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合宿での練習を見ていて [ビ-バ-ズ]

何年もビーバーズの練習を見て来たが、
何の為にやってる練習かを、子供達が理解をしてる。
もしかして、出来ねえ奴もいるかな(^^;;;

で、一番は指導する側が理解をしてる事。
これ、当たり前だろって思う人も多いかな?
でもね、そうでも無いんだよ。何の為にやってる練習なのか、
いわゆる練習の為の練習をさせていたり、
それを子供達がしてても注意できない指導者は案外多い。

練習は何の為にやるのか?
終了後のビールを美味しくする為とかは大人か(^^;;;

子供達は、試合の為に練習してるんだ。
で、試合では流れがあるが、練習をこれと同じにしちゃうと、
一つ一つが覚えきれないし、大雑把になっちゃうので、
試合での1コマ1コマを切り取って、それを一つの練習にして行く。
そこで、技能的、機能的に色々と分け、
チームでの練習、個人での練習が生まれる。

代表的な練習で言うと、サーブ、スパイク、トスなど、
個人の技量を高める為の練習。
スリーメンとかね、同時に機能を高める為の練習。

レシーブ練習とかも、1対1でやる、いわゆる対人練習や、
複数人が入ってやる練習。球出しもチャンスボールからとか、
サーブからとか、色々趣向を変えながらやってるチームも多い。
レフト、センター、ライトと各々に立たせやるサーブレシーブ練習。

ビーバーズ4年生の練習では、レシーブする際、
怪我防止の為に軍手をはめたり、
腕の形を身につけさせる為、短い棒を持たせてアンダーの練習とかをする。

全般的にビーバーズの練習は工夫が見える物が多く、
合宿中、サトシ君は内藤さんに
「あれ、全部オリジナルですか?」と聞いてビックリしてた(^^;;;;
奇抜だったり、見た事も無い練習だけの事だったら、
御代田の高山先生は、何十年もビーバーズに付き合っては無いだろう。
常に進化を続けてる練習には、コンセンプトがしっかりあって、
色々な指導者達に、成る程なと思わせる物があるからだ。

ビーバーズの練習を見ていて、
私が、どのチームも、いつからでも出来るなって思う事があります。
それは、時間内にどれだけ質の高い練習をするかと言う事。
質と聞くと、高度なバレーの知識が必要だったりと、
勘違いされるかも知れませんが、これは、そうじゃありません。

練習開始時、ウォーミングアップを兼ねた練習からスタート。
これから本格的な練習するよって、体に知らせる。
で、良く見かけるのが対人。2人でやる場合が多いかな?
オーバー・アンダーから、片方が少し打ってレシーブを交互にやる。
これも、ただ何も考えずにやるのと、考えてやるのは違う。

オーバーで続けるって決めてても、ボールがちょっとそれたりすると、
平気でアンダーで返したりしてる光景を良く見ます。
全くね、何も考えない象徴の様な練習です。
練習の中に、自ずと自分勝手な事を盛り込んでしまう。
それが考えて工夫してる物なら良いのだが、サボってる事の方が多いのよ。
で、これ見ても注意しない。
これは、仲間同士が「しっかりやろう」って意識を高めて行かないとね。

オーバーも、見てると互いに距離が離れてもいない短い距離なのに、
ジャンプしながらオーバーしてる(^^;;;
床に足を付けてやるオーバーと、必ずジャンプしてやるオーバーと、
練習を分けてやらないとダメだね。

サーブレシーブの練習。
レフト・センター・ライトそれぞれで練習をする際、
特に、両側での練習では、足の位置を変える。
レフトだったら右足が前、ライトだったら左足を前とかね。

球出しが1人、子供達を後方に1列に並ばせ、
サーブレシーブをさせ、セッターの位置に順番に入り回していく。
試合の時とか、場所が取れない時に良くやってるね。
分かりやすいので、これを取り上げたが、

この際、レシーブが終わって、セッターの位置に入る子が、
次の子がレシーブしたボールを適当に受けてる場面を多く見る。
せっかく生きたボールを受けてるのに、胸の前で取ったり、
片手で取ったり、下手すると、ワンバウンドで取ったりする。
勿論、とんでもない所に行っちゃう時もあるのだが、
自分がちょっと足を使えば、オーバーで受けられるにやらない。
で、これを見ても注意しない。
これ両方とも、練習時間としては同じなんだよね。
で、どっちが質が高いのと言うと、歴然としてる。

3人でやる対人パスとかも、1人がその間を移動するが、
その間休憩かと思うような、まったりしながら走ってる。
トスをしたら全力で走って、ブロックフォローの構えで待つとかさ、
練習は工夫って出来るんだよ。
長い時間をやるのも良いが、通常、授業が終わってからの場合、
短い時間を工夫をする事で効果的な練習が出来ます。
ここでの分かれ道は、やるか、やらないかです(^^;;;
やる内容がね、簡単な事だけにね、明暗が出やすい。
やらないで、試合には勝ちたいが多いな(^^;;;

それと、もう一つの工夫は、練習メニューを分けているかです。
ビーバーズでは4年生までと、5・6年は分かれて練習する事が多い。
やるメニューが違うからです。特に合宿などでは体力も違うのでね。
私の娘はビーバーズに5年生の時に入りましたが、
それまで、バレー未経験だったので、当初は、下級生達と練習をしていました。

中高では、1年で入って来た子も、
2・3年生と同じメニューが多いよな(^^;;;
メンバーがいない所では、それも仕方が無いけど、
メニューは考えて上げた方が良い。

で、ここからはお願い。
特に高校でバレー部に入ってくる子は、
殆どが中学バレー経験者で、未経験では無いのですが、
未経験だった方が良かったと思ってしまうほど、
我流で変なクセを付けている子が多い。
その中でも、基本の基本、オーバー・アンダーね。
時に、オーバーが苦手って子が圧倒的に多いので、
中学の指導者の方々。
早く出来る様にしたい気持ちが十分に分かりますが、
基礎を十分に教えて上げて下さい。

出来る出来なかで指導するより、
やるかやらないかを指導する方が難しい。
ここが、指導者の分かれ道。
さっきの分かれ道は子供達で、今度は、指導者だね(^^)

一見、前者の方が指導してる様に見えるんだ。
後者の方は、時間掛かるし面倒。
ビーバーズに来てごらん、この両方をやる指導者達がいます。
私は、それが好きなんだ。
で、小学生がやれるのに、何でお姉さん達が出来ないのかなとも思う。
これを大人達に聞くとね、ビーバーズだからって一言で済ましちゃう人多いのよ。
でも、相手は全員もれなく小学生なんだけどね(^^;;;

それと、中高の子供達も見てきて、気が付いたのは、
合宿とか、ミーティングなどで、子供達が1人1人発言する機会があったりするが、
ビーバーズの子供達の方が、遙かに発言内容や言葉の使い方が上手です。
これも、指導の表れだと思います。

「次、お前」と言われ、自分の課題や、
チームの課題が理解出来て居らず何も言えない。
話したとしても前の子と同じですだったりする。
大人達が言う、だってビーバーズだから・・・で唯一感じるは、そこかな。
あの場面は、ホント、子供達が鑑だと思いますよ。

ビーバーズが目指してるのは強いチームじゃなく、感動するチームです。
これを目標にする子供達は、強さを求められるよりも大変な事だと思います。
それでも、頑張るのよあいつら(^^;;;;

中高バレーもね、強さを目指すって分かりやすくて良いもかも知れませんが、
感動するチーム作りにチャレンジするのも良いと思うよ。タイヘンダケド(^^;;;


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