倍返し [話題]
「じぇじぇじぇ」も流行したが、
この「倍返し」も流行語大賞に成った。
やられたら、やり返す倍返し。
ドラマを見てて、スカッとされた方も多いだろう。
私は、このドラマ見たり、見なかったりだったが、
ドラマで使われた、このセリフは言うなれば仕返しだ。
このご時世、あんまり使って欲しくないセリフの様な気がする。
倍返し=恩返し
受けた恩を、倍にして返せたら良いよね・・・・ジジィの発想かな(^^;;
下は、そんな話しです。
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舞台はタイの小さな商店街。そこで1人の子どもが薬屋で盗みを働いた。
奪ったものは痛み止めの薬と栄養ドリンクだ。
「なんでこんなもの盗んでくの?」 薬屋のおばちゃんは声を荒げる。
「まあまあ」 そこに止めに入ったのは食堂のおじちゃんだ。
「お母さんにあげたくて・・・」 うなだれる少年。「お母さん病気なの?」
食堂のおじちゃんがそうたずねると、少年はコクンとうなずいた。
おじちゃんは、おばちゃんに薬代を支払い、
娘に店の野菜スープをもってこさせ、少年に渡した。
気まずさからおじちゃんに渡された薬とスープを奪い取るように走り去っていった少年。
そして30年後。
気のいい食堂のおじちゃんは、困っている人を見ると放っておけないようだ。
ホームレスに店の食品をわけてやる。
ほら、もってきな。
ところがそんなおじちゃんの身に不幸が襲い掛かる。
病に倒れ、頭を打ち、重体となる。
治療費は高額だ。日本円にして246万円。タイの物価でこの金額は相当なもの。
どうしても父親に治療を受けさせてやりたい。
娘は家を売る決断をする。
娘はいつものように父親の看病をしていた。
疲れていてすこし眠ってしまったのかもしれない。
気が付くとベッドの上に手紙が置いてある
それは医療費の明細書だった。
まだ支払っていないのに残金が0になっている。
そこには、こう書かれていた。
「支払いは既に30年前にいただいております。痛み止めと野菜パックです。」
娘は記憶の糸をたぐり寄せた。
そう。あの時のあの少年。
父親を今、担当してくれているあの医師は、
あの時のあの少年だったのだ。
実はこれ、タイの携帯会社のCMで、ある実話が元になっているそうだ。
アメリカの著名な産婦人科医となったハワード・ケリー(1858-1943)氏は、
子どもの頃貧しい暮らしを送っていた。
ケリー氏は、空腹の為、何か食べ物をめぐんでもらおうとある家の扉を叩いた。
そこから出てきたのは1人の若い女性。
少年だったケリー氏は、恥ずかしくなってしまい、
「水を一杯ください」としか言えなかった。
ケリー少年の様子にすべてを察したこの女性は、
水の代わりに大きなグラスにミルクを注いで持ってきた。
ケリー少年は「お代をお支払します。」と言ったが、
女性は、「親切な行いに対して、お金を受け取ってはいけないと
母から教えられたからいらないわ」と答えたそうだ。
数十年後、その女性は非常にやっかいな当時
珍しい病気にかかってしまい重体となった。
地元の医師では手が負えず、
治療のために全米から専門の医師たちが呼ばれた。
その中にケリー氏がいた。
ケリー氏は全力で治療に当たり、
女性は無事に難病を克服し元気に退院していった。
彼女が退院した数日後、請求書が自宅に届いた。
支払いは相当な高額であることがわかっていたが、
そこには「コップ1杯の牛乳によって支払い済み。
ハワード・ケリー」と書かれていたという。
ケリー氏はこの女性が、
あの時、ミルクをくれた女性だとわかっていたのだ。
やられたやり返す倍返し。
人の親切に、大きい小さいは無いが、
受けた親切に倍返し出来る人に成りたいね。
この「倍返し」も流行語大賞に成った。
やられたら、やり返す倍返し。
ドラマを見てて、スカッとされた方も多いだろう。
私は、このドラマ見たり、見なかったりだったが、
ドラマで使われた、このセリフは言うなれば仕返しだ。
このご時世、あんまり使って欲しくないセリフの様な気がする。
倍返し=恩返し
受けた恩を、倍にして返せたら良いよね・・・・ジジィの発想かな(^^;;
下は、そんな話しです。
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舞台はタイの小さな商店街。そこで1人の子どもが薬屋で盗みを働いた。
奪ったものは痛み止めの薬と栄養ドリンクだ。
「なんでこんなもの盗んでくの?」 薬屋のおばちゃんは声を荒げる。
「まあまあ」 そこに止めに入ったのは食堂のおじちゃんだ。
「お母さんにあげたくて・・・」 うなだれる少年。「お母さん病気なの?」
食堂のおじちゃんがそうたずねると、少年はコクンとうなずいた。
おじちゃんは、おばちゃんに薬代を支払い、
娘に店の野菜スープをもってこさせ、少年に渡した。
気まずさからおじちゃんに渡された薬とスープを奪い取るように走り去っていった少年。
そして30年後。
気のいい食堂のおじちゃんは、困っている人を見ると放っておけないようだ。
ホームレスに店の食品をわけてやる。
ほら、もってきな。
ところがそんなおじちゃんの身に不幸が襲い掛かる。
病に倒れ、頭を打ち、重体となる。
治療費は高額だ。日本円にして246万円。タイの物価でこの金額は相当なもの。
どうしても父親に治療を受けさせてやりたい。
娘は家を売る決断をする。
娘はいつものように父親の看病をしていた。
疲れていてすこし眠ってしまったのかもしれない。
気が付くとベッドの上に手紙が置いてある
それは医療費の明細書だった。
まだ支払っていないのに残金が0になっている。
そこには、こう書かれていた。
「支払いは既に30年前にいただいております。痛み止めと野菜パックです。」
娘は記憶の糸をたぐり寄せた。
そう。あの時のあの少年。
父親を今、担当してくれているあの医師は、
あの時のあの少年だったのだ。
実はこれ、タイの携帯会社のCMで、ある実話が元になっているそうだ。
アメリカの著名な産婦人科医となったハワード・ケリー(1858-1943)氏は、
子どもの頃貧しい暮らしを送っていた。
ケリー氏は、空腹の為、何か食べ物をめぐんでもらおうとある家の扉を叩いた。
そこから出てきたのは1人の若い女性。
少年だったケリー氏は、恥ずかしくなってしまい、
「水を一杯ください」としか言えなかった。
ケリー少年の様子にすべてを察したこの女性は、
水の代わりに大きなグラスにミルクを注いで持ってきた。
ケリー少年は「お代をお支払します。」と言ったが、
女性は、「親切な行いに対して、お金を受け取ってはいけないと
母から教えられたからいらないわ」と答えたそうだ。
数十年後、その女性は非常にやっかいな当時
珍しい病気にかかってしまい重体となった。
地元の医師では手が負えず、
治療のために全米から専門の医師たちが呼ばれた。
その中にケリー氏がいた。
ケリー氏は全力で治療に当たり、
女性は無事に難病を克服し元気に退院していった。
彼女が退院した数日後、請求書が自宅に届いた。
支払いは相当な高額であることがわかっていたが、
そこには「コップ1杯の牛乳によって支払い済み。
ハワード・ケリー」と書かれていたという。
ケリー氏はこの女性が、
あの時、ミルクをくれた女性だとわかっていたのだ。
やられたやり返す倍返し。
人の親切に、大きい小さいは無いが、
受けた親切に倍返し出来る人に成りたいね。
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