もしも、2年で卒業していく部員がいたら

今年度から検討に入る、
高校を2年間で卒業を認める早期卒業制度。

将来的に、グローバル社会で活躍出来る
人材を育てるのが狙いなのだそうだ。
これまでも、飛び入りで高校生が大学へ入学していたが、
今までの制度だと、高校は中退扱いに成っていたらしい。

これに伴い、小中も一貫校制度の方向で検討されている。
小中一貫教育は、既に実施している所もある。
私の母校である、足立区の新田小学校は、新田学園と命名され
新田中学と平成22年に一貫校に成った。
以前、中学の大会で使用された、品川総合体育館と併設されている、
日野学園が全国で初の小中一貫校で、ここは従来の６：３制では無く、
４：３：２制を採用した。国立大学も制度を変える方向で検討を始めている。
学校の枠を外し、学部単位で色々な大学の授業を受けられる様に検討している。

それと同時に発表に成ったのが、今の大学生は勉強しないと言う事。
大学生のイメージも、私が子供の頃に見た物と、
今の大学生のイメージはまるで違う。下手すると高校生に見える。
イケメンとか、外見ばかりに気を遣ってる奴らが多い。
そんな大学生が就職する企業が、まず始めに何をやるか？
それは「社会人教育」。ここが、今の社会人達のスタート。
その人達が、グローバル社会に出て活躍？それって、何年かかるの？

そんな現状で考えると、優秀な生徒を早期卒業させ
より良い環境へ送り込むと言う考えも分かる様な気がするが、
そもそもを、考えないといけないね。
2年で高校卒業し、国際社会で活躍出来る人材を育てる。
大義名分は結構なのだが、上澄みを掬う様な制度では無く、
日本の教育の抜本を、見直しては如何だろうか？

私は、早期卒業制度も、やらないより、やった方が良いと思う。
でも、日本や国際社会で活躍する人材は頭脳だけじゃ無く、
人間性を問うて欲しい。日本を代表する、日本の将来を担う若者に
日本人としての良さが持てる人としての教育をして欲しい。
孔雀の羽を羨ましがる、雀を育ててはいけない。

ところでよ、もしも2年で卒業していくバレー部員がいたら･････どおする？
2年の公立大会で終わりって事か？春高も3年が出られる様に成ったのにね、
それって、どうよって感じかな（＾＾；；；