公立大会予選リーグ一日目終了 [高校バレー]
ウチのベンチが動いた。
「えっ！」上から見ていた、私の鼓動が一気に高鳴った。
顧問に呼ばれ、メグがベンチコートを脱いだ。
私は、ベンチを真横から見える所まで急いで移動した。
そして、顧問がメンバーチェンジを告げ、メグがコートへ・・・。
あの子が帰って来た瞬間だった！
「おかえり、メグ」
私はシャッターを何度も押したが、涙で殆どがピンボケだった（＾＾；；；
ピンチサーバーでの出場だったが、正確には、この新チームでの
デビューも兼ねた一瞬だった。この子は3年生達が引退する前に怪我をした。
そして、新チームに成り、夏季大会を迎えた時、この子は病院の
ベットでその時を迎えた。当然、怪我がなければ、スタメンのメンバーとして
顧問は構想していたはずの子だった。
そのメグがコートに立てた事は、この日、何より私には嬉しいサプライズだった。
あの子の性格を考えると、この時を迎えるまで、どんな気持ちだったのか
人には言えない、人には言わない、色々な事があっただろう。
それでも、コートに入れない悔しさを、自分が今出来る事を精一杯やりながら
堪え忍んでいた。それは仲間のサポートに他ならない。
ところが・・・・・・・。
コートでプレーしている子供達から、その喜びや嬉しさや必死さを
感じる事が出来なかった。
2試合目が終了した時、私はそれがとても我慢成らなかった。
終了後、直ぐさまコートへ降り、子供達に言った。
「メグが帰って来て、喜んでいるのはオレだけか？」
特に上中の二人。
同じ中学から、同じ高校へ、同じバレー部に入った。
他の仲間とは、また一味違う物が有るはずだと感じる。
新チームが出来る時、誰もがメグが外れる事を承知していた。
それを覚悟し、その分も私達が頑張ると決意したチームな筈だった。
で？そのメグが帰って来た時？
お前達のしていたバレーは、この間の美原での練習試合の時と全く同じ。
6人が6人共、てんでバラバラ。誰かが誰かを気遣うとか、
仲間を信じるとか、思いやるとか、全く無し。
あの時の事が教訓として、全く活かされていない。
まして、メグが帰って来たこの大事な試合を、絶対に勝つんだと言う
意識など微塵も感じられなかった。
勝つとか負けるとかは、付いて来る物だが、
仲間の事を考え、頑張るぞとか、勝利をメグの復帰祝いにしようとか
思わねえのか。
そんな、お前達を見ていて、無性に情けなく、涙が出て来た。
バレーを通して、勝つ喜びであったり、負けた悔しさであったりを
味わいながら、最終的に、自分達は何を得て行くのか？
それは、すぐ横にいる仲間達との絆だろう。そんな事を、口でお前達に、
いちいち、こうして話しをしている自分に腹が立った。
お前達の前で久々に感情を出し怒った。
世の中、とかく自分の事で精一杯です。ご多分に漏れず私も同じ。
時期が来れば、何れお前達も同様なのかも知れません。
でも、俺には、仲間がいる。共に気遣ったり、ケンカをしたりしながら
無二と呼べる友達がいる。
それは、今のお前達と同じ時期に、何気ない日常で培って来た物です。
もっと、仲間と言う事、友達と言う事にピュアでいてくれ。
オレが、お前達に出来るのはここまで。後は知らねえぞ。
赤ん坊じゃ有るまいしな、気付いてくれたと思う。
もしかすると、気付いていたのかも知れない。
3試合目のお前達のプレーから、少し感じる事が出来ました。
この日、3戦全勝。1位で通過しました。良かったな、おめでとう！
勝つ事だけが一番じゃ無いと言う事。勉強に成ったでしょうか？
仲間を大事に気遣う事が出来るチームには、自ずとその勝利が付いて来る物です。
メグだけでは無く、この日コートに立つ事の無かったメンバーは
お前達のベンチコートをたたみ、精一杯の応援をしていました。
仲間を気遣うと言う、感謝の気持ちを忘れず、
これからの試合に、全員で臨んで行って欲しいと思います。
私は、葛総の応援をして来て、この日、初めて声が枯れました（＾＾；；
「えっ！」上から見ていた、私の鼓動が一気に高鳴った。
顧問に呼ばれ、メグがベンチコートを脱いだ。
私は、ベンチを真横から見える所まで急いで移動した。
そして、顧問がメンバーチェンジを告げ、メグがコートへ・・・。
あの子が帰って来た瞬間だった！
「おかえり、メグ」
私はシャッターを何度も押したが、涙で殆どがピンボケだった（＾＾；；；
ピンチサーバーでの出場だったが、正確には、この新チームでの
デビューも兼ねた一瞬だった。この子は3年生達が引退する前に怪我をした。
そして、新チームに成り、夏季大会を迎えた時、この子は病院の
ベットでその時を迎えた。当然、怪我がなければ、スタメンのメンバーとして
顧問は構想していたはずの子だった。
そのメグがコートに立てた事は、この日、何より私には嬉しいサプライズだった。
あの子の性格を考えると、この時を迎えるまで、どんな気持ちだったのか
人には言えない、人には言わない、色々な事があっただろう。
それでも、コートに入れない悔しさを、自分が今出来る事を精一杯やりながら
堪え忍んでいた。それは仲間のサポートに他ならない。
ところが・・・・・・・。
コートでプレーしている子供達から、その喜びや嬉しさや必死さを
感じる事が出来なかった。
2試合目が終了した時、私はそれがとても我慢成らなかった。
終了後、直ぐさまコートへ降り、子供達に言った。
「メグが帰って来て、喜んでいるのはオレだけか？」
特に上中の二人。
同じ中学から、同じ高校へ、同じバレー部に入った。
他の仲間とは、また一味違う物が有るはずだと感じる。
新チームが出来る時、誰もがメグが外れる事を承知していた。
それを覚悟し、その分も私達が頑張ると決意したチームな筈だった。
で？そのメグが帰って来た時？
お前達のしていたバレーは、この間の美原での練習試合の時と全く同じ。
6人が6人共、てんでバラバラ。誰かが誰かを気遣うとか、
仲間を信じるとか、思いやるとか、全く無し。
あの時の事が教訓として、全く活かされていない。
まして、メグが帰って来たこの大事な試合を、絶対に勝つんだと言う
意識など微塵も感じられなかった。
勝つとか負けるとかは、付いて来る物だが、
仲間の事を考え、頑張るぞとか、勝利をメグの復帰祝いにしようとか
思わねえのか。
そんな、お前達を見ていて、無性に情けなく、涙が出て来た。
バレーを通して、勝つ喜びであったり、負けた悔しさであったりを
味わいながら、最終的に、自分達は何を得て行くのか？
それは、すぐ横にいる仲間達との絆だろう。そんな事を、口でお前達に、
いちいち、こうして話しをしている自分に腹が立った。
お前達の前で久々に感情を出し怒った。
世の中、とかく自分の事で精一杯です。ご多分に漏れず私も同じ。
時期が来れば、何れお前達も同様なのかも知れません。
でも、俺には、仲間がいる。共に気遣ったり、ケンカをしたりしながら
無二と呼べる友達がいる。
それは、今のお前達と同じ時期に、何気ない日常で培って来た物です。
もっと、仲間と言う事、友達と言う事にピュアでいてくれ。
オレが、お前達に出来るのはここまで。後は知らねえぞ。
赤ん坊じゃ有るまいしな、気付いてくれたと思う。
もしかすると、気付いていたのかも知れない。
3試合目のお前達のプレーから、少し感じる事が出来ました。
この日、3戦全勝。1位で通過しました。良かったな、おめでとう！
勝つ事だけが一番じゃ無いと言う事。勉強に成ったでしょうか？
仲間を大事に気遣う事が出来るチームには、自ずとその勝利が付いて来る物です。
メグだけでは無く、この日コートに立つ事の無かったメンバーは
お前達のベンチコートをたたみ、精一杯の応援をしていました。
仲間を気遣うと言う、感謝の気持ちを忘れず、
これからの試合に、全員で臨んで行って欲しいと思います。
私は、葛総の応援をして来て、この日、初めて声が枯れました（＾＾；；
感動した時、感激した時、今の子供たちは、それを素直に表に
出すことを出来る子が少ないですね。きっと皆何かを感じてはい
るのでしょうけど。思いっきり出しちゃえばいいのに、そうすりゃ
あもっと大きな感動を得られるのに。
まつパパさん、素晴らしいシーンをありがとうございます。このジ
ジイも感動しました。がんばれメグちゃん！
１９日の本大会まで頑張ってください。応援行くかなあ、行きた
いな筑波大附属。
by ７クレイン (2012-02-11 09:06)
7クレインさん、こんばんは。
いよいよ二日目です。明日は各チームのキャプテンが
朝、組合せのくじ引きをし、対戦チームが決まります。
どこと当たるのか楽しみですが、ウチはどことやるにしても
自分達が出せるよう、頑張るだけですね。
本日、明日の試合を想定した練習をやりました。
顧問の口からも、厳しい言葉が飛び交っておりました。
気合は十分だと思います。
by まつパパ (2012-02-12 00:35)