夢に向かう怖さ

絵空事で無い夢を描く時、
人は同時に、怖さを感じるのだろうか？

1人の中学3年生の女の子が、
高校バレーの強豪校熊本〇愛へ進学を決めた。
今時分、珍しくも無い話かも知れないが、
本人にしてみれば、とても大きな決断だったろう。
単身で行くのでは無く、丁度、一家がお隣の鹿児島へ
引っ越す事も重なっての決断。

私も、中学2年の夏に転校した事がある。
東京では、嫌われっ子だったしね、悪ガキだったので
それ程、悲しい気持ちは起きなかったが（＾＾；；；
あの子は、共に3年間を過ごした女バレの仲間や、
これまで教わって来た、先生やコーチとの別れは辛いだろうな。
東京にいればな、何かあれば会う事も可能だが、
九州となると、そうはいかない。

夢と勇気

ビーバーズで言われる言葉の意味が、今さらながら分かった。
勇気いるよな。自分が頑張る事に、迷いは無いのだろうが、
それ以外の事は、未だ未知の世界。
誰も傷つこうなどは思ってはいない。夢が叶えばと思ってる。
でも、今は見えない部分が大きすぎて、怖いだろう。
決めた瞬間から、逃げ出したいと思う自分がいるのかも知れない。

小さい体に、勇気をいっぱい詰めて行け。
今は、いっぱい泣いて、怖さをさらけ出しても
同時に、頑張れると思ってる自分もいるはずだ。
その小さな自分が、押しつぶされそうに成った時、
支えてくれるのは、これまで頑張って来た自分だと思う。
先生が厳しかったから、コーチが怖かったから、
それも、あるだろうが、そこで、みんなと頑張って来たのは自分です。

誰もが、初めの一歩は、怖いんだよ。
送り出す方は、ガンバレって言うしか無いが、
出来そうも無い奴の背中を押す、先生・コーチじゃ無い事も
自分は知ってるよね。
厳しかった分、ちゃんと人が見られる指導者だと思うぞ。

さあ、別れの時が来る。お前に取っちゃ旅立ちだ。
胸を張って、熊本に行け。
そして、中学の時の教えを胸の奥に刻み込め。
ここから3年間、人前でそれを出すな。
それが、これまでの恩師への最大限の敬意だ。
そして、〇愛の先生・先輩の教えを素直に聞ける耳を育てろ。

すごいなお前、おじさん尊敬するぞ。
この先、お前がどうなるかはわからないが、
今現在、自分と戦ってるお前と、その勇気を称えます。
そしていつかきっと、春高会場で会いましょう。
その時は、おじさんにサイン頂戴ね（＾＾）