに対し全員プライドを持っていて、
それを、常に試すチャンスがある子と、そうでは無い子が存在します。
つまりは、レギュラーかレギュラーではないかです。
私には、小さな問題でも、子供達にとっては、大きな問題だったりする。
しかし、常時試合で使って貰えないのも知ってるその子達が、
唯一、活躍出来る場面。その最たる場面が、ピンチサーバー。

エンドラインに立つと、色々な物が襲ってくる。
自分の心臓の音、周りの声など、喉が渇き、いつもの様に動けてない。
早く終わって欲しい、取りあえず入れば良い、
失敗した時に浴びる視線、声、反対側コートでは、ラッキーを喜ぶ声。
もっと有るのだろうが、それらを撥ねのける精神力は、並大抵では無いし、
その重圧と戦うのは、己のプライド以外何物でも無い。
なので、入る入らないでやってるサーブ練習や、
数打ちゃ当たる的な練習を見ると、
「お前らの、プライドはそんな物か!」とイライラする。
「入る入らないで、ドキドキしてる様じゃ、大した練習をしてねえ証拠、
決められるかで、ドキドキ出来る様に成れ」と子供達には話していた。
23話で山口君の表情を見た時、その事が思い出された。
表情で言うとね、影山君が交代で再度出て来た時の、
サーブ場面の顔と、山口君の顔を、比較すると良く分かると思う。
ピンサーも、緊張の極地だろうが、マッチポイントを迎えた時の、
田中君のサーブも同じだね。
これをミスれば、試合終了って場面の緊張も同じだ。
それでミスって、チャンチャンって試合を何度も見て来たしね(^^;;;;

人の気持ちの分かるキャプテン。
山口君へ声を掛けた場面で、澤村君の存在が、
烏野に取って絶対だと言うシーンは、ウルウルの場面だが、実際はどう?
窮地で呼ばれ、失敗したら交代させられて可哀想だと、女の子が言いました。
周りで何を言われようが、惨めな瞬間です。
だが、その時澤村君は、声を掛けた「次、決めろよ」
ああ言う場面だったら、お前らも、その子に同じ様な声を掛けるだろう。
失敗した子に「次」は、常とう句です。
だが、それを自分らと同じと、勘違いしちゃいけない。
ここからは、深読みのまつパパだが、
澤村君に言われた一言で、山口君の表情が一変した。
直前ベンチで、鳥養コーチに同じ様な事を言われているにも拘わらず、
山口君には、澤村君の声が響いた。コーチも、澤村君に叶わないと感じました。
・・・・なんで?菅原君は、コーチの、次と言う言葉に反応したよね。

では、あの時、山口君がサーブを入れに行ったら、
澤村君は、どう反応しただろう?
それを考えると、きっと、澤村君は山口君のサーブ練習を気にしながら、
ずっと、見て来たのだと思う。それは、山口君の意気込みが感じられる、
良い練習だったのだろう。なので、失敗はしたが、決して弱気では無く、
プライドを掛けたサーブを打った山口君に、即座に「次」と声が掛けられた。
彼が打つ瞬間、「オレだって戦える」
山口君の引き締まった顔が、それだと感じます。
キャプテンは、自分のプライドを感じてくれた。
そのキャプテンの気持ちを、山口君は察したのだろう。
「バロー、キャプテンだけじゃねえぞ」と言わんばかりに、
全員が、山口君を見ているシーン。
私のウルウルは、あの場面でした(^^;;;;

「あいつのプライドを守る」烏野の雰囲気が変わったシーン。
自分、自分に成りつつあった選手達が、
キャプテンの山口君を思う気持ちが伝わり、リラックスを感じ、
西谷君の声も有って、改めて、全員でやるぞと言う気持ちが芽生えた。
う~~~~~~~~~~~ん、烏野最高!v(^^)vと言う場面でした。

さて、大事な局面で失敗をする。誰でも経験のある所でしょう。
その時、お前達は烏野の様なチームみたいに成れる?
「前のめりで行こう」と中から声が出る?
あの様な局面で、嘘偽り無い諦めない気持ちを全員で持つって、
何で、どこで、培うのでしょう?

強いチームは、どこにでもいます。
自分達より強い所は、星の数ほどいるでしょう。
そこと戦う時に、自分達に必要な事は何でしょう?
烏野の様なチーム力は無いと言う所でもそれは同じ。
技術以外に、相手が脅威と思う事は・・・それは気持ち。
最後までとか、ここ1本とか、口で言うのは容易い事。
その気持ちに、偽りが無い時、人は勝手に動く物だ。
みんなが言ってるから、私も・・・だと、動けない。
失敗は怖いです。ミスもしたくない。それは、みんな同じ。
それでも、ミスは出るし、失敗もする。人間だもの凹む。
でも、次は来る。その時、弱気だろうが、強気だろうが、
何にしても、次が直ぐに来る。
バレーボールの試合は、技術を持ってプレーで競い合うが
実際は、その気持ちと気持ちの戦いでもあります。
コート上は6人、だが、控えにいる人達、ベンチにいる人達を
合わせた気持ちが、チーム力と成る。
その各々の気持ちを支えている物は何でしょう?

それが、プライドだ。そして、それを培う物が練習。

選手個々のプライド、チームのプライド。
戦う時は、そのプライドを掛けて勝負する。
で、ミスが出たり、試合に負けてしまっても、そのプライドは守る。
ここが大事なんだぞ。
ミスした悔しさ、負けた悔しさをバネにし、
技術と一緒に、そのプライドを更に鍛えて行く。

何も足さない、何も引かない。どっかのCM見たいですが(^^;;;;
そこに、思いやる気持ちを入れると、本当の、プライドが生まれる。
意固地は、プライドとは言わないだろう。
プライドは、とても紳士的な物です。
応援団とは、そのプライドを守る最たる物。
応援するチームのプライドを守る為に、ガンバレ、ガンバレと応援し、
と、当時に敵チームのプライドも尊重してる。
だから、勝ち負けに関係無く、
試合後、挨拶に来たチームに、最大限のエールを送りますね。

練習は嘘をつかない。本当のプライドには嘘は無い。
自分やチームが、そう成って行って欲しいと、
バレーを通して、それぞれの顧問は、お前達に教えているのです。

先週、ビデオ録画を失敗したので、今回は、何度も確認した。
案の定ちゃん、エリからは大丈夫なんだろうなと、チェックが入りましたが(^^;;;;;
ちゃんと、撮れて良かったです(^^)

第24話「脱・“孤独の王様”」
来週は、影山君の話だろうが、それにしても、良い所で終わるよね(^^;;;
時間調整を、回想シーンで行ってるのでしょうが、
もう、やっちまえば良いのにと思ってるのは私だけでしょうか(^^;;;;

2週も部活が無い間に、私の所に再びハイキューグッズが貯まりました(^^)
13日は、練習では無く、芝商と練習試合なので、
チエリ達に、これを上げようかなと思って居ますが如何でしょう?
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