日曜日の練習試合

美原で行われた練習試合、全6校が集まったかな？
チーム全般的に大きな子のいるチームはいなかった。
攻撃のパターンはとてもシンプルで、
オープン攻撃を柱に、時折コンビを入れてくる程度。
察するに、どのチームもセッター育成中と言う所でしょうか。

千葉県松戸のチームが2チーム参加していた。
私は初めて見させて貰うチームでしたが、
ああ、この子達はこれがやりたいんだろうなと言う物を
少し垣間見る事が出来た。磨くともっと光って来るでしょうね。
練習通りだろうけれど、それ以外のプレーの時でも、
あの動きが出来れば、もっと面白い展開が生まれそうですね。
両チームとも、とても良いチームでした。

美原は････いつもの通りです（＾＾）
子供達が盛り上げ方を知っているので、練習試合とは言え、
戦っている人、それ以外の人が全員、実戦を意識している。
後からウチの子供達の事を書きますが、強いチームを見るとね、
これ、ゴリとも会場で話をしたんだけど、
子供達同士で練習する時の、ボールのスピード・質が違う。
改めて、この日はそれを感じた。なので、速度空間が違うから
時間区間が全然違うのだ。別に今更書く事でもありませんが、
恐ろしいのは、これで日々練習を繰り返していたら････。

さて、本題のウチの子供達ですが、
きっと、この日バレーをやっているのが苦痛だったのでは？
「面白く無いんだけど、お前達はどう？」「面白くありません（－－）」
ここで、いつもなら、練習でやっている事を試せばと言う所なんだが、
この日は、それも受け付けて貰えないなと感じた。

時間は戻せない。前に進むだけです。
駄々を捏ねていても、時間の壁はお前達をドンドン圧して行きます。
でもな、そんな時もあんだよ。
時間の壁に圧されるって、凄いプレッシャーだわな。
では、何故分かって居るのに立ち止まってしまうのか？
お前達の原因は色々あるけれど、一番大きな物は･････？
意識だけが背伸びをしてる。つまり簡単な言葉に置き換えると「焦り」。
そこから発生してくる色々な事が、細かな所に作用している。
だから、ちょっと突っつくと、すぐ涙が出ちゃう（＾＾；；；

焦っている奴に焦るなと言っても、そう簡単に解決は出来ない。
そんな時は、チームにその負の感情が感染して行く。
「自信を持って臨む」「負けても良いから」
言われる事は分かっていても、その先に意識・行動が伴わない。
でも、焦ってる（＾＾；；；
「チームが負けている時、私が頑張ってやらなくちゃ」
「私だって、試したい事いっぱいあるよ！・・・だけど」
「考えて上げるって、どういう事？」等々
コートの中から悲鳴に近い感じで伝わって来る。
こんな時、褒められても、注意されても、意識は別な所。
特に2年生達にそれを感じました。昨年もそうだけど、
先輩達が引退し、自分達の代に成った責任感がそうさせるのです。

さあ、困ったね（＾＾；；
顧問も、この日は流石に為す術が無いように感じた。
今年、私に取って最初の練習日の時にチ◯ルに言った。
「春高見るとな、みんな上手く成った気に成ってるから注意しろ」
連日、会場で内容の濃い、意識の高いバレーを見続けて来たのも
この焦りの原因の1つに成っている。このギャップをどうやって、はね除ける？


私達は私達のバレーをやっていくしか無いのだよ。
誰もが春高に出る、スター選手の様にはいかない。
それでも、顧問の教えるバレーが好きで集ったみんなで、
やって行くしかありません。努力はしても、背伸びしてもしょうがない。
あの人達の努力と、お前達の努力に差はありません。
自分達が目指す目標に、最大限の努力をしているのです。
あの日の練習試合は、モチベーションの差が露わに成りました。
もう一度、自分達のバレーを再認識し、練習して行きましょう。
出来る事、出来ない事。個人として、チームとして課題を克服する為に、
更に意識の高い練習をしましょう。

2年生達がこんな状態の時、1年生は････？
負の連鎖は、1年生達にも連鎖しています。
覚えがあるだろう、自分達も同じだった筈だ。
あの日も、どうする事も出来ないでいた。
少し、2年生達の想いを、マ◯ミに話をしました。
ちょっと話始めると、すぐにボロボロと大粒の涙が溢れて来ました。
先輩達のやるせない気持ちを痛いほど感じているのです。
自分がミスをする事がとても許せない。でも、その思いと裏腹に･･･。
お前達の気持ちは十分に伝わっているのだね。
あの日、2年生が流した涙と、1年生が流した涙は、
この後、必ず良い方向に向かって行く物だと確信しました。
良いチームに成って行く際に、通る道なのかも知れません。

また、頑張って行こうな、大丈夫。お前達は大丈夫だよ。
目標に向かって、再始動しましょう。