もっと、ハイキュー

第19話「指揮者」
セッターの話しでした（＾＾；；

大王様が登場して来ました。

セッター司令塔説は、古いという話しは何度か書きました。
実際のプレーでは、今回のタイトルで言う、指揮者に近い物が理想ですね。
トスが上がって来たから、打つのではありません。
トスは、上げて貰う物でもありません。
そこに、アタッカーの意志が入らなければ、
セッターは、ただのトス製造器に成ってしまいます。
互いに、主導権を主張しながら、後は指揮者に任せる。
だとしたら、アタッカーも私はここからなんて大仏様が、
鎮座ましますような考えではいけません。
どこからでも打つ、どんな攻撃でもやる。と言った多様化が必要です。
「ブロックを引きつける」「ブロックを引き離す」
この為に、セッター以外が、どう考え行動するかが、キーポイントです。

青葉城西の及川君と烏野の影山君。
両指揮者を描いた回でしたが、互いに認め合ってるのですね。
学年は違っていても良いね、認め会える関係って（＾＾）
しかし、タイプは全然違います。
青葉城西ロッカールームで、岩泉君が及川君のバックにDVDを見つけます。
研究心などから分析力を鍛え、努力をして行くタイプなのかなと思えます。
だから、天才肌の影山君を負かしたいのかなと思えますね。
で、試合始まりは、この指揮者達の駆け引きから始まりました。
頭脳戦とまでは言えませんが、これまでの回がプレーの凄さを描いて来ましたので
この回からは、違ったバレーの魅力が描かれるのだと期待しています。

さて、指揮者達を描いていた回でしたが、
私は、岩泉君がバックにDVDを見つけた時、及川君を気遣う言葉を掛けます。
これ見よがしに置いてあった物ではありませんが、コートを出ても
仲間を気遣う気持ちって分かるでしょうか？さりげなく、見てるんだよね。
自然に描いていましたが、私は、あの場面が、とても印象に残っています。
それを言われた及川君も、おちゃらけて答えますが、
ちょっと、お節介なその気遣いを、感じている事が良く分かります。
色々なシチュエーションが、みんなの周りにもあるでしょうが、
仲間を気遣う気持ちが、強さにも繋がると言う事を、
作者はあの2人を使って、伝えたかったのでは無いだろうか？

最近、番組などや映画などでタバコを吸うシーンを描くと
クレームが来る時代に成りました（＾＾；；；；
鳥飼コーチが、DVDを見ながら、そのシーンが出てきましたが、
本数からすると、何度も見ていたのだろうと窺い知る事が出来ます。
タバコは体に良くないのですが、これまでタバコが、その描写シーンを
より深く、より分かり易く、見ている人達に伝えてきました。
あれを見た時、古館先生は男かなと・・・・（＾＾；；；；；

指揮者の駆け引きが、衝撃に描かれていましたが、
どちらも共通している動作はジャンプですね。
セッターは、やはりジャンプトスをする事で、駆け引きが大きく変わるのです。
セッター目指してる人（＾＾）頑張って取得して下さいね。
でもね、影山君のツーは、ジャンプ力のある人のツーですね。
無い人があれをやると、ネットするか、白帯に引っかかりますよ（＾＾；；；

飛べ・伊達の鉄壁・コートを制す・獅子奮迅
伝統を胸に、喜びを心に・この瞬間の為に・必勝・勝利は苦しさを超えて
入魂・一丸・前へ向上心を持って・草魂・今を輝け・ベストを尽くせ・燃えろ
昨日より今日、今日より明日・咲かせよう努力の花を・不屈の精神・気合集中
ハイキューインハイ予選東北大会で見られる横断幕の一部です。
これからも、試合の場面は多く出てくるにつけ、
横断幕の種類も、変わって行くのでしょうが、
会場に出向き調べてるのか、作者が考えた物なのか、どちらなのでしょう？

真似をして欲しいのが一つ。
オープニングが流れて、「左足の一歩から」と歌ってる時
烏野の選手達が整列して行くシーン。
あれ位、綺麗に整列したら、それは格好良い物でしょうね。

でも試合中に、相手を牽制する言葉や、クソガキなど
良い子のみんなは、真似しないでね（＾＾；；；；