木を見て・・を見ず

考査明けの土曜日、久々に練習に顔を出した。
午前練習で、葛総へ行く前、東金町小へ寄って届け物をしてから
体育館に向かった。


毎度の事だが、考査1週間前から部活は活動出来ない。
なので、週を跨いで子供達に会う事に成る。
それは、顧問やゴリも同じで、教官室に入る時、
いつも、少し緊張している私です（＾＾；；；；；；；；；

練習が始まった。
暫くすると、サーブと3人がコートに入り、レセプションの練習。
この練習で、毎回、同じ事を感じてしまう。
いつもだったら、練習を止めて話しをしていたが、今日は、しなかった。

それが終了し、サーブの練習の時。
キャプテンと部長を呼び、ホワイトボードに
「木を見て、＊＊を見ず」と書き、＊＊に当てはまる文字を聞いた。
今の子供達は、ホント言葉を知らない。
やってる途中で、数人が来たが、誰も知らないと言う（＠＠）
「花」「枝」「根」色々と当てずっぽうで答えを言うが、誰1人正解者はいなかった。

そして、正解を2人に教えた。

「お前達が、さっきやっていたサーブとレセプション練習だけどな、
3人入ってと言うには、意味があるだろう。
人と人の間の処理とか、空間認知力を高めるとか・・・。
それぞれ、個々に意識を持って、上手く成る為に練習をしてるのは分かる。
でも、3人入った時は、それだけじゃダメ。
1人1人の事だけに、気を捕らわれていてはダメって事だ。
全体を見ていかないとな。64なら、さっきの練習で勝ち取れる。
でも、32以上に入りたいなら、木である個人力だけでは勝てない。
＊＊であるチーム力を上げなくちゃ、絶対に勝ち残れない」

これ、子供達には毎回言ってるんですが、忘れちゃうのだろうね。
ここまで来て、叱り飛ばして仕方が無いので止めたのだが、
自分達で、練習方法を考えたり、戦法を考えたりするのは良い事。
だが、その発想も地に足が付いてないと、諸刃の剣に成っちゃうんだよ。

とは言え、試合は今週末。
そう言う所も、全部引っくるめたお前達で戦うしか有りません。
一つ言えるのは、やって後悔と、やらないで後悔とでは、後味が違います。
どのチームも、その全てで戦うのですが、その中で、頭一つリードしたいのなら、
一つ一つに、クヨクヨ感を持たず、思いっきりやれるかが鍵でしょう。
明日の練習試合に顔を出せませんが、どうなる事やら・・・。
試合を占う大事な練習試合です。頑張りましょう。

さて、タイトルの＊＊の所に入る言葉ですが、
高校生でも知ってる人はいるでしょうが、みんなはどう？分かった。
答えは「森」です。
小さい事ばかりに目が行って、全体が見通せないと言う物の例えです。