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投影技術 [エンターテーメント]

先週土日で、運動会をした学校が多かったらしい
ので、月曜日、舞浜は大渋滞だった(^^;;;;
私は、AM11:00頃に付近を通ったが、とんでもなく混んでいた。
5月末から、シンデレラ城で、プロジェクションマッピングが
始まったのも、混雑する大きな理由ですね。
綺麗でしょうv(^^)v見たら、きっと感動すると思います。

さて、プロジェクションは投影。では、マッピングは?
マッピングから連想する一番近い物は、MAP(地図)?・・・正解です。
マッピングと言う言葉は、以前から使われていて、
私も、仕事で何度か携わりました。
GIS(地理情報システム)と言う言葉を聞いた事ありますか?
皆さんが、一番身近で、これを見ているのは、車のナビです。
方向音痴には、無くては成らないシステム(^^;;;;
自分が、今どこを走っているか、即座に分かり便利です。
ナビなどに、使われているシステムはGISの応用で、
用語を用いると、GPSです。GISは、地理情報、
GPSは、それを基にした位置情報です。

その、GISデータを作成する時に、使われる用語がマッピング。
これを、とても簡単に説明すると、座標値入力です。
地図なので、緯度経度が、その座標値に成ります。
進化バージョンだと、これに高さ(標高)の数値を入力します。
今は、殆どが標高データも、入力されていると思います。
白地図(国土地理院発行)には、等高線が入力されていますので、
それを、データ入力していきます。これ以外と厄介でした。
ナビは、座標値を持たせた地図データに、自分のいる地点(座標値)を、
連動する事で見た目、あのように、見えるのです。
今では、国土の殆どが、GIS処理されておりますが、
先の、東日本大震災で、以前入力した座標値が変わってしまい
岩手・宮城の海岸線の座標値は、再度調査し、入力し直すと聞きました。
この時、衛星写真や航空写真などを使い、白地図データと重ねて調査します。

このブログに来てくれる、ある方の会社では、随分前から採用しています。
と言うか、GISのパイオニア的存在で、ライフライン整備で、
地図に対し、道路のどこに、何が、何m下に埋まっているかなど、
GIS機能を用いたシステムで、管理されています。
私は、数十年前、伊〇市の水道管の入力で、このシステム使い
入力業務を行いました。単純に水道管だけの情報で無く、
一軒一軒ご家庭の情報も入力して行きました。
これにより、何が便利かと言うと、断水などした場合、
どこに異常があり、この地区が断水しているか、瞬時に、突き止められます。

ではこれと、シンデレラ城のプロジェクションマッピングの関係は?
基本的には同じ事だと思いますが、対象が、地図ではありません。
この場合の対象は、シンデレラ城です。
通常、投影する対象が、平面で無ければ、見てる人は、とても見難いです。
シンデレラ城も同様、立体の建物なので、当然、凸凹しています。
そこに、何も処理のされていない映像を映しても、なんだか良く分からない。
ここで、さっきのマッピング技術を使うのです。
投影するには、投影機を使いますが、その機械の設置場所や、
角度などを計測し決定します。そこから、投影される側。
映画で言うとスクリーンですが、シンデレラ城に向かって光を投影した時、
どこに垂直面、いわゆる、スクリーン面を設定するか決めます。
その面を0として、建物のありとあらゆる場所の奥行きやらを計測します。
その際用いられるのが、建物を建てる時に使用した、設計図や施工図です。
建物を真正面から見た立面図。真上から見た平面図など建てる時に、
様々な図面のデータや、それらと、必要に応じて実測もするでしょう。
ここが、一番大切で、大変な作業です。
凸凹の建物に対し、投影される面を平らに設定する為の作業です。
シンデレラ城の、プロジェクションマッピングは、3Dですので、
基点に対し、マイナス地点面、プラス地点面を設定し、投影しているのでしょう。
これにより、映像に奥行き感が与えられます。

この作業が終了したら、次は、実際の映像データ作成に掛かります。
写真の様に動かないデータならば、さほど問題無く作成可能ですが、
動画を映し出す、それも3Dな訳ですから、途方も無い作業時間を要します。
上映時間は約15分。映画などは、1秒間に24コマ、テレビは30コマですから、
これを元に、単純計算すると、約21600~27000コマのデータを、
マッピングしていくのです。

映像データに、マッピングするとは?
建物に対し、設定したスクリーン面に対し、建物の凸凹のデータを、
映像データに移植して行くのだと思います。
21600~27000データに対し、この作業して行きます。
これって、研究発表では無く、エンターテーメントですから
作ったデータの表現力なども追求されるでしょうし、
実際、映したら、ちゃんと映って無かったなど、何度も作り替えが、
発生していたでしょうし、とても、大変だったと思います。

ここまで、私の勝手な想像で書いています(^^;;;
基本的な部分は、合っていると思いますが、
詳細は、もっと違った技術があって、苦労があるのだと思います。
因みに、このプロジェクションマッピングには、約20億の費用が掛けられました。

3Dトリックアートってあるじゃないですか?
ある方向・角度から見ると、地面に穴が開いて見えたりする画です。
015l.jpg
これと同じで、正確には、これも見る地点があるのです。
オフィシャルサイトでは、鑑賞する場所の座席は、抽選だとありました。
そこが、一番よく見える場所なのでしょうが、
角度が大きく違わなければ、それ程見た目は変わらないと思います。
間違っても、建物の近くで見ないようにしましょうね(^^;;;
だから、この映像データを、平面のスクリーンに映したら
逆になんだか、よく分からない物に成ってしまいます(^^;;;;

最近では、色々な物に投影する事が可能に成っていて
ある地域では、町おこし、村おこしのイベントで、
大きな森林に、映像を映し出したりしているそうです。
ここ近年、GISの技術が、色々な所で応用され、採用されて来ました。
車のナビも、プロジェクションマッピングもその一つ。
スマホなどの携帯電話にも採用されています。
GPS機能を利用すると、
その携帯が、地図上どこで使用されているかが分かる奴です(^^;;
内緒で、奥さんに設定されていたりしてね(^^;;;;;

投影機が、何らかの原因で動いてしまったり、
霧・雨だったりした時は、中止せざる得ないでしょう。
これから梅雨の時期なので、
もしかすると、せっかく行ったのに中止なんて事もありうるかも(;_;)





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