ガンバレと言う事

柳田さんに、コメントをされ、ふと考えた。
確かに、いつも私が子供達掛けて来た言葉「ガンバレ」

私が、ガンバレと言う子は、頑張っていないのか？
そんな事は無い、頑張っているよね。
受験生しかり、コートに立つ選手にしかり、みんな頑張っている。
その子供達に、ガンバレは果たして適切な言葉なのだろうか？

色々な、シチュエーションを想定し考える。
「どうだ調子は？」と問いかけ「良いです」と返って来たら
「そうか、頑張ってな」
「どうだ調子は？」問いかけ「良くないです」と返って来たら
「なんだ、頑張れよ」

試合会場でばったり会った時
「おぉ、久しぶりだな、何試合目だ？」と問いかけ
「＊試合目です」と返って来たら「そうか、ガンバレ」
試合会場で負けてしまった子に「残念だったな、次、ガンバレ」

受験生に「どうだ、勉強頑張ってるか」と問いかけ
「はい、頑張ってます」と返って来た時
「ホントかぁ～、合格出来ると良いな、ガンバレよ」

私の掛けるガンバレの場面はこんなモン（＾＾；；；
何も考えず、ガンバレと言って来たが、
ガンバレを使ったら、おかしい場面はどれだろうか？

ワンマンレシーブの最中、「ホラ、後もう1本だ、ガンバレ」
いや、頑張ってるよねその子も。

頑張って、頑張って、頑張り抜いた。でも結果が伴わなかった子に
「ガンバレ」と言う事は正しい事なのだろうか？

コメントを頂いた、ガンバレしか言えないの子も
頑張っていない訳じゃ無いだろう。今が精一杯の頑張りだとして、
その上に、もっとガンバレは、本人に酷な話だ。
もう、頑張れ無い所まで頑張っていたとしたら・・・・。

やはり、普段を知らない者が、
ガンバレを言うのは、失礼に成らないだろうか？
ウチの子供達は、普段を見ているので、
現在のがんばり度がどの程度の物なのかを
計り知る事が出来るが、中学時代を少し見ていたから、
今を同じ様に、捉えるのはとても可哀想な話。
たまたまそう見えただけで、日常は違うのかも知れない。
うかつにガンバレ等と言うと、頑張って無いみたいに聞こえる。

では、このガンバレに変わる言葉はいったい何？
ボキャブラリーが乏しいので、浮かばない。
やはり、ガンバレが自分の気持ちを伝える一番短い言葉だ。

私は、子供達にガンバレと自分の気持ちを伝えた事で自己満足をしてる。
一方的な気持ちの伝え方。
練習中、罵声を浴びせ、ガンガン叱るあれと同じ。
やはり、ガンバレは、状況を見て言わないと、いけない言葉なのだろうね。

日常的に使ってる言葉だけどね。難しい言葉だ。
言われた側の気持ちを考えて使った言葉でないのが事実だ。
そんな事考えてたら、何も言えなく成っちゃう？
そうだね、何も言えないよね・・・・。

オリンピック選手にもガンバレって言うもんね。
日本の代表選手に、一般人がガンバレって言う。
それが普通な環境が、体罰につながって行くのだろうかね。
だって、頑張って来たから代表選手なんだしね。
ガンバレって、その競技をやった事も無い人間が、
何をガンバレと言ってるのだろうか？
・・・・エールを送ってるのか？yellは、声援・励まし。
ガンバレは、声援・励ましか？何か違う様な気がする。

逆に、ホントに頑張っていなかったら、全然頑張っていなかったら？
ガンバレか？その前に、ふざけるなか？
ぐずって駄々こねている子にだったら「ガンバレ」は適切だよね。

ガンバレしか言えない私は、残酷者なのかも知れない。
眠れなく成っちゃうね、こんな事考えていたら（＾＾；；；
でもね、あの子には、頑張って欲しいんだよね。
少しだけあの子を知ってる大人の感が、そう言わせる。
今を乗り切れ、ガンバレって、私に言わせてる気がする。