バレーを通して･･（岩井中とのデスマッチ）

茨城3位だったと思いますが、私の大好きな松◯先生が
指導されている岩井中さん。
先日大松杯の時に、同じ茨城で2位の中根台中さんの
子供達を車に乗せた時、「岩◯中ってかっこいい！」と
みんなが言ってました。同じ中学生のライバルチームから憧れの声が
聞かれるチームって、私ならこれだけで、満足してしまいます（＾＾）v
子供を見れば親がわかるの如く、チームを見れば、指導者が分かるですね。
昨日はA・Cチームを連れて行きました。
出発する時から問題発生で嫌な予感のするスタートに成りました。

私の見たチームの試合内容は散々たる物でした。
結果に拘る事も大切なのですが、そうでは無いと言う事を
毎度毎度、子供達には言って来たのですが、
何とも情けないプレーだけで、終わってしまいました。
今まで絆（きずな）を大切に、相手チームのサーブ・スパイクより
仲間がはじいたボールを一生懸命につなぐ事の大事さを伝えて来た。

あるセットで、その時、消極的なミスを連発したア◯ネを叱ったが、
それを周りの5人は、誰一人素知らぬ顔、ア◯ネをかばう事無く黙って見ている。
誰も何も言わない？お前ら仲間だろう？友達だろう？
かけがいの無いチームメイトだろう？

オレはコーチだもん、気持ちで負けてる奴は怒るよ、叱るよ、檄を飛ばすよ。
でもさ、助けてやれよ。周りでフォローしてやれよ。知らん顔するなよ。
と、話していたら、涙が出て来た。何とも情けない。
バレーを通して、人との関わり合いを教えて来たと思っていた。
特に仲間を大切に、いたわると言う事は、何度も伝えた。
でも、ちっとも伝わっていない、自分の無力さに情けなさを感じた。

良い時は誰も笑顔で、嫌な部分を見ずに、触れずにいられる。
そんな時に、コーチはいらない。一緒に喜んでりゃいいの。

悪い状態の時、自分の欠点、人の欠点を見たり、触れたりする時、
どう考えたり、行動したら良いのか？
見て見ぬふりをする？あきらめてしまう？
自分の事は置いて、人の欠点だけを突いてしまう？
それも中学生だからついついしてしまう。
でも、してしまった後に、どう行動したら良いのか？
私はバレーを通して、お前達にそれを教えたり、考えたりして来たと思っていた。

奇しくも本日、バレー部3年生を送る会です。
これから、お前達は多くの人と会ったり、別れたりをします。
良き出会い、良き別ればかりでは無いでしょう。
さっきも書きましたが、良い時は誰の力も借りずに過ごせます。
でも、悪い時にへこたれない、立ち直る術や友達とどう関わって行くのかを
今から勉強・訓練する事は必要な事なのです。
お前達にはバレーを通して、それを感じて欲しいしです。
それにはまず、良い友達になれる自分を磨く事です。
良い友達を作りなさいは身勝手な考えで、まずは自分です。

「友達」

良い時はもちろん、だけど決してそれだけじゃ無い、
悪い時もそばいてくれる。時には凄くウザイ存在。
でも、自分の事を一生懸命考えてくれる。

そんな人を探しなさい。

そしていつか、そんな人に成れればいいね。