夏季大会1・2日目終了

今日が、夏季大会最終日です。
会場校は冷暖完備の体育館なので、選手は快適でしょう。

ウチの1日目は、筑波大附会場。
何度もお邪魔をしてる会場なので、暑さ対策として
凍らしたおしぼり、カットしたスイカ、塩分補給飲料を用意した。

この日は、応援する人も多くて感謝、感謝でした。
中には、存じ上げない人もいて、ご挨拶も間々ならず失礼しました。
そのお陰で、子供達も頑張り、2勝して2日目に進む事が出来ました。
ただ、ウチのバカチン1人が、揃いのソックスを忘れた。
家の人に連絡をし、持って来て貰う事にしたが、
駅から会場までが、あやふやだと言うので、駅まで迎えに行った。
試合には間に合ったが、帰って来たら尋常では無い汗が吹き出た。

「明日は、スタメンで行くぞ」と今まで試合に出た事が無い子が
前日、顧問に言われたら、きっと持ち物を何度もチェックして、
寝付けない夜を過ごすだろう。
「リセットしろよ」最近顧問が、子供達に使う言葉。
サーブの時が多いのだが、これって、色々な所で必要な事だ。
試合に出るのが、当たり前に成ってるので、気が緩む。

やりたい事をやろうとするのは良いが、
その前に、やらなくちゃいけない事がある。と、先日子供達に話した。
プレーに関する事、選手として、高校生として、人として、色々ある。
その中で役割があったりもする。どれも、すっ飛ばす事は出来ない。
「リセットしろよ」
ついつい、ないがしろにしちゃう事もあるわ。
その時は、顧問のこの言葉を思い出し、すっ飛ばして無いか確認だ。

2日目。会場は杉並学院会場。
クーラーが利いた涼しい体育館でした。が、上のギャラリーまで
その涼しさは届かず、応援団は暑い中の応援でした（＾＾；；

会場4試合目が初戦。イヤだったのは、この涼しさ。
このままで臨んだら、絶対体が動かないと感じたので、
キャプテンに「汗をかいておけよ」と話した。
体も頭も、快適空間では、働かない。
ちょっと、ゼイゼイハーハー位で臨んで欲しかったのだが、
試合が始まり1発目、相手のレフトからのクロスに
モエの反応が明らかに遅れたのを見て、あぁ～あと思った。

この子達は、今はスロースタートなのだ。
理由は色々あるが、とにかく徐々にペースを掴んでいく。
少しでもそれを前倒しする為に、準備をして欲しいのだが、
何となく、いつもの感じで試合に入ったのだろう。

この試合で、今後の課題が明確に成った。
良いプレーも出たし、次に繋がる良い試合だったと思うが、
一番は、お前達がどう感じたかだ。
部室の黒板に書いてる有る、目標順位の数値は何？
そこに到達するには、何が足りない？

空手家の人がパフォーマンスで、分厚い板を正拳で割るのを
見た事があるだろうか？
私の後輩にも、結婚式の余興でバット3本を蹴りで折った奴がいるが、
この時、目標を板やバットにすると、割れないのだそうだ。
その時の目標は、板のちょっと先、バットのちょっと先を
貫くつもりでやると言う事だった。

これって、お前達も同じだと思うよ。目標をちょっと先に掲げ、
練習したり、試合に臨んで初めて近づけるんじゃないだろうか？