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日本の学校で問題なのは、運動部の部活動 [中学生]

って、記事を、今日初めて見た。
書いた方は、ピーター・フランクルさん、ハンガリーの数学者。
テレビなどで、何度か見た覚えのある先生でした。
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英語の前に自己表現力/愛国は国粋主義と違う
数学者ピーター・フランクル

 日本の学校で問題だと思うのは運動部の部活動だ。 朝練もあり、放課後も夜まで練習をし、さらに土曜日も日曜日も、 夏休みはもちろん、時には正月でもやる。 週末に家族で出かけようとしても、試合があって、結局どこにも行けなくなる。  今の日本の部活動は中毒。それしか頭に入っていない。 自分のやっているスポーツ以外にも読書、映画・音楽鑑賞、地域の人々との交流など、 自分の視野を広める有意義な活動が世の中にいろいろあるのに。  理系離れといわれるが、 運動部と同等に数学部や物理部やらをもっと設ければいいと思う。 小学校高学年、中学生レベルが読める算数や数学のおもしろい本はたくさある。 先生が1冊を決めて、大学のゼミみたいにみんなで読んだり、説明したりする。 そういう授業以外の時間があれば、 興味のある子は受験とは一味違う高いレベルのものを学ぶことができる。

 「百ます計算」はいいと思わない。 集中力をもってある程度の速さで最後まで計算をやるのは、 基礎計算力の向上にはつながるとは思う。 でも、1分を58秒とか57秒に短縮するまでやるのは、やりすぎだ。  小学生からの英語数育については、そんなに先を急ぐことばないと考えている。 日本人が英語ができない最大の理由は、日本語ができないこと。 つまり自己表現力の低さ。白分の考えを相手にわかりやすく、 簡単な言葉で説明する能力があれば、 どの外国語もある程度短期間でかなりのレベルまでできるようになる。 自分の知っている少ない英語の語彙を何とか並べて自分の気持ちを表すのは、 本当はとても楽しい作業なんだから。

 自己表現の能力を育てるには、○×式の試験ではなぐ論述式の試験が必要だ。 ハンガリーの小学校から高校では毎日、口頭試験があった。 先生が無作為に何人か選び、黒板の前に立たせて説明させる。 最初はみんな下手だけど、自然にできるようになる。 だから人前で話すのは決して苦手ではない。 日本人は日本語でも人前で話すのが苦手だから、 英語でできないのは当たり前じゃないか。

 愛国心は必要だと思っている。 ただし、安倍首相の「美しい国へ」や、藤原正彦氏の「国家の品格」とか、 何冊もこういう本を読んだけど、これらの本は愛国心と言いながら、 国粋主義の思想。外国人が日本の悪口を言うと嫌われるから、 ボクにとって一番言いにくい問題だけど。  愛国も国粋も、白分の国を愛する気持ちは一緒だけど、 愛国主義者は、自分の主観的気持ちだと認めている。 でも、国粋主義者は客観的だと思っている。 いつも外にスケープゴートを探して、何かをやり玉に挙げる。 日本はいいけれどもほかの国は悪いとか、都合の良い比較になっている。

 自分のお母さんを愛しているのは自分のお母さんだから。 世界で一番料理がうまくて、美しくて、賢いからではない。 国についても、母なる国、母国、そういう愛の気持ちは大切。  日本には優しい人、美しい場所、すばらしい文化がたくさんある。 そういうことを子どもたちに感じさせるように校外活動を増やせばいい。 国を愛しなさいとか、毎朝君が代を斉唱しなさいとか、強制的なやり方ではなくてね。
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記事の内容から、対象と成っているのは、中学の部活かな。
記事の中身を見れば、成るほど仰っている事に覚えがある。
自分自身の事。親と成って子供を見ての事。

私は、部活肯定派なので、記事を見て、反論もあるが、
組織全体の仕組みから、変えなくてはならない様な事はおいて、
子供が部活で疲れて帰って来て、家で勉強しないは、
多くの保護者は、そうそうと首を縦に振るだろう(^^;;;;
生活リズムが、部活中心に成ってしまっている。
部活が中毒とは、この事なのだろうか?

私は、数年間この記事に出てくる様な中学校で、
外部指導員をやって来た。渦中にいると、気が付かない事も多い。
だが、流石に中毒だとは思えない。
部活以外に、読書、映画鑑賞等々に時間を割き、
云々と書かれているが、中学生本人任せでは、こうは行かない。
好きな事に没頭すれば、凸凹が出るのは当たり前、中学生だもん。
「文武両道」教育の理想論。私も、反対では無い。
が、「道」と言うだけあって、極めるに時間が掛かるのだ。

それ以外の記事は、正にその通りだと思う。
今の日本人は、正しい日本語を使えない、私もその一人だ。
自己表現に関しては、都立高校推薦では必要不可欠に成っている。

皆さんは、この記事を見てどう思われるだろう。

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さっつん

日本の部活は中毒

この言葉、確かにそうだと思います。

外部コーチが言うのもなんだけど。(^^)

休みなくやらないと「あのチームの監督はやる気がない」
「だからあのチームには入らない」よく聞く言葉です。

俺も言われたことがあります。
でも、本当に大事なことはなんなんですかね。

体罰問題が日本中で取り上げられてる今、日本の部活、いや、日本のスポーツを見直さなければならない時代に来てるんではないのでしょうか。

日本は精神論の国。
自分も経験してるので否定はしませんがスポーツは海外では所詮、PLAY(遊び)なんじゃないのでしょうか。

でもこれを今の日本が理解するのは無理なんじゃないのでしょうね。

by さっつん (2013-07-04 21:49) 

さっつん

無理なんじゃないのでしょうね
         ↓
無理なんでしょうね

に訂正です。m(_ _)m

by さっつん (2013-07-04 21:58) 

まつパパ

コーチ、おはようございます。

精神論か、確かにな・・・・(^^;;;それが、中毒の元か!
それで育って来てる我々には、当たり前の事が、ダメって事か・・・・・。
でも、最近は根性って言葉使わないけどね(^^)

>>本当に大事な事こととはなんなんですかね。
精神論と言う中毒から抜けだし、スポーツ本来の楽しさ、
厳しさを子供達に教えて行く?→模範解答だべ(^^;;;

そうですね、全般的には無理なんでしょうね。

by まつパパ (2013-07-05 10:22) 

柳田

今晩は。お疲れ様です。
部活中毒…
初耳です。
中毒ってやめたいけど、やめられないのを中毒っていうのではないのかな…
それを好きでやっているなら中毒ではない気がしますが。
いろいろなことに興味持つのもいいですけど、忙しくても興味があることはやるし。眠たくてもやりたいことはやりますしね。
私も中、高と部活やってますけど、それで家族と関係が希薄になるようなこともなかったですしね。
まあ人それぞれの考え方も、お国柄っていうのもそれぞれあっていいと思います(*^_^*)
数学部、物理部があっても教え方がうまかったり、面白かったりしないと子どもは興味持たないですからね。
それはスポーツも一緒でそのスポーツが楽しいと感じられるように指導しないと、結局途中で辞めちゃうことになりますもんね。
これは数学、物理…理系がチンプンカンプンの私の考えですが(^_^;)
by 柳田 (2013-07-05 19:35) 

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