ハイキュー!!烏野高校vs白鳥沢高校第3話「GUESS・MONSTER」

ゲス・ブロック。
あまり馴染みがありませんね。初めて聞いた？
何故なら、日本ではやってはいけないと教えられるからです。
なので、指導もされていません。
でもね、白鳥沢の天童君みたいにバシバシ決まると、
ゲスブロック良いじゃんと思うよね(^^;;;
実際、試合であれが、あの確立で決まったら、
スパイク決まるより嬉しいし、やられた方は、たまったもんじゃ無い。

多分、古館先生は、バレーの醍醐味である「駈け引き」を表現するのに、
ゲスブロックを使ったのだと感じます。
バレーはブロックだけに限らず、駈け引きは色々なポジションで行われいて、
リベロなどもポジション取りで、相手にわざとフェイク見せたりね、
「目は口ほどにものを言う」の裏を読んだり、読まれたり。
これは、かなりの高等技術ですが、これ、バレーの醍醐味だと思います。

この駈け引きに欠かせないのが、状況判断です。
ブロックで言うと、ギリギリまでセッターを（？）が、リードブロックです。
さて、（？）に入る語句はなんでしょう？
それに対し、ゲスブロックは？

（？）に入る語句は「見て」で、状況判断で一番確実な行いです。
試合中に、お前らも良く言われてるよね「見ろ！」って、
この時は、相手だったり、ボールだったりだな(^^;;;
先生達は、お前らに状況判断をしろと言っています。
では、ゲスブロックの時はどう？
リードブロックは、トスを見極め、即座に対応するですが、
ゲスブロックは、まだトスは上がっていない。

状況判断能力の究極は、
まだ、行われていないプレーに対する判断。
天童君は、この能力を持っている。みんなも、あるんだけどね(^^;;;
ただ、それは俗に言われる山勘（ヤマカン）に近い物で、
「当たるも八卦当たらぬも八卦」なんだ。
天童君の能力は、ただの山勘では無く、自分なりの根拠がある。
それは、経験から来る物だったり、訓練して来た物。
まあ、あのクラスの選手だと、天性なのかも知れません。
何せ、MONSTERですから(^^;;;

サッカーで、ボールを持ってる人が、敵に対して、
どっちに蹴るか分からないよと、足を目まぐるしく動かすプレーあるでしょ。
何て言うプレーか名前は知らないけど(^^;;;
あれね、ズブの素人には、あまり通用しないって聞いた事があります。
駈け引きに乗ってこないと言うより、乗れない人って事だろう。
なので、今回のゲスブロックの攻防も、
影山君と天童君ならでは、それと、月島君達だから面白いのかも知れません。

この山勘の確立を高める練習をしていますか？
普段、先生方は、相手を見ろと言う言葉に置き換えています。
が、実際には、相手を見て判断しろですが、それを高める練習。
以前にも、ここで書いた事がありますが、
まずは、相手を見ると言う「間」を作る練習からなんだろう。
ここでは、長くなるので端折ります。

さて、今回はバレースタイルの話も出ていました。
今は当たり前の様に使ってるシンクロなど、所謂、立体バレー。
もう一つは、小賢しい技など使わない、オープンバレーです。
みんなの所は、どう？
体格差などもあるので、世界を相手にするには、オープンバレーでは通用しない。
逆に、体格に恵まれた外国のチームが、立体バレーをする時代だからね。
そこを全日本も追求しきれないでいる現在です。

では、中高生達は？
確かに、強豪校にいるエース達は、体格も良いし、能力も違う。
で、そこに勝つにはと考える。
体格も劣るし、個人の技量も違うので、全員バレーで対抗する。
速攻、時間差、バックアタック、ブロードなど、
多種多彩な攻撃パターンを練習し、対抗する。
烏野の超人速攻も、その一つで、
みんなの所も、今いるメンバーで出来る得意技を作ろうと練習してる所が多い。よな？
ただ、ここで基本を忘れちゃうと、器用貧乏なバレーに成りがちです。
確実な物を、確実に積み上げて行く。それには、時間が掛かります。
一度出来たから、一度出来なかったからに成らない様に、積み上げましょう。
なので、みんなゲスブロックは、しない方が身の為です。

牛若君がいて、天童君みたいなモンスターが出てくる白鳥沢に、
2セット目は、互角に渡り合う烏野ですが、見てる印象からすると、
烏野は、分があまり良くない描き方をしています。これ、作者の作戦だな(^^;;;

1つ、描き方に違和感があったのが山口君のサーブ。
ボールが放たれる場面は、ボールは回ってるが、
ネットを超える瞬間、回って無いのは、ちょっと違和感感じちゃった(^^;;;;
それと、白鳥沢の鷲匠先生が喋った瞬間ね、ﾊﾋﾌﾍﾎ~~~が出て来ちゃったよ(^^;;;;

第4話「月の輪」
いよいよ3rdシーズンのキーマンにスポットライトが･･･。