無理かな？

私は練習中、常に子供達には、口うるさく声を掛ける。
練習は命（＾＾；；；；
練習でやっている何気ない事が自分。それが、コートに出る。

顧問が、総体絡みで九州へ出張をされていたので、
土日とも、バスケ部顧問の、佐〇先生にお世話に成った。
顧問が不在の時、先生に、お世話に成る事が多いので、
土曜日は、ウチの子供達と、バスケ部の子供達に差し入れをした。

日曜日に、体育館へ入ると、先生が差し入れのお礼を
ワザワザ言いに来てくれので、少し話をした。
三砂中が夏季大会に負け、3年生の引退決まった事を
さっつんコーチが知らせてくれた事。
その電話でコーチから出た、子供の集中力についての話など・・・。
その時、先生が仰ったのが、普段が出ると言う話。

気が利く、目が行く届く。
自分達がいつも使う体育館。もちろん、バレー部だけでは無いのだが、
その場が汚れていたりする事に、気が付かないか、見て見ぬ振りをする。
そういう普段を注意するが、バレーとは無関係の様な顔をされる。
コート上でボールを使ってやる事だけが、自分達のバレーを上手にしていると
勘違いをしている。

普段って怖いのだ。
なので、練習をしている子供達に、どうしても、口うるさく成ってしまう。
自分の出来る範囲で練習しても、あまり意味が無い。
練習は、出来ない事や、上手くいかない事へチャレンジをして行く最初。
「もう1本お願いします」も大事だか、その前の自分を分析する事の方が大事。
それが、普段の自分だと言う事を自覚する事。
中坊じゃねえんだからよ、いちいち、うるさいジジィに突っ込まれ無い様に
していけないければいけない。最近は、それをソラに話をする事が多いかな。

自分の事で精一杯。それも分かる。
でも、部を任された自分も出していかないと、ただの号令掛けに成っちゃうな。
練習最後、自主練が始まった。各々の練習課題に取り組んでいたが、
見回すと、1年生二人だけで練習をしている。
まだまだ、これからの二人なのだが、やっている練習から主旨が見えなかった。
ここで私が、しゃしゃり出るのは簡単だが、敢えてそれをせず、
この時も、ソラを呼んで話をした。
「マスミが自分の練習をしたいだろう時に、お前とマンツーマンで
壁際に立たせ、レシーブ練習をして貰ったよね」
「あれは、嬉しくなかったか？」
「自分が先輩からして貰った事で、嬉しかった事、有りがたかった事。
それを、今度はお前が後輩達にする」
その後輩達が、自分の後輩達にもそれを続けて行く。
先輩が後輩の面倒を見ると言う、決まり事の範疇では無く、
部活の何気ない普段に、心使いと言う葛総女バレの良い伝統を
繋げて行って欲しいなと話をした。

気を配る、目を配る。そして、心を配る。
お前達の先輩達が頑張って来た、愛されるバレー部を、
どう言う形で、お前達が継承し、次の代に繋げて行くのか、
大げさな事や、大それた事では無く、それは、普段にあるのだと思う。